「尾道花火打ち上げプロジェクト2020」の最後の打ち上げを無事終えることができ、またクラウドファンディングでの余剰金につきまして、無事尾道市への寄付をさせて頂きました。事故やトラブルもなく成功できたのは、警察・消防団・花火職人の方々、そして市民の皆様のご理解のおかげだと思っております。ご理解とご協力頂きました皆様に心よりお礼を申し上げます。
この度の花火動画をYouTubeにてUPさせて頂きましたのでご覧いただければ幸いです。
URL:https://youtu.be/ldUXF0i31c8
※もしくは「尾道花火打ち上げプロジェクト」と検索ください
今年はコロナ禍の影響で前代未聞の全国緊急事態宣言が発令されました。国内ではオリンピックの延期、プロ野球やJリーグの開幕の遅れ、無観客試合の開催といった経験のしたことのない事態が次々と起こっております。尾道では「みなと祭」や「おのみち住吉花火まつり」や「灯りまつり」など多くの祭事やイベントが開催できなくなりました。尾道青年会議所として先の見えない混沌とした日常の中に少しでも笑顔になれるような事ができないかとプロジェクトが始動しました。
花火を打ち上げるまでには多くの課題を乗り越えなくてはなりませんでした。3会場で打ち上げるための協賛金集め、新型コロナウイルス感染症対策といった問題を試行錯誤しながらプロジェクトを進めていきました。1人でも多くの方に見て頂きたかったのが本心ですが、花火大会のような密集ができてしまうと打ち上げ自体を中止しなければならないという制約があり、日時や場所の公開ができなかったことを大変心苦しく思います。
9月8日から開始したクラウドファンディングは、尾道青年会議所初の試みで目標金額150万円の達成は難しいのではないかという不安の声もありましたが、想定を遥かに上回る反響があり3日で達成することができました。急遽、次の目標としてネクストゴールを220万円に設定しました。最終的には募金と合わせて295%となる4,428,110円のご支援を頂きました。ネクストゴール達成で打ち上げを1ヶ所追加することができました。ご支援頂きました皆様には心より感謝いたします。
10月17日の第1回の打ち上げでは、向島町のJFEの工場から想いを込めた約300発の花火で尾道の夜空に美しい花火を咲かせることができました。「まさか花火が見れるとは思わなかったので嬉しい!」、「毎年打ち上げてくれたらいいのに!」など市民の皆様から大きな反響を頂き、最高のスタートを切ることができたと思います。第2回の10月31日の打ち上げでは御調中学校で約250発を打ち上げました。そして、第3回の11月7日の打ち上げで高須小学校と瀬戸田中学校で同時に約250発の花火を打ち上げ、尾道の夜空を鮮やかに彩る素晴らしいフィナーレを迎えることができました。
尾道青年会議所は20歳から40歳までのメンバーが「ひとづくり」と「まちづくり」のために活動しています。ひとりで見る夢は夢でしかなく、誰かと共に見る夢は現実です。「尾道花火打ち上げプロジェクト2020」は、今年だからこそできた市民の皆様の想いが一つになった事業ではないでしょうか。未来のことは誰にもわかりませんが、辛いことを乗り越えた先には必ず喜びがあると信じています。魅力ある尾道であるために、みんなで夢を実現していきましょう。
今後も尾道のためにユニークな活動を続けていきますので、ご支援とご協力をよろしくお願いします。
一般社団法人尾道青年会議所 2020年度理事長 加度亮平