フードバンクはりま副理事長の車田です。
普段はキリスト教の牧師として働いて、ボランティアで炊き出しや夜回り、子ども食堂のお手伝いなどをしています。
私が牧師になったりボランティアを熱心にする様になった、きっかけの一つは阪神淡路大震災で被災したことでした。多くの人に助けていただき、また被災した者同士支え合った経験は、私の価値観を大きく変えました。
我が家の水道がまだ出なかった頃、近くの家の水道から水をもらっていたら、その家の4〜5歳の子どもが「この水道からは誰が水を汲んでもいいんだよ」と言ってくれた言葉が忘れられません。
競い合う、奪い合うのではなく、助け合い互いを大切にし合うことが、生きる上でいかに大切であるかを学びました。
フードバンクで食料を集めるお手伝いも多少しているのですが、食べ物をフードバンクからいただいて、自分の関わってるボランティア団体を通して、その食べ物を届けることの方が多いです、そんな時に食べる物に困る人が、今の世の中にこんなにも多いのかと驚くと同時に、食べ物を受け取って、喜ぶ子どもの笑顔や、ホッとした大人の顔、心からの「ありがとう」の一言に出会います。
フードバンク活動が広がることは、そんなお互いを大切にし合う関係が広がることに繋がると思っています。
これからコロナの影響で、生活に困る人が増え、お腹を空かせる子どもがさらに増えるのではと心配してますが、冷凍冷蔵倉庫を作ることで、今まで以上に必要な時に必要なものを届けることができる様になるはずです。ご協力よろしくお願いします。