吹上ワンダーマップ10
はじめに
はじめまして。吹上ワンダーマップ実行委員会代表、情熱家の博多 和宏と申します。
職業:情熱家と聞くと「何やってるの?」と疑問に思うかもしれませんが、衣服作品の制作、絵画制作、立体造形、デザイン、作曲、パフォーマンス、舞台演出、イベント企画等、多種多様な創作・表現活動を生業にしており、その全てが僕の情熱から生まれるものなので「情熱家」という肩書きを名乗っております。
僕は2008年から「ワンダーマップ 」というプロジェクトを立ち上げ、取り組んでおります。その一環で毎年鹿児島県の吹上町で「吹上ワンダーマップ」という芸術祭を開催しているのですが、2018年の2月で10開催目(10周年)を迎えることとなりました。吹上町内外の皆様に愛され、大きなご理解とご協力のもとに10年継続することができた芸術祭です。記念すべき第10回開催を大いに盛り上げさせていただきたいと考え、この度FAAVOでクラウドファンディングに挑戦することを決意しました。
10年の想いが詰まったページになります。少々長くなってしまいますが是非ご拝読いただけると幸いです。そしてプロジェクトにご賛同いただければご支援をお願いいたします。
※情熱的な田植え
ワンダーマップ プロジェクトとは?
アートによって地域の魅力を高めるプロジェクトです。
芸術祭を開催することで交流人口を増やしますがワンダーマップはそれだけではありません!
まずは地域住民の皆さまにアートやアーティストを通じて地域の魅力を知っていただきます。
そしてその魅力を自らの手で外に発信することをアーティストがサポートします。
さらに元からある魅力を素材に地域住民とアーティストが協働して新しい魅力を創造します!
ワンダーマップはただ芸術祭を開催して一時的な交流人口を増やすのではなく、年間を通して地域の魅力を共有する取り組みを行い、芸術祭の中でアートを通じてその魅力をPRするのです。
☆意義・目的☆
「芸術による地域振興・地域つくりの実践」をテーマに地域とアーティストが密接に関わりながら文化的、経済的、精神的、環境的に魅力のある豊かな地域を創造することは、地域を輝かせ、住民が誇りと自信と愛情を持てる地域の創造に繋がります。また、アーティストと地域が互いに感謝し合える関係を築き、アーティストの社会的地位を向上させる事も目的の一つとしております。
☆プロジェクトの理念☆
① 住人が自信と誇りと愛情を持てる地域をつくる。
② 来訪者(来町者)が喜び、満足していただける地域をつくる。
③ アートで地域を精神的、経済的、文化的、環境的に豊かにする。
④ 多くの人々が喜びと豊かさを共有し、互いに感謝し合える関係をつくる。
⑤ 芸術の可能性を探り、その実現に向けて行動する。
この5つの理念を基にワンダーマッププロジェクトを運営しております。「芸術による地域振興・地域つくりの実践」をただの耳触りのよい言葉で終わらすので はなく、どのような意識を持って取り組み、どのようにして実現していくのか?行動の指標、何かを選択するときの基準としてこの5つの理念は揺るぎないものとして存在します。
☆WANDER(散策) MAP (地図)☆
〜散策したくなる地図(ガイドブック)〜
ワンダーマップのワンダーは「wander= 散策、ぶらぶら歩く」です(「wonder=不思議、驚く」ではありません)。マップは「map=地図」です。 多くの人が興味を持ち、その土地を散策(ぶらぶら歩く)したくなるような地図(ガイドブック)をつくる事で内外の人々に地域の魅力を伝えます。また、ワンダーマッププロジェクトの活動の中で創造した「新しい魅力」を地図(ガイドブック)で紹介する事で、それを読んだ人・見た人がその地域を訪れる事を促すことも目的としております。
WANDER MAP PROJECTではその名の通り散策する為の地図(ガイドブック)を作ります。本来、散策とは何の目的も無くぶらぶら歩く事を指すので、その為のガイドブックというと少し変に聞こえるかもしれませんが、何の目的が無くてもそこを歩きたくなる、何の目的なく歩いても様々な発見があり、出会いが訪れるような地域(環境)と地図(ガイドブック)と同時進行でつくりたい・つくり続けたいと考えております。
※商店街の店舗を紹介するページ。商品よりも人を前面に出す。
※吹上町を1日かけて楽しむコースの提案(2017では4ルートを提案)。吹上町の石を巡るコース。
※吹上美人MAPのページ。
〜地域の魅力=人の魅力〜
地域の魅力とは何か?地域の魅力をPRする地図(ガイドブック)を制作するにあたり、その魅力をどう伝えるか?
の以前に、そもそも何が地域の魅力なのか?を考えました。大自然が創った奇跡の様な風景、歴史的・文化的な史跡、美味しい食べ物、温泉等。どれも素晴らしい魅力ですが、ワンダーマップでは「地域の魅力はそこに暮らす人々がつくるモノ、一番の魅力は人である」という結論に至りました。魅力的な土地には魅力的な人々がいます。逆に言えば魅力的な人が沢山暮らしている地域は魅力的な地域なのです。ワンダーマップでは地域に暮らす魅力的な人々を通して、地域の様々な魅力を紹介します。
※藁細工作りの名人 川原 トミ子さん
☆人の魅力とは?☆
〜「地域に暮らす人々が魅力的である」とはどのような事なのか?〜
「地域の魅力はその地域に暮らす人々が創るモノ」と書きましたが、具体的にはその魅力はどのようなものなのか? 当プロジェクトでは、「地域の魅力をつくる『人』の魅力」を下記の4つと考えました。
① 地域の素晴らしさ(自然や文化、面白い人等)を知っている。
② その素晴らしさを自身の表現で伝える事が出来る。
③ 来訪者を笑顔で迎える。
④ 来訪者を礼儀正しく迎える。
上記の4つの項目をワンダーマップのホスピタリティーとして、プロジェクトを通じて住民と共有します。 魅力をつくるという事は特別な技能が必要という訳ではありません。この4つの項目は普段当たり前に心がける事だと思いますが、その「おもてなし」の心が 多くの住民に浸透した時、そのまちは特別(魅力的)なまちになると考えます。
※吹上ワンダーマップのおもてなしを担当する野首地区婦人部の皆さん
地域の魅力とは「人と人とのコミュニケーションの中から生まれるもの」
と、ワンダーマップでは考えております。
そのコミュニケーションの為の素材や話題、きっかけ創りをアートを通じて行っております。
吹上ワンダーマッププロジェクト
発端
2007年の夏に情熱家(アーティスト)の博多 和宏が野首地区公民館(旧野首小学校)敷地内にアトリエを構え、自身の創作活動の拠点としました。敷地内には小学校時代に使われていた体育館があり、公民館の職員によって整備され非常に綺麗な状態を保っていました。しかし体育館は季節ごとの行事では利用されていましたが、普段はあまり活用されていませんでした。そこで2008年の夏に「体育館で芸術」という催し(グループ展)を博多が開催しました。
体育館で芸術(2008)
「体育館で芸術」には鹿児島県内を中心に活動する20数名のアーティストが参加したのですが、メンバーの中に吹上町に所縁のある人間が数名いました。せっかくの機会だったので単発のグループ展ではなく、継続的なものにしていこうと2008年の冬に吹上ワンダーマップを立ち上げました。ワンダーマップのWANDERは「散策」、MAPは「地図」です。アーティストの作品を観に来たついでに吹上町を散策してほしいという想いでこの時は企画名を名付けました(プロジェクトの発展により後にコンセプトは変更します)。
※会場の様子
第1回 吹上ワンダーマップ(2009)
「体育館で芸術」の来場者は主に吹上町外からの来場でした(参加アーティストの繋がりだけで広報したため)。当初の吹上ワンダーマップでは町外からのお客様を想定していました。せっかく吹上町まで来ていただくのだから体育館内で作品だけを鑑賞してすぐ帰るのではなく、ゆっくりと滞在してもらいたいと考え体育館内でのカフェを企画しました。
ところが当時、野首地区公民館体育館は教育施設に分類されていた為、カフェの営業許可はおりませんでした。無償で提供するなら問題ないと言われたのですが、そのような資金もなく諦めかけていたところ公民館の支援員さんに野首地区婦人部の皆さんを紹介していただきました。
野首地区婦人部の皆さんに事情を話し協力をお願いしましたらご快諾をいただき、体育館内でのおもてなしを担当していただけるようになりました。この時からアーティストと地域住民との交流がスタートしました。
また、吹上ワンダーマップ開催にあたり、吹上町の商店街や温泉旅館組合の皆様にご協賛のお願いに回りました。最初は吹上町出身の参加アーティストの親戚を頼りに、そこからどんどん人を紹介していただき協力者を増やしていきました。
そうして2009年2月に第1回の吹上ワンダーマップを開催しました。
第1回の吹上ワンダーマップには鹿児島県内を中心に活動する34組のアーティストが参加しました。
外観とのギャップを出すために体育館の照明を落とした為、各作品にはピンポイントで光を当てたり、作品自体が光を発するものとなりました。
その空間で野首地区婦人部によるおもてなしとしてお茶とふくれがしが振る舞われたのですが、来場者からは展示作品以上にそのおもてなしが好評を博しました。また、地域の皆様に協力を仰いだことが功をそうし、吹上町内からも多くの方にご来場頂けました。
この体験(婦人部のおもてなしが好評だった事、吹上町ないから多くの来場があった事)はその後のワンダーマッププロジェクトに大きな影響を与えました。
アーティストが自身の作品を展示することのみを目的にスタートした企画は、野首地区のおばちゃん達(婦人部の皆さま)との出会いで大きく趣旨を変え、吹上町内外の多くの皆様に楽しみにしていただき、応援していただけるプロジェクトになりました(※過去9開催の沿革はレポートにてお伝えいたします)。多くの方のご理解とご協力があったからこその10周年です。感謝の気持ちを作品に込め、来場者に楽しんでいただき、吹上町を世界へ発信し、吹上町から鹿児島を豊かに、九州を豊かに、日本を豊かにしていけるような芸術祭を吹上町の皆さま、そしてご支援していただける皆様と一緒につくりたいと考えております。
※FWM2017サテライト会場「聚福園」の作品。 担当:みなみ りょうへい
過去9回の成果
9回の開催の中で様々な事業に取り組み、多くの成果をあげてきました。
☆実施企画一覧☆
◯ 吹上町全体を会場とした芸術祭の開催。(2009〜2017)
◯ 吹上町のガイドブックの制作・発行。(2010〜2017)
◯ 地域の婦人部によるおもてなし。(2010〜2017)
◯ アーティスト イン レジデンスの実施。(2010〜2017)
◯ アーティストがガイドを務めるバスツアーの実施。(2010、2015)
◯ 町内企業とのコラボレーション。
・西酒造「宝山」の限定ラベル制作。(2010〜2013)
・そば茶屋 吹上庵「ワンダーマップ限定メニュー」(2012)
◯ スペシャルライブの公演。(2011〜2017)
◯ 新特産品開発のサポート。(2011)
◯ 廃校の校歌復活プロジェクト。(2011、2013〜2015)
◯ ボン・ダンス大会の実施。(2012〜2017)
◯ 野首地区夏祭りのサポート。(2012〜2017)
◯ 吹上うみがめアートコンテストのサポート。(2013〜2017)
◯田の神様ご立派ランキング制作。(吹上町の全田の神様の記録)(2013)
◯ サルッコン吹上(小学生との協働)の実施。(2014〜2017)
◯ 船木神社の模型船をアーカイブ。(2014)
◯ 町内の店舗を紹介する魅力チラシの制作・配布。(2014〜2017)
◯ 吹上るポスターの制作・吹上るポスター展の開催。(2015)
◯ UFA(園児との協働)の実施。(2016〜2017)
◯ 吹コレ(高校生との協働)の実施。(2016)
◯ 町内の農園の作物を使った料理の開発とランチの実施。(2016)
◯ テーマを「PLAY」として遊べるアート・触れる作品を展示。(2017)
◯ 吹上町の魅力を遊びながら学べるアプリ「FUKIAGAME」の開発(2017)
☆成果一覧☆
◯ のべ200名(総勢90名)を超えるアーティストが吹上町で滞在制作を行った。
◯ 2010年からガイドブックを毎年制作、発行。吹上町の様々な魅力を紹介するとともに、新しい地域の魅力を創造する企画に取り組み、それを内外にPRした。(現在までに8冊、累計 15,000部発行)
◯ ガイドブックを見た方が、実際にその場を訪れる様になった。
◯ 町内の人たちがガイドブック掲載店を利用する様になった。
◯ 吹上町の知名度UP。…ワンダーマップの活動により全国メディアにも吹上町が取り上げられる様になった。
◯ 町民のアートに対する理解が深まり、積極的に地域つくりに活かそうとする気運が高まった。
◯ 地域の小学校が授業の一環としてワンダーマップに来場するようになった。
◯ 2012年に制作したボン・ダンス『吹上砂丘音頭』がきっかけとなり、20年間休止されていた野首地区の夏祭りが復活した。→その後毎年開催。地区公民館で運営を行い、アーティストもお手伝いをおこなう。
◯ ワンダーマップ開催に合わせて、地域住民(吹活会)主導の「うみがめアートコンテスト」が開催されるようになった。…初年度はワンダーマップが全面サポート。
◯ 吹上るポスター展では町内企業をPRするポスターを42作品制作。町内外から大きな評価を受けた。
◯ 天文館ワンダーマップの開催。2015年の国民文化祭かごしまの主催事業としてワンダーマッププロジェクトを天文館で開催した。吹上で培ったスキームを天文館に合わせてアレンジした企画は非常に大きな評価を得ることができ、それが吹上町のPRにも繋がった。
◯ 吹上町にある全田の神様像32体を全てカラーの写真で記録しました。
◯ 船木神社に奉納されている模型船を全てカラーの写真で記録しました。
◯ 吹上町の歴史や文化・伝統行事などをモチーフにしたスマートフォン用ゲームアプリ「FUKIAGAME」を夢中で遊ぶ子供たちが沢山いました。→多くの子供たちに吹上町の魅力を知ってもらえました。
地域の魅力の再確認、知名度の向上、交流人口の増加、地域住民の意識向上、etc。ありますが……。
「アートによる地域活性化」はここ10年で全国的に行われる様になりました。大企業や行政が主体となり、大きな予算をかけた大規模のプロジェクトは目立ち、成功例もよく耳にしますが、それ以外の個人や実行委員会が主体となっているアートプロジェクトで継続的に行えている例は非常に少なく、10年間継続できている当プロジェクトは稀有な例であります。地域住民と協働で様々な事業に取り組めていることが上記に記した様々な成果に繋がっており、プロジェクト自体が吹上町での市民権を得られたことが一番の成果なのかもしれません。
※毎年、伊作小学校の生徒さん達が授業の一環として来場してくれます。
FUKIAGE WANDER MAP 10
吹上ワンダーマップ 10
吹上ワンダーマップ2018は吹上町でのワンダーマッププロジェクト10周年であり、10回目の記念開催であります。そこで例年は「吹上ワンダーマップ+西暦」と表記していたものを、今回に限り「吹上ワンダーマップ 10」と表記し、10開催目である事を周知しやすいものにしました。
※告知フライヤー 表・裏
テーマ『吹上てん』
テーマはシンプルに「吹上」と「てん(10)」を合わせたものにしました。 「てん」を仮名表記にしたのは語呂からの発想に広がりをもたせたいという意図があります。吹上町をテーマにした作品展の「吹上展」であったり、吹上町内の飲食店さんとコラボして「吹上天」という天婦羅を開発したり、「吹上典」という吹上町の辞典を作ったりと色々なアイディアが生まれると考えております。
新しく取り組みたい企画
吹上ワンダーマップ10では過去9回の取り組みの中で実現できなかった企画や、新たに生まれたアイディアに積極的に取り組み、実現していきたいと考えます。
新企画案
● プレイベントの充実
● FWMアーティスト全員集合!
●吹上ワンダーマップ アーティストアーカイブスの制作・発行
● ファッションショー
● 船木神社の模型船奉納
● 吹上マイレージ制の導入
● コレクション展(仮)
● 吹上ちゃんねるの開設(youtube)
● フード関係(吹上パフェ、吹上カレー巡り、喜元屋のドレッシング復刻)
☆プレイベントの充実☆
2月の芸術祭開催以外にFWM2018(FWM 10)関連のイベントを定期的に行います。
商店街、温泉組合、国民宿舎、秋祭りとのコラボ
吹上町伊作地区にあるえびす通り商店街や、吹上温泉旅館組合、吹上砂丘荘、吹上町秋祭りとのコラボレーションを行います。
会場:えびす家(まちの駅)、中島温泉旅館(吹上温泉旅館組合)、吹上砂丘荘、吹上浜運動公園
出展アーティスト:過去に吹上ワンダーマップに参加したアーティスト
内容:アート作品の展示・販売、似顔絵、パフォーマンス、ステージパフォーマンス、ワークショップ、グッズ販売、他
トークショー
吹上ワンダーマップの運営や地域活性化をテーマとしたトークショーを実施します。 ワンダーマップの活動経緯や実施報告、成果報告を中心とした講演や、他のアートプロジェクトやその他地域活性を主旨としたプロジェクトを運営している方を誘致しトークセッションを行います。
☆ FWMアーティスト全員集合!☆
過去9回の吹上ワンダーマップに参加していただいたアーティスト全員に参加していただきたいと考えております。総勢90名(のべ200名)にのぼるため全員に滞在制作を依頼することは難しいですが、作品展示だけの参加やパフォーマンスのみの参加、プレイベントのみの参加等で関わっていただきたい考えております。
☆吹上ワンダーマップ アーティストアーカイブスの制作・発行☆
例年はガイドブックの中で紹介していた参加アーティスト情報をガイドブックと独立させて一冊の冊子にしたいと考えております。吹上ワンダーマップ10参加アーティストの情報以外に、過去9回の吹上ワンダーマップに参加したアーティストや制作した作品の記録を全て掲載したいと考えております。
☆ファッションショー☆
吹上町の歴史や文化、名所、史跡、空気感からイメージを膨らませて衣装・音楽・動きを創造し、一つのショー作品を発表します。ショーのモデルには吹上町民もしくは吹上町に所縁のある方を起用したいと考えております。
☆ 船木神社の模型船奉納☆
吹上町野首地区にある船木神社には約60隻の模型船がご神体として祀られています。模型船は誰でも奉納ができると伺ったので、吹上ワンダーマップの10回記念としてワンダーマップ参加アーティストが制作した模型船を神社に奉納します。
船漕ぎ祭り
毎年3月20日に船木神社で開催される五穀豊穣を祈願するお祭りです。祭りに集まった人数分の模型船を出し、人々は輪になってその模型船を渡していきます。渡す際は「エンヤオー」と言いながら模型船を胸元付近で三回円を描くように回します。
模型船
様々な大きさや形、色をしている木製の模型船です。木以外に布が素材に使われているものもいくつかあります。現存する中で一番古いものは天明6年(1786年)、一番新しいものは平成17年(2005年)のものとなっており、それ以降は作り手がいない事もあり。奉納されていません。お祝い事や、門出に地域の人々が模型船を奉納してきました。
☆吹上マイレージ☆
移動距離に応じてポイントが貯まるマイレージ制度を導入します。制度を導入することで、メイン会場から離れたサテライト会場や、作品展示のされていない史跡等にも足を運ぶことを促します。
SNSを利用した仕組み
SNS(twitter、facebook)のシステムを活用して、コストをかけずに吹上マイセージのシステムをつくります。
指定のハッシュタグ&作品・名所・店舗の画像投稿をして頂き、それを実行委員会で集計&ポイント管理を行います。吹上マイレージを利用して頂く事が吹上町や吹上ワンダーマップのPRにもつながると考えております。
全ての地区で開催
過去9開催では実現できなかった吹上町の9の地区全てでワンダーマップを同時開催する事が可能になります。たとえ作品の展示ができなくても、その地区の魅力(史跡等)にシステムを組み込むことで、人の流れをつくることが可能だと考えます。マイレージのポイントは基本的にメイン会場から離れた地区ほど高いものにします。
☆アナコレ展(あなたのコレクション自慢してください展)☆
来場者参加型の企画です。自慢のコレクションをアナコレ展の会場(サテライト会場)に展示していただき、それを来場者に自慢してもらいます。
☆ 吹上ちゃんねるの開設☆
動画配信サイトyoutubeに吹上町の情報を発信するチャンネルを開設します。この企画は9月1日よりスタートさせており、毎日20時に動画を配信しています。
吹上ちゃんねる
https://www.youtube.com/channel/UCFdM4kzO37kFuSoAffYsduw
☆フード関係☆
吹上町の「食」をテーマに新商品の開発やイベントの企画を行います。
※FWM2016にて参加アーティストの松尾 晴代 氏(陶芸家)が吹上町のトマト農家とコラボしてトマトランチを提供。新しいトマト料理を創作し、自身の器 に盛り付けて提供した。えびす家で提供された期間限定ランチは毎日完売したため、週末は予定数の2倍の仕込みで対応した。
吹上パフェの開発
吹上町をイメージしたパフェを開発します。2月の寒い時期ではあるのですが、スイーツは需要があると見込んでいます。事前にアイディアをSNSで公表したところ、一番反応が良かった企画です。
吹上カレー巡り
吹上町の飲食店では様々なカレーを食べることができます。吹上庵のカレー&カレーそば、kunkunのスパイスカレー、七菜の曜日限定カレー、砂丘荘の豚軟骨カレー、永吉銀座のグリーンカレと多くの店舗で魅力的なカレーを楽しむことができるので、カレーをテーマにした企画をできないかと考えております。マイレージと連動させたり、普段カレーを扱っていない飲食店に期間限定で提供してもらう等、町内の飲食店さんに協力を要請しながら進めたいと考えております。
開催概要
名称 FUKIAGE WANDER MAP 10
吹上ワンダーマップ 10
会期 2018年2月17日(土)〜2018年2月25日(日)の9日間
9:30〜18:00(平日) 土日は18時以降のイベントあり。
プレイベント、関連企画開催期間 2017年5月〜12月
レジデンス(アーティスト滞在)期間 1月中旬〜3月上旬
スペシャルライブ 2月24日(土)夜 予定
野首DAY 2月25日(日)昼 予定
大盆ダンス大会 2月25日(日)夜 予定
会場 インフォメーション会場:野首地区公民館体育館
サテライト会場:吹上町内に点在
主催 吹上ワンダーマップ実行委員会
野首地区公民館(共催)
責任者 博多 和宏
後援 日置市、日置市教育委員会
助成 日置市、平成29年度明治維新150周年かごしま文化力向上提案事業、串木野日置法人会
開催内容
●芸術祭の開催
●アーティストインレジデンス
●「吹上典」(冊子)の制作・発行
●スマホアプリ「FUKIAGAME」の配信
●地域住民とのコラボレーション
●上記の新企画
●その他
☆芸術祭の開催☆
全国からアーティストを誘致し芸術祭を開催します。参加アーティストは滞在制作するグループ、作品展示のみのグループ、パフォーマンスのみのグループに分かれますが、それぞれ「吹上てん」をテーマに制作展示していただきます。
サテライト会場 〜イベント会場を点在させる理由〜
吹上ワンダーマップでは吹上町を広域的に使い、吹上町の様々な場所にアート作品を展示します。 作品の展示会場を点在させる事で来場者が吹上町を回遊する事を促し、各会場を目指し吹上町を移動する中で町民との触れ合いや景色や文化を体験してもらい、その魅力を堪能していただく事を目的としています。
☆アーティストインレジデンス
吹上ワンダーマップ 2018では過去9回のワンダーマップに参加していただいた全てのアーティストに参加を依頼し、その中の20〜30名に滞在制作を行っていただきます。
吹上町外からアーティストを誘致する事は吹上町の魅力を掘り起こす上でとても重要な事だと考えます。町内の人々が普段見過ごしているものにスポットを当て、それが魅力になり得る事を外の人間が発信する事で、様々な「気づき」が生まれます。また、全国から集まるアーティストたちが吹上での滞在を終え、それぞれの拠点に帰った後も、その場で吹上町のPRを行う事もメリットの一つです。しかし、やはり一番は様々なアートを吹上町内で観られる事が一番の魅力かもしれません。国内外で活躍するアーティストの作品を観たり、直接話をしたりする事は非常に有益なものになると考えます。
※吹上町の皆さんの前で挨拶をする参加アーティスト達 。
☆「吹上典」(冊子)の制作・発行☆
吹上ワンダーマップでは毎年吹上町のガイドブックを制作・発行してきました。これまでは「吹上町の新しい魅力を創造するガイドブック」をテーマに地域の魅力を素材にして新しい地域の魅力を創造し、それを記事にしてガイドブックの中で紹介してきましたが、10周年を迎えるにあたりガイドブックも集大成となり得るものにしたいと考えています。
吹上町の百科事典
ありとあらゆる吹上町に関する言葉を集めて50音順に掲載します。辞書や百科事典のように各用語の解説や、図、写真もフルカラーで掲載します。また、2017年のガイドブック(吹上町の攻略本)で好評だった吹上ワンダー(散策)コースもパワーアップして掲載する予定です。
様式
・A5サイズ、フルカラー、100ページ〜、無線綴じ、500〜1,000部発行予定。
※10周年の記念冊子となるので資金を確保できれば質・量ともにボリュームのあるものを制作したいと考えています。
☆スマホアプリ「FUKIAGAME」の配信☆
吹上ワンダーマップ2017で開発したスマートフォン用ゲームアプリ「フキアゲーム」の配信を行います。
☆地域住民とのコラボレーション☆
吹上町の子供達(園児、小学生、中学生、高校生)との協働
吹上町の子供達(園児、小学生、中学生、高校生)とアーティストが協働して様々な取り組みを行います。年代別に合わせた企画を提案し、子供達と一緒に地域の新しい魅力になり得る素材を創造したいと考えます。
吹上うみがめアートコンテストの開催サポート
吹活会が開催する「吹上うみがめアートコンテスト」のサポートを行います。
「吹上うみがめアートコンテスト」とはウミガメをテーマとした絵画やオブジェ、音楽等を町内の至る所で展示・発表するを開催する事で、より多くの人々にウミガメを身近に感じてもらい、ウミガメ保護の促進や、ウミガメによる地域活性化の意識を高める企画展です。
☆その他、プロジェクトを盛り上げる様々な企画案☆
・アーティストがバスガイドを務めるバスツアー
各会場を廻るツアーバスを運行。アーティストがバスガイドを務めます。(資金の確保ができたら開催)
●吹上ワンダーマップ グッズの制作販売
吹上ワンダーマップのグッズを制作、販売します。(Tシャツ、バッジ、手ぬぐい等)
●音楽・パフォーマンスイベントの充実
例年好評を博しているスペシャルライブの公演の他、期間中に各会場でも様々なパフォーマンスを行います。
※吹上ダラブッカ部による演奏
※ダイコンでドレスをライブ造形
●冬の大ボン・ダンス大会の開催
山中 カメラ氏の「吹上砂丘音頭」に合わせて踊るボン・ダンスを開催します。 毎回FWMフィーナーレで大いに盛り上がるボン・ダンス。町内外の人々が輪になって踊ります。
●映像作品:アーティストが魅せる吹上
・吹上を題材、もしくは素材とした映像作品を制作上映します。
・吹上のコマーシャルを映像作品として制作します。
支援金の使いみち
1、参加アーティストへの謝礼(制作費、交通費込み)
・参加アーティストへはプロアマ問わず謝礼をお支払いします。謝礼をお支払いする事で責任を持って作品制作に取り組んでいただきます。
・謝礼には制作費、交通費が含まれます。ですので、過去9開催の現実を書かせていただくとほとんどの参加アーティストが謝礼の金額以上の支出をしております。ですので、今まで吹上町を大いに盛り上げてくださったアーティストの皆様にFAAVOの力を借りて十分な謝礼をお支払いしたいと思っております。
2、フライヤー、ポスター、ガイドブック等の印刷費
3、アーティストの滞在費
・アーティスト寮の賃料、光熱費、食費等のアーティストの滞在制作に必要な経費です。
4、会場設営費
・メイン会場の装飾の為の経費です。(ペンキ、テープ、その他必要な資材)
5、賃金
・ボランティアスタッフさんでは賄えない専門性の高い仕事や、負担の大きな仕事は有償のスタッフを雇い、担当していただきます。
・ボランティアスタッフさんの食事、交通費のサポートを行います。
必ず開催します
吹上ワンダーマップはFAAVOのクラウドファンディングで資金が集まらなくても必ず開催するプロジェクトです。しかし、このプロジェクトにご賛同いただき、ご支援をいただければどんどん企画のクオリティーを高めていきます。支援者の方には特別な体験を提供させていただくのは勿論のこと、ご支援いただくことで来場者全員の満足感を高めることができます。
達成金額ごとの公約
30万円達成で…
・『体験!赤褌祭 〜君も気軽にしめないか?〜』(仮)のコーナーを会場に設置します!(この企画は支援者様からのご提案を採用させていただいた企画です)
100万円達成で…
・吹上町で滞在制作するアーティストが20人から25人に増えます!
150万円達成で…
・吹上町で滞在制作するアーティストが25人から30人に増えます!
200万円達成で…
・アーティストがガイドを務めるバスツアーを実施します!
250万円達成で…
・有料イベントのスペシャルライブ(2018年2月24日)を入場無料にします!
※支援者様は優先的に入場できるようにいたします。
300万円達成で…
・ガイドブックとは別に「吹上ワンダーマップ アーティスト アーカイブ2009-2018」を制作し、5000円以上の支援者様全員のリターン品に追加させていただきます!
・スマートフォン用ゲームアプリ「フキアゲーム」を無料で配信します!
500万円を越えたら…
・PASSION SHPW(パッションショー)「吹上」の公演を行います!
※PASSION SHPWとは…ファッションショーをベースにした情熱のショーです。
600万円を超えたら…
・吹上町をPRする動画を制作します!
1000万円を越えたら…
・吹上町をテーマとしたプロジェクションマッピングを実施します!
お問い合わせ先
吹上ワンダーマップ実行委員会
鹿児島県日置市吹上町田尻6038
カズヒロ ハカタ アトリエ・ギャラリー
吹上ワンダーマップ代表 博多 和宏
レポートをぜひ読んでください!
このプロジェクトページではご紹介しきれなかった情報(吹上ワンダーマップの沿革や今後の展望等)を今後のレポートにて掲載させていただきます!もちろん開催に向けた準備の経過報告も随時レポートしていきますので吹上ワンダーマップ10の取り組みを追っていただければ幸いです。
どうぞ宜しくお願い致します。
最新の活動報告
もっと見るお礼
2018/03/07 14:02過日二月十七日(土)〜二月二十五日開催の吹上ワンダーマップ10の折、クラウドファンディングでのご支援をお願いいたしましたところ、快くご賛同いただき、誠にありがとうございました。 お陰をもちまして、準備から片付けまで大過なく、無事終了することができました。町内外から1,500人以上の来場者があり、地域の活性化に助力できたことと思います。 これも皆様のご支援あってのことと地域住民・アーティスト一同、感謝いたしております。 今回は十周年の集大成として「吹上てん」をテーマに様々な企画に取り組みました。吹上町をモチーフにした作品展示「吹上展」、吹上マイレージサービスの実施「吹上点」、吹上町の百科事典「吹上典」の制作発行などを行いましたが、特に吹上典は町内外の多くの方から高い評価を頂く事ができました。 これもひとえに皆様方から頂きました絶大なるご支援の賜物と心より感謝とお礼を申し上げます。今後とも変わらぬご厚情とご厚誼を賜りますようお願い申し上げ、お礼の挨拶とさせていただきます。 プロジェクトの報告書は今月中に制作し、また改めて皆様にご報告する場を設けさせて頂きます。 メディア報道でもありましたが、今開催をもちまして吹上ワンダーマップで開催する芸術祭は一旦一区切りとさせていただきます。会期中に本当に沢山の方から来年以降も継続してほしいとのお言葉を頂けたことを、誇らしく思うとともに、そう言って頂ける催しに育てていただけた事に改めて感謝の意を表します。 閉会式でもお伝えしましたが、また環境が整ったら是非吹上ワンダーマップを開催させていただきたいと思っております。それまでにアーティストとして、プロデューサーとしてもっともっと力をつけられるよう、今後も吹上町を拠点に精進してまいりますので、引き続きどうぞ宜しくお願い致します。 返礼品に関してのご報告。 返礼品の発送が遅れており申し訳ありません。木彫り人形以外の用意はできておりますので、来週頭から順次発送をさせていただきます。木彫り人形は今からの制作となりますので、もう少しお時間をいただく事をお許しください。デザインのご相談を個別に連絡させていただきますので、引き続きどうぞ宜しくお願い致します。 もっと見る
続々と
2018/02/13 20:41ぞくぞくとアーティストさん達が吹上入りされています! 滞在制作も本格的にスタートし、吹上町の様々な場所でアーティストが制作を行っております。 画像の取っ手がついたテーブルのようなものは吉永ジェンダーさんの作品。(赤い服) この作品を使って明日から吹上町内で面白いことが行われます 芸術祭のスタートは17日からですが、制作の様子を見学することもできますので、興味がありましたらぜひ吹上町まで足をお運びください〜 もっと見る
DTP終了
2018/02/08 23:39印刷が必要もののデザイン(DTP)が一通り終わりました〜本当は余裕があればもう一種作りたいのだけど、とりあえず最低限の準備はできました! さぁ、明日からは本格的に会場つくりをスタートさせます!!! もっと見る