実施理由/背景
年間200頭以上の犬猫の命が失われています。
山梨県では、人と動物が調和し共生する社会を実現させるため、動物愛護の精神を醸成する運動を展開しています。
しかし、依然として年間200頭を超える犬猫が殺処分され、その大半が飼い主が不明で保護された子猫となっています。
こういった現状を受け、殺処分数の多くを占める子猫の殺処分減少を目的にしたむやみな繁殖を防止するための飼い主のいない猫対策や、子猫の譲渡事業をさらに推進するために離乳前の譲渡が困難な子猫の健康や体力を確保して譲渡できるように育成する取り組みを行う必要があります。
その具体的な取り組みとして、今年度は離乳前の子猫育成のお手伝いをしていただくミルクボランティアを広く山梨県にお住まいの方々から募集し、必要資材の貸与などその活動支援を行います。
プロジェクト内容説明
2020年度はミルクボランティア活動を推進!
人と動物の共生する社会の実現するために、山梨県では次のような取り組みを行っています。
(1)人と動物の共生する社会実現に向けて山梨県動物愛護管理推進計画の見直しを行います。
(2)飼い主に対し、終生飼養、所有者明示などの適正飼養について普及啓発を行います。
(3)飼い主のいない猫対策などを行い、動物殺処分の減少に取り組みます。
(4)子猫の譲渡を推進するためのミルクボランティア活動を推進します。
犬猫の殺処分数を減少させるために新たな飼い主捜しとして譲渡事業を実施していますが、離乳前の子猫は健康面や体力面で新しい飼い主さんに譲渡するには不安が残ります。
そのため今年度の主なプロジェクトとして、譲渡に適した健康や体力の確保を目的に、離乳前の子猫の管理を一定期間お願いする(4)のミルクボランティア活動の推進に取り組みます。
目指すところ
人と動物の共生する社会の実現を目指します!
山梨県では、山梨県にお住まいの皆さんに動物愛護への御理解や御協力を求めるとともに、飼い主さんに対する終生飼養や所有者明示の徹底、みだりな繁殖の防止といった適正飼育の普及啓発活動を行っています。また、無責任な餌やりなど飼い主のいない猫対策や、子猫の譲渡を推進するためのミルクボランティア活動の推進など、動物殺処分数の減少に向け様々な取り組みを行っています。
このような取り組みを継続して実施することにより、動物愛護の意識が広く醸成され、犬や猫による人への危害や近隣への迷惑が減少し、やむを得ず殺処分される犬猫がいなくなり、人と動物がともに命あるものとして共生する社会の実現を目指しています。
寄付の使い道
子猫の譲渡を推進するためのミルクボランティア活動に活用させていただきます。
犬、猫の殺処分数を減少させるために、新たな飼い主捜しとして譲渡事業を実施していますが、離乳前の子猫は、健康面や体力面で新しい飼い主さんに譲渡するには不安が残ります。
このため、適正な譲渡に適した健康、体力確保を目的に、離乳前の子猫の管理を一定期間お願いする、ミルクボランティア活動の推進に活用させていただきます。
自治体からのメッセージ
ご支援いただく皆様へ
このプロジェクトでは、県民の動物愛護に対する意識の醸成を図り、飼い主への適正飼育の普及啓発を行うとともに、子猫の譲渡を推進するためのミルクボランティア活動や、飼い主のいない猫対策などを行い、動物殺処分の減少に取り組みます。
今年度は、子猫譲渡のためのミルクボランティア活動を実施します。
譲渡に適した健康、体力を確保させるために、離乳前の子猫の管理を一定期間お願いするというミルクボランティア活動に御理解をいただき、皆様の御協力をお願いいたします。
事業スケジュール
通年:ミルクボランティアの募集・登録
通年:ミルクボランティア研修
通年:ミルクボランティア支援
山梨県では、犬猫の殺処分数を減少させるために、新たな飼い主捜しとして譲渡事業を実施しています。
しかし、離乳前の子猫は健康面や体力面で新しい飼い主さんに譲渡するには不安が残ります。
そのため、広く県民からミルクボランティアを募集し、譲渡に適した健康や体力を確保するために、離乳前の子猫の管理を一定期間お願いしています。
当団体には、毎年3桁の乳飲み子たちが行き場がなくて来ます。
県の施設である「山梨県動物愛護指導センター」にも、毎年限りない数の乳飲み子が持ち込まれているようです。
少し前までは、生まれたばかりの乳飲み子たちは育てる方がいないため処分されていたようですが、今年度から始まった「子猫のミルクボランティア確保事業」に参加し、できる限り命をつなぐ取り組みを行ってきました。
多くの皆様からの支援で、命を繋ぐためのミルク・成長過程におけるフードなど、命を救うお手伝いを行うことができました。
「みんな幸せになるためにうまれてきたはず」
NPO法人リトルキャッツ 日比野 裕子