はじめに・ご挨拶
スマホアプリ「とこしえ」発案者で、合同会社とこしえ代表の竹内正実と申します。
2014年頃「とこしえ」を発案し、ある程度できた頃、脳出血に倒れました。私の入院などにより「とこしえ」の作業は中断していました。後遺症で右半身が麻痺していますが、私自身の復活と共に「とこしえ」を復活させたいと欲しています。弔い方の小さな革命「とこしえ」。
今回はクラウドファンディング二次募集です。皆さんのご支援を賜れますことを願います。
プロダクトのご紹介
あなたの生前、亡くなった時、死後の永遠の時間と、「とこしえ」では時間区分を三つに分けます。
①ノコス
あなたについて、あなたの大切な人や、お気に入りのことや夢も、写真やビデオで、「とこしえ」に取り込みましょう。未来に鍵が外れて見られるようにするには”シークレットモード”で保存。500年後に私の玉手箱の紐が解かれるなど、考えただけでワクワクします。
②とこしえ化
あなたの死後、託された人があなたの命日を入力し、「とこしえ」を本番動作させ、文字通り永遠化させます。まるであなたからいのちをバトンタッチされたように、あなたを現世や未来につなげてくれます。「とこしえ」の始まりのセレモニーです。「とこしえ化」した後は一切のデータの追加、修正ができません。あなたの歴史は永遠に改ざんされません。「とこしえ化」後はオフラインで動きます。
③ツナグ
「とこしえ」は大切な人にデジタルな形見として贈られます。シークレットモードで動画を保存すれば、まるであの世からのメッセージ。大切なあの人に、まだ見ぬ誰かに嬉しいサプライズを仕込みましょう。
プロジェクトをやろうと思った理由
弔いのカタチは大きく変わりつつあります。散骨などの自然葬や、お墓を持たない人も増えています。今は過渡期ですが、お墓や位牌の在り方は、近い将来大きく変わると考えています。
私が死んだなら遺灰は野山にでも撒いて、私という人間が存在した証は、「とこしえ」だけが残ればよいと考えています。無理して自分史など書いたとて、誰が読むでしょうか? 何気ないおしゃべりや天気のことを話しているビデオを残すだけでよい。あなたの声に触れられ、未来の子孫は興味津々でしょう。声色やしゃべり方の癖に、遺伝子の継承を実感するからです。
私は戒名も要りませんし、葬儀も出さないかもしれません。日本の葬式はお金がかかることで知られていますが、私ならその費用を、贔屓の歌手を呼んで、私のために一曲歌ってもらうことに充てます。歌手目当てでも参列者が溢れ、にぎやかな会になりそうです。
しめっぽくなりがちな葬式を、ワタシ流に楽しいものに変えられるはずです。「とこしえ」では命日を入れ「とこしえ化」した直後にビデオが流れるように設定できますが、集まってくれた人に私自身の言葉で感謝を伝えたいです。
「とこしえ」は単なる終活アプリではありません。弔い方や永遠性への小さな「革命」なのです。
これまでの活動
2014年頃「とこしえ」はできつつありました。その後、脳出血に倒れ、幸い一命は取り留めましたが、私の入院やリハビリなどがあり、「とこしえ」の開発は遅れました。現在も右半身が麻痺しています。
この数年でスマホを取り巻く状況は変わり、プログラムを一新する必要に迫られました。2019年、新しいプログラマと共に「とこしえ」を復活させるべく、活動を再開しました。資金がなかったので、クラウドファンディングでご支援いただきましたが、目標金額に届きませんでした。今回はその不足分を補うための二次募集です。
私はロシア生まれの触れずに奏でる最古の電子楽器テルミンの演奏家でもあります。27年前にロシアに渡り、演奏法を学んできました。当時テルミンは知られておらず、日本国内に奏者はいませんでした。2003年にマトリョーシカ型テルミン”マトリョミン”を開発。弟子を育て、2013年にはThe Largest Theremin Ensembleのギネス世界記録を初めて樹立しました。今や日本は演奏の水準、人口においてもライバル不在のテルミン大国になりました。
「とこしえ」は私の次なる挑戦です!
リターンのご紹介
「とこしえ」を完成させ、正式リリースまでの間(2020年9月を予定)、ご利用いただけます。
ご支援カテゴリーごとのご支援金額、リターン内容は以下のとおりです。
1) ブロンズ・メセナ:5,000円
・「とこしえ」正式リリース前に利用できる権利
2) シルバー・メセナ:10,000円
・「とこしえ」正式リリース前に利用できる権利
・「とこしえ」webページ上にて、お名前を掲載
https://www.tokoshie.biz/
3) ゴールド・メセナ:50,000円
・「とこしえ」正式リリース前に利用できる権利
・「とこしえ」webページ上にて、お名前を掲載
https://www.tokoshie.biz/
・「とこしえ」本体の「支援者情報」項目において、お名前を掲載
【ご注意】
・正式リリース後(2020年9月を予定)は、コンテンツを「とこしえ」に収めるノコス期間は、AppStoreでの使用料(1,100円/1年※予定)が発生し、オンライン接続が必要です。「とこしえ化」以後は無料。オフライン状態で動作します(一切の変更、追加、削除できません)。ただし今回は正式リリース前に利用していただきますので、利用料は発生しません。
スマホのプラットフォームですが、今回はiOS(iPhone)を対象とします。将来的にAndroidも対応予定です。
・動作の必要条件は以下のとおり。
iPhone5以降(5, 5c除く)、iOS:12.4以降。iPad対象外。
・スマホが数千年も動く保証はありません。未来の技術に期待します。
・とこしえは基本的にスタンドアロン(単体)で動きます。「ノコス(本番への準備)」作業中はオンライン接続が要りますが、「とこしえ化(本番動作)」後は、ネットと完全に切り離されます。
・どれだけコンテンツを収められるかは、スマホの記憶容量によります。
マンガで使用例について説明
メディア掲載
2020年6月20日付「読売新聞・夕刊」にて、「とこしえ」について紹介されています。
Q&A
Q. 「とこしえ」とはどういう意味ですか?
A. 古語で「永遠」の意があります。
Q. 私にはたくさん写真やビデオがあります。どれくらい取り込めますか?
A. スマホの記憶容量によります。あの世にすべて持ってはいけないので、残したい自分の写真やビデオだけ残せばよいと考えています。必要な写真やビデオはすべて「とこしえ」にあるのであれば、残された人も遺品整理で悩むことはないでしょう。
Q. iPhoneだと”9999年12月31日”まで設定できますが、その頃までスマホは動いていますか?
A. 私にもわかりません。未来の技術に期待します。
Q. 贈る相手のいない”お一人様”は、「とこしえ」を作る意味があるのでしょうか?
A. 会員制のサロン、もしくは「とこしえ霊園」のようなものがあったとします。自分の死後、「とこしえ」を納め、会員は故人の「とこしえ」を閲覧できます。人の数だけドラマがあると言いますが、ひとつひとつの「とこしえ」を閲覧すれば、その人の人生の喜びや悲哀にも触れられ、下手なエンターテインメントを凌ぐ興味深さでしょう。数百年前のあの人に「ほの字」だなんて、ロマンティックです。
Q. 「とこしえ化」した後、ネットに繋がないのは理由がありますか?
A. ネット接続する理由は、SNSでの繋がりを期待してだと思います。現在のSNSの騒々しさを見るに、SNSの先行きを案じています。生前(亡くなる前)の復讐として、生きている誰かを虚言で告発するようなことが起こるかもしれません。死んだ人の言ったことは真実と受け取られがちですが、このような悪意に「とこしえ」が結果として荷担してしまうことを案じています。また、どんなにセキュリティを強化しても、所詮人が作った仕組みですから、構造を理解している人が臨んだなら、必ずハッキングされます。ネットと繋がないのであれば、どこかに忘れたり、落としたりしないかぎり、情報が外部に漏れ出すことはありません。
<All-in方式の場合>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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