2021/08/21 04:14

(こちらのnoteに投稿しております)

ウガンダで食べる料理はとても美味しいです。
ただ一つ言いたいのは、「味が濃い」。

ウガンダの料理の味付けは基本塩ですが、料理の様子を見ているとやはり塩や油をたくさん使っています。紅茶や牛乳を飲む際の砂糖も大匙山盛り5杯入れるのは普通です。

そういう文化なのかなと思っていたのですが、個人差があります。
しかしただの個性ではなく、そこには理由があることに気が付きました。

「たくさん調味料を使うことに抵抗がある人は街中に住んでいる、もしくはある程度安定した生活を送っている」というものです。

どういうことか。
調味料=砂糖、塩、油などをたくさん使えば保存がきくようになります。乾季や雨季でも日中は気温が高く、冷蔵庫を持っている人はほとんどいない(首都除く)ウガンダでは食品がすぐ傷んでしまいます。そこで調味料を多く使って長持ちするようにしていることが考えられます。

だからこそ、保存をそこまで考える必要のない生活レベルの人々は調味料を多く使う必要がないのです。また、調味料を使いすぎることが健康に害をもたらすという知識を持っています。

これは相対的貧困の人々に肥満が多いことと同じ問題です。お金がないと調味料を使って持続させた安い材料を使うファストフードなどを食べがちになり、量は食べていなくても高脂質・高カロリー(低栄養素)の食品を摂取することになります。(参考:イギリス国内では富裕層の子供は痩せ、貧困層の子供は更に太っていく現実(英研究))

また、もう一つウガンダで調味料をたくさん使う背景に、先進国との関係性もあるようです。

調味料が先進国から持ち込まれた際、先進国はより多く売るために、調味料を多く使うよう宣伝したようです。(美味しさ、保存のため)依存性もあるため、調味料を多く使う文化が生まれてしまったと考えられます。

貧困層、富裕層の間に差が生まれているところを見ると、これから発展していけば変わっていくと思いますが、健康にも影響するこの慣習は早めに変わっていってほしいなと思います。

*この文章は筆者が周りの友人の話や主観をもとにした一つのアイデアであり文献やデータをもとにしているわけでなありません