CATS WELCAREシェルターのスタッフも全面バックアップしてくれています。
みんな、ネルが治療を無事終了して、昔の元気を取り戻してくれることを祈っています。
スタッフあゆみさんからのメッセージです。
保護されたばかりのころのネルは、人が怖いらしく近づくと逃げてしまう子でした。幼少期から人馴れした猫に囲まれて育った私は、避けるように逃げてしまうネルに最初はショックでした。でもきっと外で生れて嫌な思い、怖い経験をたくさんしたんだろうなと思いました。なでなでしたい気持ちを抑えネルが嫌がらないよう距離を取りながら、この人は怖くないと思ってもらえるように接するようにしました。
人は苦手なネルもシェルターの猫達とは仲良く過ごしていました。みんなで猫団子になって埋もれながら寝ていた姿が印象に残っています。一番体の小さなネルが他の猫達に乗られて潰れるような格好に、「息、出来てる?(笑)」と心配して見ていましたが、寝顔はリラックスしていました。
人馴れしてくれるだろうかという心配の他に、ネルはなかなかご飯を食べませんでした。ただでさえ小さな体なのに、ご飯を食べないので体重もなかなか増えず気がかりでした。
熱を出して病院に行った事もありました。連れて行く間、声をかけることしか出来ない自分が情けなくなりました。受診後はご飯を食べてくれるよう特に気をつけました。小分けにして何回もあげてみたり、スプーンにご飯をすくってあげてみたり、温めてあげてみたり。徐々に食べる量が増えてきた時は、ただただ嬉しかったです。この頃には人に大分なれてきて自分から近づいてくれるようになりました。ご飯を用意している音を聞きつけて側にやってきて「ちょーだい」と鳴いてくれた時には思わず動画を撮りました。あまりに嬉しくて何回も撮ってしまい、ネルは焦れて大きな声で「は〜や〜く〜」と言っていました。新しい環境、初めての人に慣れようと頑張ってくれたネルに誇らしい気持ちになりました。今でも元気に要求してくれる姿を思い出します。
ネルは今、大変な病気と闘っています。私たちにできることは限られています。小さいネルが生きようとする頑張りを見守るしかありませんが、きっと元気になってくれると信じています。
このレポートをご覧くださっている皆様、ネルを応援して下さってありがとうございます。ネルが治療を無事終えてこの動画の頃のような元気なネルになるまで、引き続きご支援よろしくお願いいたします。