時折雪混じりの川根本町久野脇。1月7日午後18時半より、通常例祭が執り行われました。今年は新型コロナウイルスの影響により、規模をかなり縮小しての限定的な開催となりました。ご支援いただいた皆様のおかげで、美しく装いを新たにした御薬師様は、改めて集落の方々に披露されましたこと、ここに厚く御礼申し上げます。安置されているお堂の扉建具を修復した際に出た旧建具は御数珠に生まれ変わりましたが、和尚様の御祈祷を経て生が入りました。さらに、昨年8月までの絵馬は焼き祓いのために、ご支援いただいた方々よりご郵送いただいた絵馬は奉納のために供えられます。いろいろな意味で特別となった、令和3年の例祭。方丈様のお言葉は「疫病退散」と「平穏祈願」に関するものでした。法要の後、古い絵馬を焼きます。蝋燭と火を見守る当番組は丁屋に泊まり、お堂のろうそくとひよんどりのかがり火を見守ります。時折雪が舞い、お堂の冷え込みは氷点下にまで下がりました。夜が明けた次の日、絵馬を奉納。例祭は無事に終了。縁結びを願って、ひよんどりの穴の周りをハート型に。令和3年が、皆様にとって素敵でかけがえのない年になりますよう祈念しております。御数珠も後日郵送させていただきますので、今しばらくお待ちくださいませ。木札奉納が完了しましたら、また報告させていただきますので、引き続き宜しくお願いいたします。
江戸時代 の付いた活動報告
令和3年通常例祭を執り行いました。
2021/01/08 20:43
あと3日!御薬師様の修復工程について
2020/10/11 08:50
佐澤山薬師堂御堂改修工事。板金担当の職人鈴木さん。その他、建具職人や大工、左官職人が関わり、先日御堂は改修を終えました。 ご本尊である【薬師瑠璃光如来坐像】も修繕し、次の大祭である60年後を待ちながら、歳を重ねたいものです。 クラウドファンディングは残すところ、あと3日となりました。是非とも、最後のご協力をお願いいたします。ちなみに、薬師如来座像の修復工程は▽研磨(塗膜剥がし)▽欠損箇所補完▽木地調整▽木地止塗り▽研磨▽下塗り▽研磨▽下地調整▽下塗り2回目▽研磨▽下地調整▽中塗り▽研磨▽上塗り▽定着剤塗り▽下地調整(拭取&馴染)▽本体金箔(全体・光背)▽定着剤塗り(拭取&馴染)▽本体部分肌粉(全体のうち肌露出箇所)▽口髭・唇・瞳彩色▽螺髪下塗り▽螺髪中塗り▽螺髪上塗り▽台座彩色▽全体調整・最終仕上げこちらも、木工や漆、金箔、彩色といった古来の技術を、たくさんの職人で紡ぎます。