うちには、いつも服を着てる子がいます♪
(2年前までは5年間オムツもつけてました)
名前は【えんちゃん】彼女は鼻が潰れ片眼が見えなく耳も聴こえてません
そんな、えんちゃんのストーリー…
7年前…
母と妹が実家に帰る途中…
甥っ子らしき子が見えたので、声をかけようと…
普段はあまり通らない田舎道を車で走っておりました
あれ?甥っ子じゃなかったんかな?
っと話してたら、車道の真ん中に…
車にひかれ、目から耳から口から鼻からあらゆる所から出血して死にかけてる仔猫を発見!
ほってはおけない!!!っと保護し、すぐ病院へ…
先生は彼女を見たとたん…
『あぁぁ…この子は、たぶん、もう何しても助からへんと思う…木原さん所は、いっぱい猫おるから、虫下し(ノミダニお腹の虫を殺すスポット)だけしておこうか…』っと寂しそうな声でおっしゃいました。
先生はいつも親身になって、みんにゃを助けて下さってて、その先生がそうおっしゃるなら仕方ない…っとスポットだけ落として貰い家に連れて帰りましたが…
母は最後まで諦めません!
身体を温めシリンジ(針のついてない注射器)で水を飲まし、高栄養の流動食を飲ませ、頭が定まらなくずっと揺れてるので、いつも抱っこし彼女を看病してました…(母は当時看護師でした(今は引退しカフェで娘に使われております(笑))
いつも震え、母が目をはなすとニャーニャー大きな声で鳴き…
オシッコウンチも垂れ流し…
頭を強打し神経がおかしいのか、いつもブルブル震えるので服を着せオムツを履かせてました
いつどうなるのか解らない…
でもこの子は一生懸命生きてる…
看病の毎日が続きました…
すると…
なんと言う事でしょう!!!
だんだん元気になっていき、うろうろ出来る様になりました!!!
でも…
頭を強打しててオシッコウンチ(トイレ)が決まらなく、いつも粗相をし、人の姿が見えないと大きな声で鳴き叫ぶ…
片眼が見えなく頭を強打してるのでずっと首が揺れゴンゴンゴンゴン色んな所にぶつかり…
(危ないのでしばらくはハーネスもつけてました)
鼻が砕けてるのでくしゃみをすると血鼻が飛び散り家中、彼女の血鼻まみれになってました…
なぜこの子は鳴き叫ぶのか母は理解出来なかったんですが、私が様子を観察してると、ん???この子、耳が聴こえてないんちゃうか?っと思い、色々試した所、やはり耳が聴こえてませんでした。
片眼に膜がはり目が見えなく
耳も聴こえなく
鼻が潰れてるので血鼻を飛ばす彼女…
名前をどうするか…
保護した日は偶然にも妹の誕生日で甥っ子を追い、入った道で見つけたので…
【縁があった子】で【えんちゃん】と名づけられました。
えんちゃんが助かり、その半年後に発情が来たので、先生の所に避妊手術に連れて行くと…
先生『えっ!この子生きとったん?!』っとビックリビックリ!!!感動の再会となりました(笑)
それから5年間、毎日毎日オムツ交換
下痢をするとお尻を洗い、血鼻を撒き散らすので、割りと大変なえんちゃんでした(笑)
それが…
2年前、仔猫達がトイレに行ってるのを見てた、えんちゃん…
これ又、なんと言う事でしょう!!!
トイレに入って嬉しそうに砂をかいてるではありませんかぁ~!!!
すぐ飛んでいき、オムツを外すと、初めてトイレでウンコができたのです!!!
それから、オシッコウンチがしたくなると、嬉しそうにトイレの砂をかきかき…
たまに失敗してましたが、もう今では一切失敗する事なくキチンとトイレで出来る様になり、オムツは卒業しました♪
血鼻は治りましたが、今でも寝起きはグシュン!!!っと盛大に鼻を撒き散らす、えんちゃん(笑)
お客様にぶっかける事も多々ありますが…
なんと言う事でしょう…
お客様は良いよ良いよ♪っと許して下さいます(涙)
(なんて優しいお客様がた…感謝感謝)
寂しがりやで人間大好き暖かい所も大好きなので、いつも、お客様の膝にちょこんと乗せて貰ってます♪
縁があって来た【えんちゃん】
来年4月で家に来て8歳
これからも元気に長生きして、お客様の膝を暖めてあげてね~♪
Photo すみれが来た時、えんちゃんがお世話してた時の一枚です♪