はじめに・ご挨拶
はじめまして。柏木やすはです。
私は大阪の中華料理屋さん「北新地 RAKUSUI」というお店で働いていました。
看板メニューは和牛のしぐれ煮をたっぷり使用した麻婆豆腐で、
その名も四川の次という意味でつけられた「五川(ごせん)麻婆豆腐」
他にも「プラネタリウムのような酢豚」や「遊園地のような油淋鶏(ユーリンチー)」など、ユニークなお料理のお店です。
食べログ3.67の高評価、百名店(中国料理WEST2021)選出、
そしてまかないが美味しすぎるのがちょっぴり自慢です。
商品が作られた背景
しかし、そんな人気店にも新型コロナの脅威はやってきました。
2021年2月、徐々に客足は減っていき、3月4月の歓送迎会はどんどんキャンセルに。
何かしなければ!と思いYouTubeチャンネルやテイクアウト販売をやってみましたが
私たちが1番楽しんだのは、なんとなくはじめた「かるた作り」でした。
ここで、店長の佐藤かずひろさんをご紹介しましょう。
この名刺からもわかるように、佐藤さんは私のような凡人とは少し違った視点をもっています。
そんな佐藤さんが常々思っていたことがあります。それは
「近頃ハロウィンというイベントが盛り上がっているようだが、あの仮装は全然怖くない。
もっと怖いのは男女の修羅場だ。」ということです。
「もっと言うと、何かやましいことがバレてしまったときの、ドキッと心臓が飛び出る感覚、
これからの生活が脅かされる、あの感情こそが【恐怖】そのものなのではないか。」
と、夜の街で15年間お店を営み、たくさんのカップルをみてきた佐藤さんは語ります。
修羅場かるた誕生の日
3月下旬のある日、予約なし、外は雨がしとしと降っていて人通りもありません。
佐藤店長はたまに、突拍子もないことを言い出すのですが、この日は特に突拍子がなかったのです。
「かるたでも作るか。」
そして2時間後には、灰色の厚紙に筆ペンで書いただけの、粗末なかるたができあがりました。
どうやら佐藤さんの頭の中には、すでに「言われるとドキッとする修羅場のセリフ」が
50音分累積されていたようです。
早速その粗末なかるたをもってご近所の立ち飲み屋さんに行くと、同じく飲食店の店長さんたちが集っていました。
そして修羅場かるたを見せると大盛り上がり。
「これ言うたことあるー!」や「この言葉何回言われたか…」という声があがります。
そしてみなさん口を揃えて「これ商品化して!」「絶対売れるで!!」と言うのです。
私たちは予想以上の反響に驚きましたが、皆様の期待に応えるべく、
この粗末なかるたを「ちゃんとしたかるた」に育てることにしました。
しかし、佐藤さんはセリフを思いついても絵が描けません。
私は、既にあるものしか描けません。
そこで、もうひとりの作者、小林さんの登場です。
小林さんは、佐藤さんと共にお店を営んできた相棒のような存在であり、
そしていくつもの修羅場をくぐり抜けてきたそうです。(詳しくは書けません)
小林さんに、絵を描いてほしいと依頼すると、とっても素敵な絵を描いてくれました。
そうして出来上がったのが、この修羅場かるたです。
私たちの商品・お店のこだわり
はじめは、無地のかるたを買い、印刷したものを貼る、というアナログな製法で作成していました。
しかし予約数が手に追えない量になってしまったため、(130個)
かるたの老舗である「大石天狗堂」さんを訪ねてみることにしました。
恐る恐る修羅場かるたを見せると、とても気に入ってただき、
200個の製造を快く引き受けてくれました。
(後でわかったことなのですが、大石天狗堂さんは、漫画「ちはやふる」の中でも名前が登場するくらい、由緒あるカルタ屋さんでした。そんなかるたの大手企業さまにこんなふざけたかるたを持っていくなんて、今考えるとオソロシイ…)
パッケージのデザインや仕様を決め、札の校正をして、入稿。
待つこと約1ヶ月…
ついに届きました。
かるた200箱!!!
そして、北新地RAKUSUIの店頭やSNSを通して販売したところ
なんと2週間で完売してしまいました。
ここで私たちは決意しました。
このかるたを、大阪みやげにしよう・・・!と。
関西空港や新大阪駅で、大阪出るとき連れってって〜と言いたい・・・!
リターンのご紹介
1,000円 お礼のメールとかるたの読札一覧チラシPDF
3,500円 修羅場かるた1箱
6,500円 修羅場かるた2箱
10,000円 修羅場かるた3箱と五川麻婆豆腐2パック
10,000円 修羅場かるた1箱と五川麻婆豆腐6パック ←New
18,000円 北新地RAKUSUIで使えるお食事件2万円分 ←New
30,000円 修羅場かるた10箱と五川麻婆豆腐6パック
プロジェクトで実現したいこと
修羅場かるた作者/ 佐藤かずひろ
資金の使い道・スケジュール
かるた製作費(200個):¥400,000
発送費:¥20,000
人件費:¥30,000
手数料:¥50,000
3月1日 クラウドファンディング開始
4月1日 クラウドファンディング達成後、大石天狗堂さんに修羅場かるたの制作200個発注
4月末日 皆様の支援資金受け取り
5月中旬〜6月上旬 修羅場かるた完成
6月下旬(修羅場かるた完成次第) クラウドファンディングでご購入いただいた方に順次発送
7月中には皆さまのお手元に修羅場かるたが届きます。
(200個を制作予定しておりますが、予想を上回るご注文をいただいた場合、
制作と発送に遅れが生じる可能性がございますのでご了承くださいませ。)
------------その先の夢------------
2024年 修羅場かるたを各国の言葉に翻訳
2025年 大阪万博に出店、SHURABAが世界共通語に。
最後に
私は北新地という夜の街が好きです。
初めて北新地に足を踏み入れたときは、今までに見たことのない光景に驚きました。
大阪の中でも異質で、梅田とは違い、ミナミとも十三とも違う、上品で煌びやかな雰囲気に圧倒されたことを覚えています。
高級クラブの前には連日イベントのお花や風船が飾られており、店前には黒服の男性が立っています。
道ゆく人々は綺麗な女性と高級車を乗りこなす男性ばかり。
そんな街が今、軒並みシャッターを閉め、歴史ある名店もなくなりつつあります。
北新地中の店長さんが頭を抱えている現状を、少しでも明るく照らしたい。
その場しのぎでもいいから笑って過ごしたい。
そんな思いから、今回のクラウドファンディングに踏み切りました。
この、修羅場かるたを見て、皆さまが少しでも笑顔になってくだされば、幸いです。
北新地RAKUSUI 広報担当:柏木 泰葉
お問い合わせ:北新地RAKUSUI
大阪府大阪市曽根崎新地1-9-8ゴアビル1F
06-6343-1515
本プロジェクトはAll-or-Nothing方式で実施します。目標金額に満たない場合、計画の実行及びリターンのお届けはございません。
最新の活動報告
もっと見る開始1日目で37%を達成しました!
2022/03/01 09:08支援していただいたみなさまSNSでいいねや拡散をしていただいたみなさま本当に本当にありがとうございます!!!そして、みなさまから意見を参考にし、リターンの種類を増やし・麻婆豆腐の素6パックとかるた1箱(¥10,000)・北新地RAKUSUIで使えるお食事券2万円分(¥18,000)を追加しようと考えております。反映までにあと5日ほどかかるかと思いますので支援を検討されている方はぜひ参考にしていただければと思います。引き続きよろしくお願いいたします。 もっと見る
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