今週月曜にスタートしてから5日、予想を上回る早さで皆さんからたくさんのサポートが届いています。まずはお礼申し上げます
今日からプロジェクトのコラボレイターのアーティストとリターンのアイテムについてもう少し詳しくお話ししていこうと思います。
スタートはロンドンを拠点に80年代から現在まで、ワールドワイドに活躍を続けるアーティスト集団Tomatoの創立メンバーの1人、Simon Taylor(サイモン・テイラー)。
記憶が正しければ僕が80年代終盤、クラブキングのスタッフだったとき、アーティストの下條ユリさんがサイモンをオフィスに連れてきてくれたのが最初だったと思います。
彼がSOUL II SOULのアートワークを手掛けたタイミングだったような。
本格的に付き合うようになったのはそれから数年後。U.F.O.としてロンドンを頻繁に訪れるようになり、また彼も日本の友人らとともにストリートウェアのレーベルを始めて、東京によく来るようになってから。相変わらず僕の英語はカタコトでしたが、クラブやパブなどでの飲むアルコールがそのギャップを埋めてくれたのだと思います。
常に湧き出る斬新なアイデア、彼の”言葉”に対する思いとこだわりにはいつも驚きを覚えるとともに大きな影響を受けてきました。発する言葉のディープさ(ヘビーではなく)からもアーティストとしてそして人として学ぶべきことがたくさんあります。
自分にとってのロンドンのアーティスト/クリエイターの人脈をもう1人の兄である
Gilles Peterson(ジャイルス・ピーターソン)と同様に重要なハブとなって広げてくれました。
U.F.O.時代はアルバム『3rd Perspective』や『V』などのアートディレクションを担当してくれ、独立後も様々なプロジェクトを楽しみながら一緒にやってきました。
4年前に発刊した個人として初めてのディスクガイド「TOKYO MOON」(シンコーミュージック)では。ハンドメイドによる表紙のアートワーク、そして各章の扉をシンプルかつインパクトのあるタイポグラフィで飾ってくれました。今回のプロジェクトに出してくれたアートワークはそこからの引用となっています。それゆえに感慨もひとしおです。
このところお互いに多忙でなかなか会う機会が作れなかったので、今回のプロジェクトのお陰で再びセッション出来たこと、とても嬉しく思います。
なお、彼のアートワークは8月1日から中目黒Brick & Mortarで開催されるTOKYO MOON10周年記念展覧会にA1サイズのポスターとして出展されます。