はじめまして!
鳥取大学地域学部の砂見亮です。 森田八雲です。
僕たちは大学の4年間を鳥取で過ごすうちに、喫茶店、カフェを60軒以上回り、鳥取のまちにはたくさんの魅力的な喫茶店、カフェ、そしてコーヒー文化があることに気づきました。
ですが、こうした鳥取の魅力的なお店を知らないまま卒業していく大学生も周りには多く、実にもったいないと感じています。
そこで今回僕たちは、「珈琲のまち 鳥取」の魅力を詰め込んだ冊子・コーヒーマップを作りたいと考えています。
喫茶店やカフェのマスターに対して、お店の歴史やこだわりについてのインタビューを行い、それらをまとめることによって「珈琲のまち 鳥取」の記憶と文化をまとめた冊子を作ります。冊子には周辺の街並みの写真を添え、鳥取のまちの空気を楽しむことができるようにしたいと考えています。
この冊子は、鳥取市内の喫茶店・カフェに設置させていただくことで、そこを訪れた方に読んでいただき、他のお店にも回りたくなったり、また鳥取市を訪れたくなったりするのを狙いとしています。
また、コーヒーマップには鳥取市中心市街地のカフェマップを掲載し、参考にしながら街歩きを行える内容とします。
コーヒーマップは先述の喫茶店・カフェはもちろん、駅・空港・砂丘の施設などにも設置することで、観光客の方への波及効果を狙います。
この冊子・コーヒーマップをきっかけとして、鳥取の人や市外、県外の人たちに「珈琲のまち」を知ってもらい、興味を持ってもらい、まち歩きを楽しんでもらうことがプロジェクトの目標です。
鳥取のコーヒー文化
鳥取市は2015年の家庭でのコーヒーへの支出金額ランキングで全国1位になっています。
鳥取をはじめとして山陰地方には、かつてよりお茶文化が残っており、毎日10時や15時にはお茶・コーヒーを飲む習慣のある家庭が非常に多いです。
また鳥取市内の喫茶店では、朝方にはモーニングサービスを楽しむ方、昼時にはランチ、夕方にはディナーを楽しむ方の姿が多くみられます。
家庭・喫茶店の両方でコーヒーを楽しむ文化が鳥取には根付いているといえます。
一方で、若い世代には必ずしもこうした文化が受け継がれているとは言いがたく、鳥取の魅力的な喫茶文化に気づかず鳥取を離れてしまう人も少なくありません。
2014年には地元観光名所の砂丘をテーマにした喫茶店の「すなば珈琲」が開店し、2015年5月にはスターバックスの県内初出店が話題になりました。また、オーストラリアのコーヒーチェーンであるマズバズコーヒーの国内第一号店が開店したこともあり、鳥取市は今「コーヒー」の話題で持ち切りです。実際、こうしたお店には、連日人がつめかけています。こうした新しいお店ばかり話題が集まる中で、古くから営業する他の鳥取の名店達も知ってもらいたい!と思っています。
また、新たなお店ができる陰で、閉店してしまうお店も出てきています。鳥取市のメインストリートで長年営業していた丸福珈琲店が平成26年に閉店したことは、地元紙に取り上げられ、市長の定例記者会見でも取り上げられるほどの市民の重大な関心事となりました。こうした老舗喫茶と、街の記憶を残したいとも思っています。
また、鳥取の喫茶文化やコーヒーが飲めるお店の詳しいガイドといった本・出版物がかなり少ないこともあり、観光に来た方が「喫茶店に行きたい!」と思っても参考にできるものが少ないのが現状です。
(森田)僕が下宿を始めた頃に、大阪にいる祖父母が鳥取まで遊びに来てくれたことがあります。僕の祖父母は喫茶店を訪れるのが好きなので、鳥取に来た際もどこか喫茶店を寄ると言っていました。しかし、鳥取で合流した際に尋ねると、どうも喫茶店を見つけられなかったというのです。まだコーヒーを飲めなかった当時の僕は、「鳥取って喫茶店が多いって聞いてたんやけど…」と答えるにとどまりました。
後に鳥取駅の辺りを歩いたりするようになってから、「なんや、この辺いっぱい喫茶店あるやん!」と、鳥取の喫茶店の多さに気付いたのですが、それを知るまでに随分と時間がかかりました。僕の場合、その情報を手に入れる機会が無かったからです。同様に観光客の目線で考えても、ガイドブックやマップにも載っておらず、車で通ることの少ない駅周辺の喫茶店にたどり着くことは難しいはずです。
僕の場合、祖父母に鳥取のコーヒーを楽しんでほしいと思ったのが原点です。そこから今では、多くの人に鳥取の喫茶店を知ってもらい、コーヒーを飲みに来てもらいたいと考えています。
鳥取の魅力を再発見したい
(砂見)僕の中学や高校の同級生達は、多くが「鳥取には何も無いから」と言って鳥取を去って行きました。
また、大学の同級生達も、ほとんど鳥取の魅力的なお店を知らないままに卒業を迎え、鳥取を離れてしまいました。また、先述の森田君の祖父母のように、せっかく鳥取を訪れても、鳥取の魅力に気づかないまま帰ってしまうというような話も時折聞かれます。
このことをずっと僕は、もったいないと同時に寂しいとも感じていました。
こうした現状を少しでもよくしたい、鳥取の魅力のひとつである、コーヒー文化に皆が気付いてほしい、という二人の思いからこのプロジェクトを開始しました。
鳥取市のコーヒー文化を楽しむきっかけを作りたい!
先ほどお書きしたように、鳥取市には魅力的なコーヒー文化があるにも関わらず、埋もれつつあるのが現状です。
この冊子・コーヒーマップを読んで鳥取市内に住む方が読み、喫茶店に通う人が増える。
鳥取市外から観光に来た人がこの冊子・コーヒーマップを読んで、魅力的な喫茶店・カフェに行くようになる。
こうした流れを起こして行ければ、より鳥取の喫茶店文化が発展していくように思います。
僕たちは鳥取のまちのコーヒー・喫茶店・カフェが好きです!
鳥取のまちには、都会よりもゆったりとした雰囲気が流れています。
その鳥取のまちを歩いて、喫茶店のドアをあけると漂うコーヒーの香り...
そこで交わされる、たわいないおしゃべり...
そいういう「余裕」といってもよい「余白」にこそ、
鳥取のまちのよさ、暮らしやすさがつまっています。
この「なごみ」、「リラックス」を他の人達にも感じて欲しい!!と思っています。
僕達の鳥取大学生活の最後のチャレンジを、
是非応援よろしくお願いします!!
スケジュール
2016/2/22 取材・編集作業開始
2016/3/3 クラウドファンディング開始
2016/3/31 取材作業終了
2016/4/17 クラウドファンディング終了
2016/4/18 印刷・製本作業開始
2016/4月下旬 印刷・製本作業終了次第 各所に配布開始
【代表者】砂見亮 森田八雲
【HP】http://tottoricoffeguide.wix.com/tcsc
【Facebook】http://www.facebook.com/torinocoffeeculture
最新の活動報告
もっと見るマップ/冊子のweb版を公開しました。
2016/06/23 22:36http://tottoricoffeguide.wix.com/tcsc#!blank-3/jfhip プロジェクトホームページにて、鳥取市中心部喫茶店・カフェマップおよび冊子のPDFデータを公開しました。 (googleDriveにて) 冊子(直リンク) https://drive.google.com/file/d/0BzjbT6EjWhaUWHZuZW1BdklWQ2c/view?usp=sharing マップ(直リンク) https://drive.google.com/file/d/0BzjbT6EjWhaUaWNjVTdsNTFZSTQ/view?usp=sharing これで、マップを忘れて街に出て来てしまった時も安心ですね! なお、こちらのweb配布版はどなたでも利用可能です。 興味の有りそうな方にはぜひ、シェアしてあげてください! もっと見る
FAAVO鳥取のパンフレットに載りました
2016/06/15 10:27リターン品はそろそろ支援者の皆様のお手元に届いたころかと思います。 県民活動活性化センターさんの作成された、FAAVO鳥取のパンフレットに僕達の活動を載せていただきました! 直売八百屋の野村さん、神楽研究会の徳林さんといったそうそうたる方々と一緒に載せていただけてます笑 もっと見る
配送準備完了&コースターとコーヒー豆
2016/06/01 13:09サポーターの皆様、お待たせして申し訳ございません。 配送準備もほぼ終え、後は郵便局に持って行くだけです。 本日はコースターをご紹介。質感のいい紙コースターで、モアレも少なくくっきりとお馴染みのイラストが印刷されています。サイズは一般的なコースターと同サイズ。CDショップで配っていたウェザーリポートの紙コースターと並べてみました。ほぼ同サイズです。 また、阿部珈琲特製コーヒー豆は100g。挽いてもらうか豆のままかすごく悩みましたが、支援者の方全員が豆を挽く機械を持っているとも限らないかと思ったので挽いてもらいました。100円ショップ・スーパーなどで売っているドリップパックを使用すればアラ不思議簡単に本格コーヒーが楽しめます。約10杯分ですね。余分に注文しといた分で先ほど僕も飲んでみましたが、なかなか美味しい!阿部珈琲さんとブレンドの相談を繰り返した甲斐がありました。 お返しの品は、全て本日午後発送予定です。 (砂見) もっと見る