2021/06/15 12:00

こんにちは、三代目赤坂兵之助でございます!
季節もどんどんと移り変わっていく中、
そろそろ世間が動き出しそうな雰囲気。
リターン製作も本格化して参りました!

先ずは製作の基本となってくれている、
[cocur] Sora(コクール・宙):かなで、
[cocur] Hana(コクール・花):ときめき、
そして『曼荼羅シリーズ』の花と宙、
これらが今回の皮切りとして表れてくれました。

[cocur] Sora(コクール・宙):かなで、 [cocur] Hana(コクール・花):ときめき[cocur] Sora(コクール・宙):かなで、 [cocur] Hana(コクール・花):ときめき 

私が「美しさの基準」としている
これら『曼荼羅』のシリーズ、
これらの審美性が確保されるだけの、
「半月一枚刃」の切っ先や彫刻加工条件、
これに先ずは成功しないと先はありません。

丸くて小さく、カタチも単純、
だけれどもとても繊細で精緻な彫刻...。
単純なものほど「ごまかし」が利きません。
食べ物で言うと「白おむすび」です。

私はいつも、そのシンプルな形状を先ず成功させ、
それら成功の条件や内容、気付き、ひらめきを
反芻しながら新しいデザインを考えるようにしています。

以前にも書いたかもしれないのですが、
まず最初に「頭の中での実彫刻加工」をイメージして、
それが成功してからでないと段取りをしません。

それが「成功」してから、
実際の素材を手にとって、あちこちから眺めては、
「この辺りにあのカタチが埋まっているから...」
と、頭の中で実彫刻加工を想像し続けます。

そのようにして、皆さまにお届け致します
『赤坂式半月彫刻法』での作品たちは、
「その素材から取り出されて」いきます...。

ジュラルミンに「半月一枚刃」で曼荼羅の美しく繊細な世界を彫刻しております。ジュラルミンに「半月一枚刃」で曼荼羅の美しく繊細な世界を彫刻しております。 

それはまるで、嬉しい気持ちで夢中になって、
いつしか撮りすぎていたポラロイドから、
一番に気に入った一枚を探し出すかのような...。

私の作品を気に入ってくださった、
そんな皆さまへの「一枚」になれますように、
今日もがんばって研ぎ澄まさせ続けております。

赤坂金型彫刻所
代表 三代目赤坂兵之助