はじめに・ご挨拶
【今回プロジェクトにチャレンジした理由】
2008年11月に沖縄県那覇市でゲストハウスけらまを立ち上げ、翌2009年にCamCam(カムカム)沖縄を同じく那覇市でオープンさせました。ゲストハウスけらまは昨年建物の老朽化に伴い惜しまれつつ移転縮小しましたが、開店以来十数年に亘り旅の宿として多くのお客様にご利用頂いてきました。
そんなゲストハウスが今回のコロナ渦で宿の運営が窮地に立たされています。
開店以来、数千人もの方にご利用頂き、毎年沖縄に帰ってきてくれるゲスト様も多く、今回の新型コロナからみんなの思い出がつまったゲストハウスを守りたいと思いこのプロジェクトを立ち上げました。どうか最後までお読み頂ければ嬉しいです。
【ご挨拶させて下さい】
とにかく旅が好きでした。
知らない国に行き、見たことのない街の新鮮な空気の中、人々との出会いに魅了され気が付けばゆうに70ヵ国は旅をしていました。
旅の中での出会いは何よりの財産です。振り返ってみれば数十年前、偶然同じゲストハウスに居合わせただけの縁が今も続いています。人の縁というのは本当に不思議なものです。
2008年、沖縄という場所に惹かれ仲間たちと最初のゲストハウスを立ち上げました。世界中のゲストハウスに泊まり、そこで多くの人に出会い、今度は自分自身が旅人を迎え入れる場所、人々が交流できる特別な場所を作ろうと決めたからです。
現在、沖縄県はコロナの被害を大きく受けており、ゲストハウスの経営も苦しい局面を迎えています。
旅行する事が気軽ではなくなり人とのコミュニケーションにも苦労する、そんな世界になりつつあります。
しかしそんな時代の中なんとかこの場所を守りたい。
人生の一部は旅の中にあり、出会いこそが人生の財産です。
『とにかくゲストハウスが好きです! 』
ゲストハウスに明確な定義はないようですが、滞在費を抑えたい旅人が利用する安宿といったところです。
その一方インターネットが現在のように普及する前は、街の情報や国境越えのルートなどバックパッカーの情報交換の貴重な場でもありました。
スマートフォンのない時代、分厚い地球の歩き方やロンリープラネットをバックパックにいれ世界を旅したものです。
新しい街に到着し偶然同じゲストハウスに居合わせた宿泊客同士でグラスを傾けながら旅の本を片手に情報交換した事は一生忘れられない素敵な思い出になっています。
旅の出費を抑えたいのは勿論ですが、ゲストハウスの一番の魅力はまさに今現在コロナ渦で制限されている人と人とのコミュニケーション自体です。
『沖縄と言うと皆様は何を思い浮かべますか? 』
サンゴ礁の青い海、南国の亜熱帯気候、そして日本本土とは異なる魅力的な異文化圏。
歴史を辿れば日本、中国、東南アジアの影響を受け1972年まではアメリカ領だったりと歴史に翻弄された場所でもあります。
沖縄と聞くと特別な感情を抱かれる方も多いと思います。
『沖縄でゲストハウスをやるという事 』
【旅の宿としてのゲストハウス 】
国内外からのバックパッカー、旅行者、学生さん、日本一周中の旅人
最近はご家族でのご利用も頂けるほどゲストハウスは旅行の選択肢として定着してきました。
アジアからハネムーンのご夫婦
ヨーロッパの大手銀行に勤める方の長期バカンス
ダイビングサークルの学生さんの夏合宿
自転車で日本一周中のチャリダーさん
カムカム沖縄とゲストハウスけらまはオープン以来、個性豊かなゲスト様に彩られながら今日まで運営させて頂きました。
【沖縄の魅力に引き寄せられる人が集まるゲストハウス】
ゲストハウスは旅人の宿であるという一方で
沖縄という特殊な立地もあり、フラッとゲストハウスを訪れる方も少なくありません。
まるで人生のトランジット(次の飛行機までの乗り換え時間)を過ごすように多くの方が沖縄を目指します。
長期休暇やお仕事をやめたタイミング、事情があって地元を離れる方、学校に行きたくなくて沖縄まで来ちゃった子、今まで属していた社会や生活から抜け出して来た人。
数えたらきりがありませんが様々な理由で沖縄のゲストハウスに辿り着きます。
そして旅先という非日常の空間で色々な体験をし様々な出会いを経て新しい何かを見つけて帰っていく、沖縄のゲストハウスはそんな場所でもあります。
『1円玉の裏の模様は二度と思い出せないけど 』
1円玉の裏の模様は二度と思い出せないけど、旅先での一場面を鮮明に覚えている事があります。
ゲストハウスけらまとカムカム沖縄はそのような場所であり続けたいと、沖縄という場所でこの生業を誇りを持って営んで参りました。旅や出会いの中にはかけがえのないものがあるんだと信じています。
理由があってもいいし、なくてもいい。
住んでいる街を出て日本の最南端の沖縄まで来て、そこで誰かに出会い何かを語らう。
意味がある事でもいいし、くだらないバカ話でもいい。
でもそういう瞬間、瞬間はずっと心の中に残り続け内側から自分自身を温めてくれる人生の大切な糧になります。
きっと誰にでも旅先での素敵な思い出があるはず!
受付で暇つぶししたり
ゲストハウスの前で花火してみたり
浴衣で散歩したり
さんぴん茶で乾杯したり
海で語らいあったり
出会った仲間と離島まで行ってみたり
クリスマスパーティしたり
大人だって遊ぶ時は真剣に遊ぶ
船もみんなで乗ったよね
10年以上無我夢中で宿の経営を続け、気が付けばゲスト様にとっても我々自身にとってもここだけではとても載せきれないくらいたくさんの思い出がつまったゲストハウスになっていました。
そしてこれからも当たり前のようにそういう場所であり続けるんだと思っていました。
ーーー新型コロナ でほとんどの予約がキャンセルにーーー
今回の新型コロナウイルスパンデミックによるかつてない深刻さは世界中に多大な影響を与えています。
皆様ご承知の通りその中でも沖縄県は7月下旬からの陽性者数の激増、8月には県独自2度目の緊急事態宣言が発令、複数回の期間延長によりもともと3月より壊滅状態だった観光業は甚大な被害を受けています。沖縄県の代表的な観光地である国際通りでさえシャッター街となりつつあります。
当然のようにゲストハウスの運営に与える影響は大きく本来繁忙期である、春、夏の予約はほとんどがキャンセルになりました。国の支援も家賃などの固定費の支払いであっというまに消えてしまいます。
ですが我々は前を向いて進んでいます。
ーーー人との接触や体験が減少する今【大切な場所を守りたい】ーーー
沖縄の宿泊業、特にゲストハウスは今窮地に立たされています。自由に旅をする事が出来ず当たり前のようにあった人間同士の交流も絶たれています。
体験する事、人と出会う事、これこそがゲストハウスの本質であり価値です。
ゲストハウスで出会い結婚した方
一生の友達ができた方
忘れられない思い出がある場所
ふとした時にいつでも帰って来れる場所
それが今コロナによって脅かされています。
オープンして11年の間に知り合った日本各地をはじめ世界各国の人々から、沖縄は大丈夫?ゲストハウスは大丈夫?との声を多く頂きました。皆様自身の身体や生活の心配もある中、私どもの事を気にかけて頂き感謝と喜びの気持ちでいっぱいになりました。
落ち着いたら絶対遊びに行くよ!と大勢の方々にお話し頂きました。
そんな場所をこれからも守り続けさせて欲しいんです。
いつでも帰ってこれる場所を残したい。
皆様をまた笑顔でお迎えできますよう私たちも最大限の努力を惜しまず、陽はまた昇るの言葉を信じてこの局面を乗り切っていくつもりです。
集まったお金は、ゲストハウス運営継続の為の資金として大切に使わせていただきます。
2月から長く続く新型コロナの影響で我々の運転資金も底を突きつつあります。頂いたお金はコロナ収束までの資金として大切に運用させて頂きます。具体的には日々の家賃や光熱費等、固定費の支払いやコロナ対策などの費用にあてます。
『この場所でまた乾杯したい!』
最後までお読み頂き深く感謝いたします。
新型コロナウイルスが終息し皆々様が安心して旅に出かけられる日が必ず来ると信じて、皆々様が沖縄にいらっしゃるその日を楽しみに、今何ができるかを考えて歩んでいきたいと思います。
どうか沖縄の出会いと別れとたくさんのゲスト様の思いがいっぱいのゲストハウスを守らせて下さい。
来年以降もそんなゲストハウス業に携わらせて下さい。
どうかご支援の程よろしくお願い致します。
もしこのプロジェクトに共感してもらえたらシェア、拡散して頂けると幸いです。
リターンについて
CamCam沖縄オリジナルTシャツは下記①と②をお選び下さい。カラーは白のみです。
①サイズ S M L
②前デザイン or 後デザイン
こちらはCamCam沖縄オリジナルステッカーです。スマートフォンサイズのステッカーです。
ご宿泊チケットの有効期限は2022年末迄です。ご利用の際は事前に電話またはメールでお問合せ下さい。ゲストハウスCamCam沖縄のドミトリースタイルでのご宿泊です。お部屋は男性専用ドミトリーと女性専用ドミトリーに分かれています。
ゲストハウスCamCam沖縄
〒900-0015 沖縄県那覇市久茂地2-20-12
電話:098-863-0022
E-mail:mail@camcam-okinawa.com
https://camcam-okinawa.com/
【Q&A 】
Q:宿泊チケットはいつでも使えますか?
A:基本的にはいつでも使えます。ただし必ず事前に電話かメールでお問合せ下さい。
Q:別途消費税、リターンの送料はかかりますか?
A:かかりません。全て含まれております。
Q:一人で複数回のリターンを選ぶことは可能ですか?
A:可能です。一度のご支援でまとめての選ぶこともできます。
Q:初めてクラウドファンディングで支援者になります。
A:こちらから支援者様向けCAMPFIRE公式のQ&Aページが見れます。
(本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。)
最新の活動報告
もっと見るハイサイプロジェクトに多くのご支援ありがとうございました!
2020/11/06 20:25多くのご支援を頂きCamCam沖縄のハイサイプロジェクトは大成功でプロジェクト終了日を迎える事ができました。心よりお礼申し上げます。楽しみにしていた支援者様のお名前リストも手元に届きました。現在、リターンにつきましては11月中の発送を目途に準備を進めております。どうぞ楽しみにお待ちください! もっと見る
時間は決して戻らないけど、過去を変える事はできる
2020/10/29 17:37ハイサイプロジェクトは10月いっぱいを持って終了になります10月末の那覇は少し気温も下がりようやく夏も終わりといった佇まいです。今年の沖縄は毎年やってくる夏の喧騒のないまま終わりました。インバウンド需要で営業していたお店は軒並み閉店波の上ビーチもクローズ風物詩になっていた沖映通りの暖暮の行列もなし台風ではなく青空の下誰もいない国際通りはなんだか不思議な光景でした。日本中、世界中の街でいつもと違う夏になったのではないでしょうか。夏は子供を大人にして、大人を子供にすると言います。今年の夏はなかなか子供に戻る時間がなかった方たくさんおられると思います。当たり前だと思っていた日常はあっと言う間に失われてしまいました。ハイサイプロジェクトについてさて新型コロナの影響でチャレンジした本プロジェクトでしたが思いがけず大きな反響があり大成功となりました。シェアや拡散、支援して頂いた方に深くお礼申し上げます。集まった支援は負担の大きい家賃や光熱費などで大切に使わせて頂きます。それからこのチャレンジを通してゲストハウスの出来事を思い出した方も沢山おられたようです。来年こそは穏やかでうるさい夏が戻って来ますように。大人の林間学校みたいな楽しいゲストハウスになりますように。IDしかわかりませんがぜひぜひ支援者ページからお知り合いを探してみて下さい。なかには面白いコメントもあり、支援に感謝すると同時にとても楽しみながら読ませて頂いております。終わりの見えない今後について今年度の沖縄の観光客数は七割減になるという見通しもあり政府肝入りのGoToキャンペーンはゲストハウスには恩恵が少ないのが現状です。今年は春夏の繁忙期が全くの空振りに終わり現状も日々のチェックインは限りなくゼロという状況が続いています。以前なら冬場あたりに「今日リビング誰もいないね」という日はありましたがもう半年以上そんな状態です。年度末あたりを目途に事態が収束してくれればいいのですがいつ終わるかもわからないコロナ時代において、コミュニケーションや出会いの場であったゲストハウスの窮地はまだまだ続きそうです。現在、先行きが不透明で長期戦を覚悟する中で頂いた多くの声援を胸にして懸命にゲストハウスの維持を行っています。それではあと少しです。みんなの思い出のつまったこの場所を守るために。コロナなんかでこの光を消さないために。ここから未来を変えるために。ぜひぜひ最後までご声援よろしくお願いいたします。 もっと見る
ハイサイプロジェクト目標達成について、それから今後について。
2020/09/18 19:01目標達成についてまず初めに、当初予定していた目標をあっという間に上回る事が出来ました。これは想像以上の反響で、土曜日の昼にプロジェクトを開始して、火曜日の夜には達成してしまいました。なんと実質わずか三日半でした。こんな事になるなんて全く想像していませんでした。ご支援頂いた皆様やシェアや拡散をして頂いた皆様に心よりお礼申し上げます。本当に感謝してもしきれません。実は…実は初めクラウドファンディングにあまり乗り気ではありませんでした。支援が集まるかどうかも心配でしたし、プロジェクトを立ち上げる事でどんなリアクションが返ってくるのかを想像するとかなり不安な気持ちでした。しかしいざプロジェクトを開始してみるととても暖かい声援ばかりで中には直接会いに来てお金を渡してくれようとした方までいました。もちろん支援者様が集まって下さった事は大きな喜びでした。でも、なによりも一人一人のコメントやSNSなどのシェアのメッセージが本当に本当に嬉しかったです!次々と現れる支援者様コメントを読んでいると今までやってきて良かったと心の底から思いました。離れていても、もうずっと会っていなくても心の繋がりを感じる事が出来ました。特にコロナ渦で人と人とのコミュニケーションが無くなっている今、本当にかけがえのない貴重な体験をさせて頂きました。10年以上ゲストハウスをやっていると当時10代や20代だったゲストさんやスタッフさんが結婚したりお子様がいたり仕事を変えたり自分の会社を持ったり新たな夢を見つけていたりとそれぞれ人生の違うステージに進んでいます。中にはあまり変わらず暮らしている人もいるみたいですが…。今回のハイサイプロジェクトでそんな知らせをたくさん聞けたのも嬉しかった事の一つでした。プロジェクトの本文で書かせて頂いたように出会いは人生の財産です。10年後はみんなどんな風になるのかなぁとふと思いを巡らせています。何気ない出会いの積み重ねが人生を彩っていきます。出会った事は偶然でも、この先このご縁を繋いで行くのは我々自身です。プロジェクトの今後について目標金額は達成する事ができましたがハイサイプロジェクトは10月31日まで続きます。新型コロナの影響で春夏の繁忙期の予約がほとんどキャンセルになったため日々の売り上げでは固定費の支払いもままならない運営状態が続いています。ありがたい事に目標金額を超えてご支援頂いた分は家賃などの固定費支払いに使わせて頂きます。まだまだ終わりの見えないコロナウィルスとの闘いが続きますがこの繋がりだけは失わないように皆様のご支援にお応えできるように沖縄に来たらいつでも帰って来れる場所を守って行きます。ぜひプロジェクトの最後までシェアや拡散など引き続き応援よろしくお願いいたします! もっと見る
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