2020/09/01 10:41

こんにちは!白峰ボーディングスクール実行委員会の福田です。

いつも「白峰ボーディングスクールを支える人びと」をご覧いただきありがとうございます! また、日々たくさんのご支援感謝申し上げます!


さて、今回は少し視点を変えて、白峰ボーディングスクールで準備されている教育コンテンツの一部をご紹介したいと思います!  白峰ボーディングスクールでは、さまざまな分野についての学びが提供されます。その分野はアートやサイエンス、エンジニアリング、デザインと多岐にわたります。

今の世の中では、こういった多岐にわたる分野の中から何か一つを選択するということを、ついつい求めてしまいがちです。しかし、一人の人がさまざまな分野を学んだり関心を持ったりすることが、今求められていると思います。

白峰ボーディングスクールでは、SAGOJOという約2万人の旅人のネットワークを有するベンチャー企業とタイアップし、魅力的な人材を講師としてお招きすることをはじめ、パートナー大学である金沢工業大学のバイオ・IT・建築といった分野で活躍する教授陣や学生を講師としてお迎えいたします。

今回は、その中からアート分野で活躍する、プロの演出家・脚本家の舘 そらみ(だて そらみ)さんが、実際に白峰に来訪!そらみさんが白峰地域の方向けに行った、ワークショップの会場におじゃましました!

ワークショップに参加したのは、これまで白峰地域を盛り上げていこうと、地域の魅力を発信する事業や、地域のお年寄りを元気にする活動に取り組んでいる、白峰地域の若手メンバーと地元の大学生たち。参加者はそれぞれ、日ごろから顔を合わせるメンバーにも関わらず、アーティストがやってきてワークショップを開催するということで、最初は緊張した面持ちでした。

しかし、体を使ってコミュニケーションを図ったり、自然から連想されるそれぞれが思うキーワードを用いての大合唱をしたりなど、準備運動を進めることで、徐々に参加者皆さんの表情が豊かになっていくのが、目で見てとれるように! だけではなく、思考そのものがほぐれていく不思議な感覚に陥ったのは、私だけではなかったはずです……!

徐々に活気が出てきたところで、チームに分かれての簡単な創作活動に。昨日あった何気ない出来事を相手に伝えることや、2人ペアを作り、決められたセリフから2人の関係性やシーンをセットし表現していきます。最初は緊張で固まっていたみなさんが、徐々にひとりひとりがクリエイティブになっていく……。

私自身も体験させていただき、にかから解き放たれたような……不思議な気付きを得ることができたと思います。「自由に表現してもいいんだ」と心の底から思えた方が多かったのではないでしょうか。参加された地元の若手メンバーからは、お互いに日ごろとは異なる一面を見ることができた! と相互理解が深まった様子でした。

 4日間に渡って行われたこのワークショップ。最終日は、全員で創作活動に取り組む集大成です。1時間にわたる物語を参加者全員で創出!そのステージは白峰地域全体…!

そのスケールさに、始まるまでは不安が残る私とメンバーたち。しかし、終わってみて感じたのは、ものすごい達成感や、今すぐこのメンバーで新たなことに挑戦したい! という気持ち。部活動3年間の集大成を4日間で出し切ったような感覚に近かったです。この達成感、一体感はぜひ実際に感じてほしい……!

 

さらなる詳細については、9月19日~予定される、オータムキャンプまでのお楽しみということで(笑)オータムキャンプの詳細も数日中に解禁予定!  今回はこの辺りで締めくくりたいと思います。

アートという領域は、ある種、既存の価値観を良い意味で崩し、ほぐしてくれる。本来、人として持っているクリエイティブへの欲求を導き出してくれる、そういう存在なのかもしれないと自分なりに感じました。「一体感を持って自由に創造してよい」というこの感覚。子どもはもちろん、大人の私たちにとっても、非常に濃い学びと経験がここにはありました。