2020/11/26 17:14

みなさま、お疲れ様です。

タノシマスの木村です。


アカとブルー タイプレボリューション オリジナルサウンドトラック』にご支援いただいたみなさまへ


これまで進捗等を発表できず、申し訳ございませんでした。11月も終わりに差し掛かり、ひとつの区切りを迎えたこともありまして現状報告をさせていただきたく思います。


タノシマスの現在の活動報告


一般的な公表が成されているかはわからないのですが、この度、exA-Arcadiaマザーボードおよび『アカとブルー タイプレボリューションのゲームソフトに組み込まれている部品』に一部問題があったとのことで、ゲームを遊んでいるみなさま、ゲームを稼働している店舗様にご迷惑をお掛けしている状況となっています。


理由あって事後の報告となってしまい本当に申し訳なく思いますが、『アカとブルー タイプレボリューション(以下、タイプレボリューション)』は既に稼働が開始されているものであり、正常に動作しなかった場合のお店側への損失、コロナ禍でのゲームセンターの厳しい情勢などを考慮すると、この問題を重く受け止め、この問題に最優先で対応をさせていただいておりました。


上記のこともあり、サントラとイラスト集の制作に少し遅延が生じてしまっております。

発送を心待ちにしているみなさまへは残念なご報告になり、本当に申し訳ございません。


その代わりというのはおこがましいのですが、タイプレボリューションについてはシステムを再調整し、入力レイテンシを向上させ、操作性がより良くなって遊びやすくなった新型『アカとブルー タイプレボリューション Ver. 1.2.0(以下、Ver. 1.2.0)』のアップデートデータを無償提供させていただき、ゲームを遊んでいるみなさまへさらにゲームを楽しんでいただけるよう、そして店舗様へはもう一度お客さまへゲームをアピールできるよう、約1年ぶりにプログラム担当の藤岡氏とともにタノシマスとしてがんばらせていただきました。


タイプレボリューションは、exA-Arcadiaとタッグを組んで世に送り出したタイトルということもあり、一社の独断で新バージョンのリリース情報を公開することができず、事後の報告となってしまいましたが、ご支援いただいたみなさまには少しでも早くということで、一足先に発表をさせていただきます。何卒、ご容赦いただけますと幸いです。



『Ver. 1.2.0』について


こちらについては藤岡氏よりアップデート内容の説明をいただいておりますので、そのまま掲載させていただきます。


  • 入力レイテンシの向上


exA-Arcadiaマザーボードの最新IOライブラリへの更新とそれに付随した最適化により、入力遅延2フレーム弱というJVS規格における限界値に限りなく近づくこととなりました。


国内にはおいてはexA-Arcadiaでリリースされた唯一のローンチタイトルで且つ汎用ゲームエンジンの採用ということも相まって、厳しいご意見をいただくこともございましたが、理想的な測定結果が出たことを、制作にご協力いただいたexA-Arcadia開発チーム共々嬉しく思っております。本アップデート以後はみなさまの操作フィールにおける不安や不満が解消されることを確信しております。


  • 一部グラフィックの更新


こちらは目視で確認できるものではない部分も含まれているので、詳細の開示を避けますが、一部のグラフィックを更新することでバージョンの違いが一目でわかるようにいたしました。


  • 軽微な不具合の修正


数点、弊社で発見した見た目上の不具合を修正しております。エフェクトの位置や向きといった細かい点であり、ゲームプレイに影響するものではございません。


  • 自機バランスの調整


本来ファイアバードはB.O.M.Bを発射した直後に敵機へ接近して追撃する際の瞬間最大火力を基に調整しておりました。そのせいか、ブルーアウルと比較して著しく攻撃力が低いと受け取られてしまったように思います。そこで、両機のバランスを見直すことでより遊びやすくなるよう上方修正する形で再調整を行いました。本調整はあくまでも難易度が低くするといったものではなく、プレイフィールを改善するにとどめたものとなっております。


藤岡氏からの説明は以上になります。


以下はアップデートについての注意点です。


  • Ver. 1.2.0のアップデートにおける注意点


本アップデートデータは2020年11月24日にマスターアップしており、翌25日よりexA-Arcadiaより全国のゲームセンターへアップデートの案内が成されております。ゲームソフトを発送していただき、アップデートをして返送するというオールドスタイルでの提供ということで、一斉に稼働が開始されるといった状況ではございません。


また、本アップデートは、正規に『アカとブルー タイプレボリューション』をご購入いただいております店舗様向けに付随するサポート対応となっており、中古で入手されたゲームソフトへの反映は成されませんのでご注意ください。



つぎにリターン返礼品にございました、『アカとブルー タイプレボリューション Ver. MAGIC SPICE ホームエディション』についてご説明いたします。


アカとブルー タイプレボリューション Ver. MAGIC SPICE ホームエディションについて


こちらの名称ですが、『世界に20本だけの“宝物”をキミに』というキャッチコピーでお贈りしたく、誠に勝手ではございますが、『アカとブルー タイプレボリューション Ver. MAXIMUM LIMITED 20(以下、Ver. ML20)』に変更させていただきました。読み方はマキシマム リミテッド トゥエンティです。


Ver. ML20について 


基本システムを『Ver.1.2.0』がベースとなっております。そのため、最新バージョンの『タイプレボリューション』をご家庭で楽しむことができるようになります。


※現状、キャッチコピーの文字通り、個人様向けの『アカとブルー タイプレボリューション』の販売予定はないため、ご支援いただいた20名の方のみが遊べる状況になります


さらに、『WASi303特別版』へご支援いただいた10名様にいたりましては、白いexA-Arcadiaマザーボードにクラウドファンディングで使用されたブルー・サーニがコミック風にアレンジされたものが印刷された特別仕様のマザーボードをお贈りする予定になっております。こちらは僕がデザインを担当させていただき、2020年11月2日時点で既に印刷データの納品も終えていますので、製造完了待ちの状態になっております。


  • Ver. 1.2.0とVer. ML20の違い


返礼品の説明にも記載させていただいておりましたが、Ver. ML20は『コインオペレーションができないフリープレイのみ』での実装となっておりますが、ゲームセンターと同じ興奮が家で味わえるよう、ゲームシステムの改変などは一切行わず、起動画面が専用になっているといった一部グラフィックの変更点以外は、敢えてVer.1.2.0と同じ内容にしてあります。



アカとブルー タイプレボリューション オリジナルサウンドトラックおよびイラスト集について


サウンドトラックについては、当初予定していたものより仕様をバージョンアップし、『クラウドファンディングの終了を見守る配信』でも話題になっておりましたスリーブケース、ピクチャーレーベルを採用した豪華版にて発送できるようがんばっております。スリーブ、ジャケット、ピクチャーレーベル、すべてアカとブルーでイラストを担当している佐悠による新規描きおろしのイラストになります。


また、イラスト集も当初はイラスト掲載のみを予定しておりましたが、ちょっとした設定資料の追加(ホントにちょっとですが…)や稚拙ながら僕のコラムもおまけで掲載できるようにがんばっています。


上記のこともあり、少しだけお時間をいただくことになってしまいますが、きっとお待ちいただいた分だけ期待に沿ったより良いモノをお届けいたしますので、もう少しだけ、がんばらせていただけますと幸いです。


※12月中には完了させる方向で進めていますが、発送時期が明確になりましたら、改めてお知らせさせていただきます

※佐悠に新規イラストを当初より多く発注してしまった関係で直筆イラスト色紙の発送も遅れてしまっておりますが、こちらもサウンドトラックと同時期には発送できるようがんばります


以上、


ご報告となります。


我々タノシマスは厳しい情勢に立ち向かうゲームセンターを微力ながら応援しています。今回提供する『アカとブルー タイプレボリューション Ver. 1.2.0』が少しでもみなさまの笑顔につながれば幸いです。


そして、タノシマスを応援していただいておりますみなさま、事後の報告や発送遅延を起こすといった失態を起こしてしまっておりますが、その分、さらに楽しんでいただけるモノづくりをしていくよう、引き続き全力でがんばります。


是非、今後とも変わらぬご愛顧の程、お願い申し上げます。


楽します!


株式会社タノシマス

代表取締役 木村 浩之