はじめに・ご挨拶
時計技師の田中佑輔です。
某時計メーカーで腕時計の開発、制作、デザイン、修理をしております。
中学生の時に腕時計の魅力に取り憑かれ、日本を代表する時計師になりたいと思い、高校卒業後にヒコ・みずのジュエリーカレッジ ウォッチメーカーマスターコースに進み、在学中にピエール・ジャケ・ドローの作るオートマタと時計に稲妻のような衝撃を受けて、僕の人生の進む道が決まりました。
オートマタを搭載した独創的なミュージカルウォッチを制作していく事です。
僕が最初に思いついたのは三味線の音が鳴るオルゴールを搭載したミュージカルウォッチです。
まず三味線の音がなるオルゴール自体存在しない訳ですがこの世に存在しない物を作るのはとても楽しいです。
そして文字盤も独創的で新しい物を作りたいと思い従来のエナメル文字盤を違う作り方で新しい模様を出せないか様々な方法で実験を繰り返し、今ではガスバーナーで特殊なガラスを溶かして模様までもを付けれるようになり、薄さは約0.8mmで比較的薄く作れるようになりました。
熱による文字盤の反りも解決済みです。
下地の素材、ガラスの素材を変えれば様々な色、模様が生み出せるかと思います。
将来的にはガラス細工を施す予定もあります。
このエナメル文字盤をヒビが入らないよう時間をかけて研磨し平面を出し、磨いたらパッド印刷でインデックスの印刷を行う予定です。
針は手作業によるブルースチールの針を製作いたします。
従来のエナメル文字盤との違い
従来のエナメル文字盤は文字盤に砕いたガラスと水を混ぜた釉薬を裏と表に塗り、800°近くの窯で焼いていきます。仕上がりは土器の様な艶がある美しい仕上がりになります。
現在開発中のエナメル文字盤は亜鉛を混ぜたガラスを砕き、文字盤の上に載せてガスバーナーで文字盤全体が均一に温度が上がる様に加熱します。ガラスが溶けてきたら金属の棒で素早く延ばします。この最初に伸ばす工程で下地の文字盤の温度、ガラスの温度、延ばし方によって浮き出る模様を変化させていきます。仕上がりは透明感があり流動している様な模様がある神秘的な仕上がりになります。
課題
・気泡の除去
・研磨方法の確立
・パッド印刷をする為の設備充実
・外装の製作
・ムーブメントの仕入れ
・製品の質向上の為の検査機材
文字盤の制作期間
加熱する際に不純物、気泡が入らないように適切な温度で加熱し続けなければいけません。火の当て方が少し変わるだけで模様も大きく変化します。(模様に納得がいかなければやり直します。)
研磨の際も、少しのヒビが入ればその時点で振り出しです。
上記を考慮して、1枚の文字盤を作るのに必要な制作期間は約1ヶ月を予想しております。
制作にかかる費用
これから先の工程、課題でもある「研磨」「タコ印刷」「ケースの製作」「針の製作」「ムーブメントの仕入れ」「付属品の制作」「品質向上」をクリアする為の設備投資、材料費、遠征費用で約250万円程かかる予定です。
予定される製品情報・仕様
※仕様につきまして変更になる場合がございます。
•ケースサイズ
ケース怪 約39mm
•レンズ
ミネラルガラスかサファイアガラスのカーブレンズを予定しております。
•ムーブメント
スイス製の手巻きか自動巻を予定しております。
•生活防水(3気圧)
•ベルトタイプ、サイズ
ご予約して頂いたお客様とご相談の上で決定致します。
•保証期間は3年を予定しております。
クラウドファンディング後の方針
独立時計師として完全受注生産、またはブランドを立ち上げ独創的で高品質な時計メーカーを目指します。
SNS
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<All-in方式の場合>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
置時計かわいいですね。 置時計の大きさはどれくらいですか? あと縦に置いたりすることはできますか?