はじめに・ご挨拶
初めまして!アメリカで3000キロの川下りをしているホームレス女子大生、ボロロン玲子です。実はこのページも無人島から書いています。
現在の旅の進行状況は、Twitterからご確認いただけます。→ https://mobile.twitter.com/Boloron_Tokyo
私は今、アメリカのど真ん中にあるネブラスカ州からメキシコ湾まで、1人でキャンプをしながらカヤックで下る挑戦をしています。出発から3週間が経ち、進んだ距離は約1200キロ、全体の1/3以上が完了しました。
無人島からの景色。手前の川はこれから約1600キロ下るミシシッピ川。中央にある緑の間が、3週間1200キロ漕いできたミズーリ川の終わり。
相棒はおじいちゃんから引き継いだフォールディングカヤック
私より歳上の1980年代リバースチール社製、メイド•イン• ジャパンのフォールディングカヤック(別名ファルトボート、折り畳み式カヤック)
金属のフレームに防水性の布を被せるつくりで、大きなバックパックひとつに収納して移動できる優れもの。
うちのおじいちゃんはカヤック大好き人間で、藻だらけの川だってグングン漕ぎ進めちゃう。
本体が布でできた舟とあって普通のカヤックに比べると頼りなく思われがちですが、実際に海外では流氷浮かぶユーコン川をフォールディングカヤックで下る旅人も。
なんでどうして川下り?
アメリカと聞いて思い浮かぶのはハワイやニューヨークの都会のことばかりで、中部地域の自然や独特な文化を想像する人は少ないでしょう。
2年前、生物学の学部留学のためネブラスカ州へ渡った私が、そうでした。
かつてネイティブアメリカンが共生していた固有の草原地帯は現在、何%ほど残されているでしょう?
答えは、1%です。
広大な大地のほとんどを農場とトウモロコシ畑に変換された中部は地域は「何もない」事で有名です。
アメリカ人ですら、ほとんど興味を示さず、知ろうともしていない。そんな中部地域の自然に隠された多様性を提唱し、自然保護の父として知られているのがアルドレオパード氏。そして、氏の著書を読んだのが去年の事。
でも、正直、どの文章もピンと来ませんでした。だって、どれだけ動植物やその地域の歴史的背景について詳細に書かれていても、私はその実物を見たことがないから。
だから私は川を下って、各地域の自然の事、そこに住んでいる人たちの事を、実際に自分の目で見てみる事にしました。
このプロジェクトで実現したいこと
アメリカ中部には、アメリカ人も知らない、あるいは知ろうともしていない隠された大自然と色濃い個性が存在しています。
しかしそれを詳細に綴ったアルドレオパード氏の著書にひとつだけ欠点をつけるとしたら、それはエンターテイメント性の欠如。
これでは、楽しい読み物として不特定多数の人に読んでもらって、中部地域について親しみを感じてもらうことはできない...。
だから私は、この旅のエンターテイメント性を文章に盛り込んで、みんなが知らないアメリカ中部の自然と地域の事情を紹介できる本を書いてみたい。
“旅の珍道中を交えて楽しく読んでいうちに、知識も深まる”
そんな本を目指しています。
ゆくゆくはより多くの人の手に届く商業出版を目指しつつ、まずは手始めに電子版の旅行記を制作します。
旅行記に含まれる主なコンテンツ
1/3の旅程が完了した現時点で起こった主な出来事と本に盛り込みたいコンテンツは以下の通りです
・野生動植との遭遇(アメリカンビーバー、45キロ級のナマズ、国鳥ハゲワシ、その他猛禽類、アオサギ、ペリカン、カエル、ヘビ、カメ、などなど)
・川下り中のユニークなトイレ事情。とある船乗りの証言:「川は無限のトイレットペーパー」
・ハンティングvs. 釣り文化
・ポストコロナの町と人々の様子
・何でもないようで、実はとっても個性的な雑草の多様性について
・ドレッドヘアーとタンクトップから脇毛をのぞかせたお姉さんが率いるワイルドカヌー4人衆との出会い
・これまで何回もメキシコ湾まで漕いで、年間70人の旅人を送り出しているマディー・マイク氏との出会い
・ミズーリ川、川下り用英単語帳(リバーエンジェル、エンジェルキッス、などなど)
旅はまだ折り返し地点にも達していません。旅の後半ではワニ(アリゲーター)との出会いも予想されており、今後もさらに面白いコンテンツが加わっていく見込みです。
簡単な旅の現在状況は、冒頭に記載した通りTwitterよりご確認いただければ幸いです → https://mobile.twitter.com/Boloron_Tokyo
これまでの活動・経歴
2017年、生物学の学部留学のため渡米。獣医学部への進学を志していたはずが、猫アレルギーが発覚するというツメの甘さ。
幼少期は根っからのインドア派として育てられていたはずが、中学生の頃、おじいちゃんがやっていたシーカヤックをきっかけにアウトドア欲求が開花。
高校では山岳部に所属し、2019年には南米大陸最高峰アコンカグア(6,960m)に登頂。
アメリカでは80キロのトレランレースやロードのフルマラソンなど複数完走。初めての80キロのレースの際は金欠のため、完走後は長距離バスのベンチに座って睡眠。壮絶な足の痺れと浮腫で朝を迎えた。
2017年夏には五大湖のひとつ、スペリオル湖でに浮かぶ13の無人島を1週間かけてソロカヤック巡り。無人島の血に飢えた噛みつきバエがカヤックの前後にびっしりたかるも、通りがかったヨットの一家から強力な虫除けスプレーを渡される。
2019夏には五島列島でソロカヤック。リアル田舎に泊まろう状態で島の方のご好意でお宅に泊めていただき、ローカルグルメを堪能。
港で休憩していたら、おばちゃんが突然こんな豪華なお盆を持ってきてくれたことも。
旅は基本的にソロが多いけれど、行った先で素敵な人に助けて貰える強運の持ち主。
(なお、過去に家庭内DVの経緯があり、安全のためペンネームで活動しています)
リターンについて
¥1,000 → 前述した旅行記(電子版) 本を買うような手軽な気持ちでご支援頂けたら嬉しいです。
¥3,000 → 旅行記(電子版)+旅行中の実際の日記をスキャンしたファイル(誤字脱字含む)
¥5,000 → 旅行記(電子版)+日記+オンライン飲み会参加権(1回4名以上の大人数での開催) 私は話すのにプレミアがつくような有名人でもなんでもありませんが、みんなで楽しく旅の話やマニアックなトークで盛り上げていけたらと思っています。
¥10,000 → 旅行記(電子版)+日記+オンライン飲み会参加権(1回3名以下の少人数での開催)
¥20,000 → 旅行記(電子版)+日記+オンライン飲み会参加権(1回1名の個別開催)
その他、旅やアウトドアに関する質問等はTwitterにて随時お答え致します。→
https://mobile.twitter.com/Boloron_Tokyo
資金の使い道
アメリカのど真ん中からメキシコ湾まで3000キロを1人で下り、本を書く。
そんな壮大な志とは反対に、資金繰りは勢い発射のカツカツな状態です。
例えばコストカットとして
1)アパートを解約して断捨離。よって現在ホームレス。背水の陣です
2)テントはホームセンターで3000円。出発早々30km/hの強風でポールが折れて、その辺に生えていたアスパラみたいな雑草で補強しながら使用する事、3週間が経過しました。
3)カッパはボロくてガムテープの補修だらけ。このままではガムテープを履いているみたいに思われるので、ズボンは裏からガムテープを貼っています。おかげで素肌で履くとお尻がヒンヤリ。
4)カヤックは修理跡だらけ。なんてったって1980年代製です。
などなど、無駄な出費をとことん抑えています。
資金の使い道は
・食費
・通信費
・出版に向けた費用
・次に家探しをする町までの交通費(下にある画像のように合計30キロ以上の荷物を持って、陸路で長距離バスと電車を乗り継ぎます)
に、充てさせていただきます。
また、このプロジェクトはAll-in方式を採用しています。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
実施スケジュール
5月半ばにアメリカネブラスカ州を出発し、約3週間経過した6月7日現在、ミズーリ川を1200キロ以上を漕ぎ進めミズーリ州セントルイスに到着しました。
これからミシシッピ川を下り、旅の最後にはアチャファラヤ川へ分岐して海水地帯を目指します。
・7月終わり頃のメキシコ湾到着。
・年内のリターン完了
を予定しています。
最後に
みんなが知ってるようで全然知らないアメリカ、もし気になったら、ちょっとした本を買う感覚でご支援いただけたら嬉しいです。
また、ご支援いただけない場合でも、旅の現在状況はTwitterにてお楽しみいただけます→ https://mobile.twitter.com/Boloron_Tokyo
最新の活動報告
もっと見る野生のワニと遭遇 | ゴールまで残り500km!!
2020/07/20 08:20クラウドファンディングの終了まで残り10日を残して、早くも目標額を上回るご支援を頂いています。本当にありがとうございます!!楽しく読み応えのある旅行記を提供するべく、毎日ネタを増やし続けています。中でも最近の出来事の目玉は、野生のワニとの遭遇!!ミシシッピ川に生息しているワニはアリゲーターだけ。人食いで知られるフロリダのクロコダイルはいません。刺激さえしなければ大人しくて用心深い性格のワニだそう。ミシシッピ川下流へ行くにつれて、もっと大きなワニと出会える可能性もあるとの事で、とても楽しみです。ワニはアメリカ南部では食材としても消費されていますが、他にも南部には「特徴的な食」がありますミシシッピ川のナマズは臭みが無い淡白な味で、ウナギにも似た雰囲気この灰色のザリガニは、ミシシッピ川で獲れるアメリカザリガニと並ぶとても一般的なザリガニで、実はアメリカザリガニよりも甘くて美味しいとか。また、先日立ち寄ったミシシッピ川最古の町の一つ、Natchezでは、はじめてのライフル射撃を体験8/10発当たりましたお世話になったお家は剥製師を営んでおり、私も鴨を1羽お手伝いさせてもらえる事に。大学の生物学の授業で得た解剖の経験が役に立ちましたミシシッピ川は別名「泥の川」として知られていて、膝近くまで泥に浸かってしまうこともしばしば。だけども、こだわりのアウトドア用品店、マウンテンマン様https://mtnman.jp/ が送って下さったハンモックやテントと一緒に、毎日楽しいキャンプ生活を過ごしていますいつも履いていた半ズボンはお尻に穴が開いてしまったので、寝巻きに格下げして、新しいズボンを導入しました。ワニともっと出会いたい!という気持ちから、ワニ柄をチョイス。実はこれ男性用の海パンだけど、可愛いから良いのです。毎日シャワー代わりに川で泳いでるし。ゴールまで残り約500km各地の小さな街でものんびり過ごしながら、8/10までにゴールする事を目標に頑張っています。毎日の様子は引き続きTwitterでご覧頂けます。 @Boloron_Tokyo で検索!!フォローして一緒に旅を疑似体験しているみたいに楽しんで頂けたら嬉しいです温かい応援、重ねてお礼申し上げます。ありがとうございます!! もっと見る
6\19日現在の進捗状況とお知らせ
2020/06/20 02:18現在地現在、スタートから1600キロを地点を通過。いつの間にか旅は後半戦に突入していました。今日(6/19)はミズーリ州の南の端にある人口3000人の町、New Madrid から投稿しています何もないけど電波と野菜直売所があるアツい(気温が)町です。先日、ミシシッピ川にオハイオ川が合流してから川幅がうんと広くなり、大型船の往来は激しさを増し、電波も渋い状況です。旅の前半、ミズーリ川では1日8時間川の上にいれば65キロ進むのが、昨日は9時間半かかりました...。アスパラ(みたいな雑草)で補強したテントのその後やはり1ヶ月も経つと植物も乾燥してしなやかさを失い、折れたポールを支え切れず...。ポールは今、弧ではなく、角を描いています。アメリカ現地のミシシッピ川下り同好会に加入しましたミシシッピ川を下る旅人をサポートする川岸の地域の人たちは、リバーエンジェル(川の天使)と呼ばれています今回はこの同好会を通じて、今度通過予定のミシシッピ川下流の2都市に住むエンジェルとコンタクトを取り、ステイ先を確保しました。企業様よりキャンプ用品の提供オファーを頂きましたマニアックなセレクトのアウトドアショップ、マウンテンマン様より今回、キャンプ用品の提供のオファーを頂きました→ https://mtnman.jp/素敵なキャンプ用品を送って下さるとの事で、到着がとっても楽しみです。また、マウンテンマン様のホームページにて記事を執筆予定です。詳細は併せてまた後日。過去のアウトドアレポなどをnoteに追加しましたTwitterでは文字数の関係で書ききれないエピソードなどを随時追加していきます現在公開中のnoteは:•世界最大の淡水湖に浮かぶ13の無人島を巡る一人旅 | 海外で7日間カヤックを漕いでみた→ https://note.com/joajoa/n/na1d955a7e7f6•海外理系ホームレス女子大生 | メキシコ湾まで3000kmをカヤックで漕いでみる→ https://note.com/joajoa など(旅の夜、浜に建てたテントの中からスマホで投稿。誤字、脱字、読みにくい箇所などありましたら、ごめんなさい)旅の写真はinstagramにてTwitterにも投稿している旅の写真は電波状況に合わせてインスタにもまとめて追加予定です。お楽しみに!→ https://www.instagram.com/boloron_tokyo/ もっと見る
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