葉隠武士の聖地、川上!
明治維新の胎動となった大久保台場で、佐賀を、全国へ世界へアピールしよう!
日本の明治維新を産んだともいえる佐賀県。
その佐賀県において、佐賀市大和町川上地区はまさに佐賀藩の聖地と言える場所です。
鍋島直正公が愛した川上峡に、多くの武士の尊崇を集めた與止日女(淀姫)神社、佐賀藩を代表する侍。成富兵庫茂安ゆかりの石井樋(いしいび)、そして葉隠武士にとって聖戦であった「今山の戦い」の陣など.....。
特に大久保の台場は、明治維新を象徴するカノン砲およびアームストロング砲の射撃試験場であり、その歴史的意義はもちろんのこと、幕末明治維新の佐賀を象徴するランドマークとしても、もっとPRしなければならない場所です。
そこで今回、この地に「台場」があったことを周知すべく巨大な的を大願寺の山裾に設置することによって、明治維新150年の佐賀・川上を県内外に強くアピールするプロジェクトを実施することになりました。
ぜひ佐賀の誇りを佐賀県民に醸成するためにも、皆さまのご支援のほど宜しくお願いします。
●なぜ大久保台場を再現するの?
明治維新において佐賀藩は重要な役割を担っていたにもかかわらず、薩長土肥と言われるように雄藩のなかにおいて、その存在が軽んじられています。
その一つの原因として幕末維新を認知させるランドマークが少ないということがあるのではないでしょうか?
反射炉にしろ、三重海軍所にしろ、当時の場所が特定できなかったり、あるいは遺構が残っていないというのが現状です。
そこで今回のプロジェクトでは「大砲」と「的」という分かりやすい歴史の産物に着目し、幕末維新を象徴する台場の的を設置します。この再現により、それを見る県民に明治維新の佐賀の誇りを印象づけます。また、県外の人にも佐賀の幕末維新の存在感をアピールします。
<矢先から出土したカノン砲の砲弾 左:直径6.4cm、右:直径11.4cm>
<鍋島直正公銅像>
●設置概要
現在、発射場所であったと思われるところに展望所が設置されています。
この場所から狙った標的の場所(大願寺の山裾矢先)に、当時使われていた船形標的を再現します。
原寸の約8割(幅30メートル、高さ25メートル)にて設置予定。的の材質は杉の丸太を防腐加工し、強風にも負けない強度で設置します。
これにより常時、佐賀の誇りを見る人にアピールすることが可能となります。
<大久保台場展望所>
<船形標的の記録(歴史料367「佐賀藩大銃打覚」より抜粋)>
◆ 支援金の使いみち
・矢先表示施設を整備し、船形標的を制作します。
・オープニングイベントにてお披露目します。
◆ プロジェクト全体の実行スケジュール
『維新の胎動~それは大久保台場の号砲から始まった~』
(「肥前さが幕末維新博覧会」の開催にさきがけて実施)
【1】オープニングイベント(2018(平成30)年3月3日(土)10:00~)
①大和太鼓演奏
②船形標的の設置
③実弾及び関連資料の展示
④「幕末維新期の川上・その偉業と偉人たち」
(川上校区公民館および校区中学生の発表)
【2】幕末維新期の史跡散策(2018(平成30)年3月実施予定)
【3】資料展示、パンフレット・記念誌の出版
【4】来訪者案内(地元ボランティアガイド)
◆ お問い合わせ先
川上校区まちづくり協議会
(佐賀県佐賀市大和町大字川上2480-2 川上公民館内)
0952-62-5775(担当:副島・池町・末次)