毎年の例祭で使用する提灯が痛んでいたので、佐沢薬師如来奉賛会で1対新調しようという話が春に持ち上がりました。 事務局を担当した私クロダは、遠州横須賀街道ちっちゃな文化展(静岡県掛川市の景観形成重点地区での文化祭)に出展した際、地元のお祭り「三熊野祭」で提灯を毎年作り続けている老舗「やなせ提灯店」を知り、その縁もあって祭りの時期を避けて柳瀬さんに提灯をオーダー。削り墨を水で溶き、固まらないように湯で温めながら墨で書く昔ながらのやり方も守りながら作っているのだとか。100年以上前に大祖父(ひいおじいさん)の柳瀬重太さんがはじめたとか。「これ親父ですよ」と、柳瀬さん。防水仕様に油を塗っていただいた提灯。御礼と支払いを済ませ、一路掛川から久野脇へ。奉賛会のメンバー、お馴染みの前田さんに手渡す。「俺らの目がまた黒いうちは(笑)」と前田さんは笑うが、今年は石灯篭のベースが補強され、御堂裏の木(倒木すれば御堂を直撃の可能性があった)も切られた。祭りの登板が詰める丁屋の屋根も「塗れるうちに綺麗にしておかないと誰もはー、やらんら」と塗装を計画中だとか。 大井川鐵道も昨年の台風で路線が久野脇(最寄り駅の塩郷」まではのびて来ない。それでも、キャンプや外国人観光客の民泊、夏や冬にはイルミネーション、さらには恋がね農園の取り組みや、庭の木プロジェクト(静岡大学連携)など、くのわきは地道に活動中。 「インスタグラムもやっておりますので、ぜひ皆様にも久野脇を感じていただきたいです!」と、地元の有志は元気いっぱいだ。