はじめに・ご挨拶
こんにちは。
岩手県宮古出身の小坂理加です。
入社1年目の新入社員です。
4月1日より海外赴任を予定していましたが、コロナの影響で延期せざるを得ない状況になりました。
その時、人が自由に移動できない歯がゆさを初めて感じました。
そこで、分断されたセカイに対して、何かできないかとも思い、同期の仲間とこのプロジェクトを立ち上げました。
セカイで見た空。景色。人との出会い。笑顔。
このプロジェクトで実現したいこと
100日間連載してきたnoteの記事を
写真集「#あの素敵なセカイをもう一度。-100日間の軌跡-」
として出版したいと考えています。
「大切な人と出会えなくなった」
「感動する風景を見れなくなった」
「海外に挑戦することが出来なくなった」
辛い、悲しい、悔しい、寂しい
そんな思いをしている方たちに対して
「セカイってやっぱり素敵なんだ!!!」
ということを届けたいと思います。
プロジェクトをやろうと思った理由
私が、セカイの前で立ちすくしたあの日から始まりました。
***
2020年3月29日。
成田空港からトルコへ旅立つ日。
この日の成田空港は、閑散としていて、
今まで感じたことのない異様な雰囲気が漂っていた。
私の知っている空港は、
「旅たちのワクワク」と「お帰りの温かさ」が入り混じった人情味ある空間だ。
けれど、この日の成田空港は、私が知っている姿とは全く違っていた。
帰ってくる人も、仕方なくという感じだった。
3月27日の夜。
トルコのエルドアン大統領が、「国際線の全面停止」を発表した。
それでも、私の乗る予定の便は、キャンセルにならなかった。
飛び立てるのか、飛び立てないのかわからないまま、私は、成田空港へ向かった。
そして、空港のカウンターで私の順番がやってきた。
カウンターの女性が、眉間にシワを寄せながら、
「ちょっと待ってくださいね。」
と言ってどこかへ行ってしまった。
期待と不安が入り混じり、パスポートを握る手に自然と力が入った。
ー待つこと15分ー
「トルコ人以外は、乗れません。」
私の乗る飛行機は、トルコ人がトルコに帰るためのものだった。
体中の力が抜けてしまった。
父から貰ったアルバム、同期やたくさんの人からの寄せ書き、たくさんの想いを背負って、飛び立つ気でいた。
心の中で、ポキッと木の枝が折れる音がした。
走馬灯のように、赴任前の20日間の東京でのインターンの日々を思い出した。
毎日課題に終われながら、睡眠時間を削ってがんばってきた日々。
同期の仲間の顔。
残念という言葉では表現しきれない。
どこにぶつけていいのかわからないこの気持ち。
どうしようもないこの気持ち。
思わず、その場で、しゃがみこんでしまった。
トルコの拠点長に電話をし、このやり場のない気持ちをぶつけた。笑いながらも聞いてくれる拠点長。
何で行けなかったのだろうと、またしても込み上げる想い。
電話後も、どうしてもその場から立つ気になれなかった。
空港で唯一空いていた売店が、閉める準備をし始めたのを見て、時間が過ぎていたことに気がついた。
「あ、帰らなきゃ。」
キャリーケースにパンパンに詰めた30kgの荷物をもって、社宅に帰ることにした。
荷物を押す気力も残っていない。
荷物を押しているのか、押されているのかわからないような足取りだった。
どうしようもない、ままでいいのか。
あれから、1カ月がたった。日本も、緊急事態宣言が発令された。
世界各国は、依然として、外出禁止令やロックダウンがされている。
「どうしようもない」と思う日々を一カ月すごした。
桜は、見ることもなく散っていった。
岩手に帰れば、桜をみれたのに・・・。
ちょっと前までは、タイにも、ヨーロッパにもあんなに簡単にいけたのに・・・
『世界は、分断されてしまった』
まるで、あの日、東北にきた津波が、大切なものを分断したかのように、
コロナは、「セカイのつながり」を分断してしまった。
セカイで見た空。景色。人との出会い。笑顔。
3.11は大切なものを分断した。けれど、より一層大切なものとつながることができた。
私ができる恩返しは何だろうか、とずっと考えていた。
分断されたセカイだからこそ、
『あの素敵なセカイをもう一度』つくりあげていけないだろうか?
***
そんなプロジェクトを今回立ち上げようと思っています。
分断されたセカイを1つにする力にするために、
今できることをやりたいと思います。
#あの素敵なセカイをもう一度。
これまでの活動
noteにて、6月1日より100日間毎日、
分断されたセカイが動き出していく世界の今を毎日発信中。
↓↓↓ ↓
「#あの素敵なセカイをもう一度。-100日間の軌跡-」
と題して、
① 世界各地の素敵な、もう一度みたい綺麗な景色
② ロックダウンから、人の移動がはじまった変わりゆく世界の今のショートエッセイ
を合わせて、100日間のキャンペーンを実施。
資金の使い道
世界の写真集 『#あの素敵なセカイをもう一度 -100日間の軌跡-』の出版費用
(クラウドファンディング後に、文芸社より出版許可をいただいております)
リターンについて
写真集『#あの素敵なセカイをもう一度~100日間の軌跡~』
みんなから愛される「トルコの悪の目」
WEBトークライブ招待券
などをお礼とさせていただきます。
実施スケジュール
2020年10月クラウドファンディング完了
2021年2月文芸社に入稿
2021年3月リターンのお届け
最後に
コロナの影響で、
留学行けなくなった人、
海外旅行できなくなった人、
ビジネスで被害を受けられた方々がたくさんいらっしゃいます。
その方々に対して何ができるかを考えたとき、この出版集を作ることを決めました。
当たり前にあったHAPPYがなくなった今、
この写真集でHAPPYになってもらいたい。
この写真集をみて楽しんでもらいたいという思い、
この出来事を後世に残したいという思いでこのプロジェクトを始めました。
PLEASE BE HAPPY!!
<All-or-Nothing方式の場合>
本プロジェクトはAll-or-Nothing方式で実施します。目標金額に満たない場合、計画の実行及びリターンのお届けはございません。
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