日本神話に登場する神様の名前は漢字やカタカナばかり・・・。
しかも漢字は難しく、カタカナは読みにくい。
舌を噛みそうな名前も多く、暗記するのも大変ですが、
イメージを浮かべて読んだら案外スッと入っていきますよ。
それでは今回阿多隼人まつりに登場する主な神様たちを簡単にご紹介します。
まつりの主人公ではないのですが、主役級に匹敵する俳優(わざをぎ)を紹介します。
※日本では芸能人は、俳優(わざをぎ)と呼ばれていました。
身振りおかしく歌ったり舞ったりして人を楽しませること、その役の人のことをいいました。
「俳」は常識にそむいた一風変わった振る舞い。
「優」は面を付けて舞う役者のこと。
第一回目はアメノウズメノミコトです。
有名な天岩戸(あまのいわと)伝説にも登場します。
太陽神アマテラスが弟のスサノオの乱行に困り果て、岩の中に隠れてしまい世の中が真っ暗になりました。八百万(よろず)の神様が集まり思案します。
そこでアメノウズメは岩戸の前で一肌も二肌も脱ぎ、官能的な踊りを大胆に踊りました。
それに歓喜した神様はやんやの喝采。
その騒ぎに驚いたアマテラスがやっと岩から出ました。
(また中には入らないように縄をしました。そこからしめ縄といわれるようになりました。)
やっと世界に陽が戻り、世の中が明るくなりました。
以来アメノウズメは芸能の神様、神楽の祖神と呼ばれています。