ストーリー
scivaは
〜大人の遊び心〜
を最も大切な理念として考えており
それを具現化していくことを目標としております
木という素材の持つ
「 直線的 硬い 」
といったイメージを少し角度を変えてみるとともに
他の素材と合わせる事により
「 上品さ 暖かさ さわり心地の良さ 」
さらには身につけるものとしての
「 機能性 ファッション性 ライフスタイル 」
を追求していくブランドです
ご挨拶
時計・カメラ・万年筆・・・持っているだけでワクワクする、そんなみんなが持っていたごくごく当たり前の感情をもう一度
人のもつ『自分だけの小さな宝物を所有する喜び』という感情を、より多くの人々に再認識して頂くことを至情使命としております。
製品開発に若手クリエイターを起用することで既成概念にとらわれないデザインや技法との融合を模索します。同時に、この新たな文化再発信の起爆剤となりうるクリエイターの発掘と育成支援を行います。
今回ご紹介するクリエイター(クラフトマン)は岐阜県を拠点に活躍するscivaです。
純木と本革のハイブリットという独自の素材で財布やペンケースなどの小物製作を得意としています。
今回のチャレンジではウォッチホルスター(携帯ウォッチケース)を中心にsciva既存グッズをかつて存在した『尾張時計』が大正から昭和初期に製造し人気を博したボンボン時計の美しい木の風合いを施したデザインシリーズを紹介します。
資金の使い道
①更なるクリエイターの発掘と製品開発、後進技術者の育成支援を行います。
②明治大正と人気を博したものの、戦前戦後の情勢変化により永らく休眠している時計ブランド「尾張時計」の復興を目指しています。
「尾張時計」とは
尾張時計の歴史は、1894年(明治27年)三輪嘉兵衛、近藤太兵衛、佳田安之助、今井藤吉等によって尾張時計製造合資会社を創設、 洲崎橋畔に工場を設けてボンボン時計製造を始めるが翌28年に6月下笹島町に移転。1906年(明治39年)に名古屋市下笹島町に尾張時計株式会社を設立し掛時計・目覚時計等の製造と販売をしました。
1919年(大正8年)に蝿取器の専売特許権を獲得し売り出したところ、全国各地より注文が殺到したそうです。
戦時中は陸軍航空本部監督工場に指定され専ら航空機部品の製造に従事しました。
戦後は軍需会社の指定を解除され、掛時計、目覚時計、及び一般ねじ類の製造に従事し平和産業へ転換。
その後、製造部門の業態変更により1962年に時計製造の歴史を休止させています。
しかしその時計製造販売のDNAは1957年に時計卸売業として分社独立した東海時計商事株式会社に受け継がれています。
「scivaの特徴」
純木と本革の異素材を組み合わせ、特種な技術を駆使し製造しています。
「ラフラージュ加工」と銘打った技術で革と木を貼り合わせ、とても木とは思えないしなやかさが特徴的な素材です。
木の一般的な認識である「硬い」「割れる」というイメージを完全に覆し、割れない硬度であることと柔軟性を両立させました。
実際に手にしたときのその肌触りは、木が持つ優しさや強さを感じていただけます。
ギター職人である頃に培った技術は木を見る目、木の扱い方、染色の機微など、本作を造るにあたり必要不可欠な技術でした。
それらの技術を革製品とのマッチングに最適化した技法へと昇華させ「sciva」は作り上げられています。
さらに仕上げはツヤ消し塗装を施しております。
そして国内加工によるタンニンなめしレザーの上質さ。
それらが織り成すワンランク上の満足をお届けすることをお約束します。
見た目だけではない、使いやすさへのこだわり
木と革のハイブリッドで作られていることのメリットを利用した構造になっています。
ラフラージュ加工特有の剛性度は「型崩れ防止」に役立ちます。
通常、経年変化によって起こりうる型崩れは、一般的革製品では必然の変化です。
それを軽減し、愛着を持てる感触をお楽しみいただけます。
経年変化とメンテナンス
「sciva」はお使いいただくと表情が変化します。
ご利用者の手の熱や脂に反応し鏡のように反射する艶が出てきます。革製品をご愛用の方には馴染み深いエイジング変化が起こります。
デザインの元となっているボンボン時計の外装は美しいツヤを持っていますが、本作品の仕上げはツヤ消し塗装を施しております。しかしクラフトマンとの打ち合わせを重ねた結果、ツヤ消し塗装がより一層経年変化を楽しめるという結論に私たちは行き着きました。
つまり、美しい光沢を与える最終工程は使用者自身が使い込むことで完成する、「育てる感覚をお客様に味わっていただきたい!」という思いがそこには込められています。
※画像手前が未使用、奥が約一年使用したものです(参考画像は既存製品であるsunRossoです)。徐々に色が濃くなり艶が増していく様を体感して頂けます。使用頻度や環境、ご利用者の使い方などによって変化の度合いは変わりますが一様に色が濃くなり艶が出ます。ぜひエイジングをお楽しみください。
また永く美しくご利用いただけるようメンテナンスのご相談も承っております。
・キズ、打痕の修正
・コバ磨き
・糸のほつれ直し
・再塗装
上記の様なメンテナンスを実施可能ですので、安心してご利用下さい。
「 sciva 」ができるまで
①木材の選定
主に傷や、打痕をチェックしています。
この段階で見落としがあると商品クオリティが大幅に左右されます。
少し時間をかけてでも入念に目を通し、触診し、より良いものを作る最初の工程です。
②木材の裁断
〜材料を見極める特別な工程〜
木材を適正な大きさにカットします。
カーリーメイプルの天然の艶感を最大限引き出せる角度やその杢目に注意し、手加減にも細心の注意を払います。
木材、革は生き物の命をいただいたものです。
だからこそ材料ロスが無い様に製作することにも気を使います。
③木の貼り込み
〜特許出願中の完全オリジナル技法〜
木と革を貼り合わせる作業です。scivaの製作にあたり最も重要な工程です。
商品としてのクオリティを大きく左右する大事な行程です。
貼り込み工程は社外秘のため多くは語れませんが、一度貼り込んだ木材と革は剥離させるのに大きなリスクを伴います。
貼り直すということが絶対に無い様に、神経を研ぎ澄ませ木材と向き合います。
④染色~塗装~研磨
〜染色と研磨の矛盾が必要な工程〜
革に木を貼り込んだのち5日間の染色工程に入ります。
染色→塗装→乾燥の工程が1セット1日かけて行い乾燥時間は最低でも朝まで置き、さらに翌日研磨を施します。
2日目〜は研磨から始まります。
まずは120番の粗目のサンドペーパーで目地を整えます。
2日目〜5日目も同様のカラーリング加工と乾燥を要し翌日の研磨加工ではサンドペーパーの番手を日毎に240番400番600番と徐々に細かくしていき仕上げの1000番で鏡面のような艶感となめらかさを作り上げます。
薄く塗布された塗装と、丹念に手作業で染色された色を削り取ってしまうことの無い様に繊細な技術を要する工程です。
この「塗装→研磨→塗装」を繰り返すことにより、木が持つ杢目の美しさと技術によって表現されたきれいな色の奥行きを表現しています。
これらの工程はラフラージュ加工の重要な一工程でもあり、今回のプロジェクトの最重要ポイントでもあるカラーリングを決める大事な工程です。
塗装は定規やテンプレートを用いることができない手と目の感覚仕事です。
場合によっては作り直しになりかねないとても神経の使う行程で、とても緊張感のある作業です。
⑤検品
〜想いを込めて厳しい検品〜
キズ、塗装の仕上がり、革の縫製など、細部まで見て触ってチェックをし、本当に満足いただけるものであることを確かめながら検品し、あなたのお手元に届けます。
リターンのご紹介
『sciva×尾張時計限定カラー』として、長財布・ミニ財布・ウォッチホルスター・ペンケース・キーケース・ブックカバー・カードケースの7種を用意しました。
素材である木目をより強調する塗装となっていますので木目柄および色調の濃淡は全て異なります。一期一会の出会いであることをご理解下さい。
ウォッチホルスター
時計をホルスターに納めるという発想
仕事柄日常的に複数の腕時計を持ち歩くことの多い時計商の営業マンが考えた携行性とスタイリッシュさを兼ね備えた携帯ウォッチケースです。腕時計は現代の成人男性にとっては侍の刀のようなもの、アメリカ西部開拓時代でならばコルトピースメーカーと言ったところか、そこで一般的にはウォッチケースと呼ばれるこのジャンルを『Watch Holster(ホルスター)』と呼ぶことにしました。ガンマンが自慢のリボルバーを納める様に自慢の時計を持ち歩こうではありませんか。
腕時計を2本収納可能であり、リュウズを含めたケース径が50mmの大型ダイバーウォッチすらも収納可能です。
一般的な携帯ウォッチケースは耐衝撃性を高めるため緩衝材を多用しています。その為、携行性を著しく損ねていますがscivaではラフラージュ加工特有の高剛性効果により耐久性とスマートなフォルムを高次元での両立を可能としています。
スマートウォッチの携帯にもご活用いただけます。端末本体だけでなく充電ケーブルや交換ストラップも収納可能です。
・腕時計を2本収納可能
・クロス用センターポケット1ヶ所
・ファスナーチャームはシルバーメッキを使用
・ファスナーはYKKエクセラを使用
length 16.5cm
width 3.5cm
height 6cm
木材 カーリーメイプル
革 牛ヌメ革
ファスナー YKKエクセラを使用
ウォレット#002
・小銭入れ1ヶ所
・カード入れにscivaロゴに見られる流線型デザインを採用
・ファスナーチャームはシルバーメッキを採用
・内部にもカーリーメイプルを贅沢に使用。
length 21.5cm
width 2.5cm
height 9cm
木材 カーリーメイプル
革 牛ヌメ革
ファスナー YKKエクセラを使用
カード入れのカーブは見た目と取り出しやすさを両立したデザイン。
内部小銭入れのファスナーは無くとてもすっきり。
小銭入れのファスナーが無くとも、外装ファスナーを閉めた状態で小銭が内部で散らばらない設計になっております。
エイジングにより木部、革部の両方の艶、触り心地が変化していきます。
カーリーメイプルによる木材の質感、ヌメ革の革の質感、そのどちらもあなただけの色に染まっていく様子をお楽しみください
ミニウォレット
・カード入れを両サイドに2ヶ所(計4ヶ所)
・小銭入れ1ヶ所
・カード入れにscivaロゴに見られる流線型デザインを採用
・ファスナーチャームはシルバーメッキを使用
・ファスナーはYKKエクセラを使用
length 11,5cm
width 2.5cm
height 8,8cm
木材 カーリーメイプル
革 牛ヌメ革
ファスナー YKKエクセラを使用
カード入れのカーブは見た目と取り出しやすさを両立したデザイン。
カード入れの手前側は横からもカードを出し入れ可能。
お札は二つ折りでそのまま収納可能。
開口は最大7cmで小銭入れ部も見やすく、取り出しやすい設計。
エイジングにより表面の木部、内部の革部の両方の艶、触り心地が変化していきます。
どちらもあなただけの色に染まっていく様子をお楽しみください。
ペンケース
・コンパクトサイズのペンケース
・仕切り等は無く、シンプルな設計
・ファスナーチャームはシルバーメッキを使用
length 19.5cm
width 6cm
height 3.5cm
木材 カーリーメイプル
革 牛ヌメ革
ファスナー エクセラを使用
ファスナーはYKKの最高級品である「エクセラ」を使用しており、重厚かつ上品な雰囲気を持っております。
エイジングにより表面の木部、内部の革部の両方の艶、触り心地が変化していきます。
カーリーメイプルによる木材の質感、ヌメ革の革の質感、そのどちらもあなただけの色に染まっていく様子をお楽しみください。
キーケース
・5連キーポストを採用
・カード入れ一箇所
・ファスナーチャームはシルバーメッキを使用
length 10.5cm
width 7.5cm
height 2.5cm
木材 カーリーメイプル
革 牛ヌメ革
ファスナー エクセラを使用
ファスナーはYKKの最高級品である「エクセラ」を使用しており、その重厚かつ上品な雰囲気を持っております。
エイジングにより表面の木部、内部の革部の両方の艶、触り心地が変化していきます。
カーリーメイプルによる木材の質感、ヌメ革の革の質感、そのどちらもあなただけの色に染まっていく様子をお楽しみください
ブックカバー
・文庫本用カバー
length 24.5cm(広げた時)
width 16cm
※文庫本が入るサイズです
革 牛ヌメ革
木材 カーリーメイプル
scivaオリジナルのカーリーメイプル付箋を付属しております。
エイジングにより表面の木部、内部の革部の両方の艶、触り心地が変化していきます。
カーリーメイプルによる木材の質感、ヌメ革の革の質感、そのどちらもあなただけの色に染まっていく様子をお楽しみください。
カードケース
・内部に仕切り有り
・scivaロゴに見られる流線型デザインが特徴的
・最大50枚の名刺を収納可能
length 11cm
width 7cm
height 2.5cm
革 牛ヌメ革
木材 カーリーメイプル
エイジングにより表面の木部、内部の革部の両方の艶、触り心地が変化していきます。
カーリーメイプルによる木材の質感、ヌメ革の革の質感、そのどちらもあなただけの色に染まっていく様子をお楽しみください
メディア掲載
随時お知らせします
チームの紹介
当プロジェクトページをお読み頂きありがとうございます。
企画および製品開発を総合担当させて戴いております加藤と申します。
東海時計商事は前身の尾張時計から数えること120年、時計卸業として永きにわたり時計文化発展の一翼をになってまいりました。※1957年に尾張時計(現尾張精機(株))製品総販売元として分社独立しております。
身の回りにあるちょっといいモノは毎日使える。持っていて楽しくなる。人に見せたくなる。そんな自分の宝物、老若男女皆少なからず持つこの感情が文化の起点となり得るものと定義づけ、様々な製品開発を独創的なアイディアと技術力を持つクリエイター達と開発しております。
今回共同制作したSCIVAが作り出す天然木の持つ表情豊かな木目はこの世に二つと存在しません。また使い込む程に艶と寂が現れます。新品がベストではなく使い込むほどに『育つ』モノだから長く愛用してほしい。持っていて楽しくなる、見せたくなる、そして毎日使いたくなる、そんな製品をお届けしたいと思っております。
作家の紹介
「sciva(シーヴァ)」とは
独創性の高いアイテムを提案するファッション小物ブランドメーカーです。
代表者吉田翔太は10年に渡り木工に携わる傍ら、音楽やファッションにも精通し自社ブランドを立ち上げることを目標に楽器職人として従事していました。
そんな折、今まで学んできた製作技術、木工塗装、音楽性、ファッション性を全て表現することが可能な技術を開発しました。
ブランドのメイン材料であるとともにブランドアイコンでもあるカーリーメイプルの杢目を際立たせ、ラフラージュ加工を駆使し、自らが感じた世界観をしっかりと商品に落とし込むことが可能となり、scivaを立ち上げました。
Q&A
Q:割れたりしませんか?
A:割れません。ラフラージュ加工の効果で木繊維同士が手を繋いでいるイメージです。 さらに、カーリーメイプルが持つ繊維の細やかさがその効果を加速させています。 過度な荷重や落下や衝撃を加えた場合は割れや賭けが発生する場合がございますが、メンテナンスサービスを承っておりますのでご安心ください。
Q:お手入れはどうすればいいですか ?
A:基本的にメンテナンスの必要はありませんが長期間保管する際や、さらにツヤを出したい場合には市販のレザートリートメントオイルを軽く塗布してください。気になる汚れや傷が付いた場合は当社職人のメンテナンス加工を施すことで真新しい表情を取り戻することも可能です。
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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2021/06/14 11:21こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
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