プロジェクト開始から二週間経過いたしました。
ご支援いただいております皆さま、誠にありがとうございます!
“特別ねぶた”の題材、イメージ図などはすでに皆さまへお知らせしていましたが、ここで新情報です!!
ねぶたの題名は何? どうして薬師如来と玄奘三蔵、十二神将のねぶたを作るの?と思っていた皆さま、本日その疑問が解明されます!
題名と解説文のご紹介です♪
「願いの灯~薬師如来・玄奘三蔵と十二神将~」
中国、唐の時代。若き僧・玄奘は聖地・インドへの求法を切望し、唐から西へ遠くインドへと向かう旅に出る。インドへの道のりは厳しく、延々と続く砂漠、高く険しい山々、過酷な環境を、「インドへ達せずは東へ戻らず(不東(ふとう))」という気概で乗り越え、ついには辿り着く。玄奘はインドで仏教の教えを深く学び、唐に膨大な数の経典を持ち帰り、その経典の翻訳に残りの人生の全てを捧げたのであった。
玄奘がインドより持ち帰り翻訳したあまたの経典の中の一つに、薬師如来の功徳を説いた「薬師経」がある。薬師如来は古くより医薬を司る仏様として親しまれ信仰されている。薬師如来がまだ菩薩であった頃、将来に行うことを決意した衆生救済の十二の大願は、病苦を救うなど人々がこの世を生きるために必要なものを与えてくれるものである。薬師如来が手に持っている薬壺の中には、体の病、心の病、社会の病をすべて治してしまう霊薬が入っているといわれる。
その薬師如来および薬師経を信仰する者は、武器を持ち甲冑を身にまとう十二神将に守護されている。それぞれ七千、合わせて八万四千の眷属夜叉を率いる武将であり、その眷属の数は人間の煩悩の数と同じとされる。十二の武神は薬師如来の十二の大願に応じており、激しく怒る荒々しい姿に仏敵は恐れおののく。
衆生の病を治癒し、災禍を消し去ってくれる薬師如来。仏の道を求める崇高な意志と強靭な精神を持つ玄奘三蔵。その薬師如来と玄奘三蔵を護り、敵に立ち向かう十二神将。この三者の姿に、新型コロナウイルスの早期収束と世界の安寧への願いを込めるとともに、一度立てた志を決して曲げることなく最後まで貫くという玄奘三蔵の「不東」の精神を、どんなに困難な状況においてもねぶたの灯を消さないという、ねぶた師の不屈の魂に重ね合わせ、次の祭りへの消えない意欲を表すものである。
このような想いを込めて、ねぶた師の方々に“特別ねぶた”を作っていただきます。
完成したらどんなねぶたになるのか…ますます“特別ねぶた”見てみたくなりました!?
“特別ねぶた”を披露できるように頑張りますので、引き続き皆さまのご支援、情報拡散等の応援よろしくお願いいたします!!