■概要

私たちは震災より半年後の2011年9月11日に陸前高田市において「被災地の子ども達に笑顔を」をテーマに、『東北が復興に向かったその時、被災地の子どもをのせて熱気球を飛ばす事、空から復興していく町を見せてあげたい。人間の力強さ、その気球からみた町の景色は一生の思い出となり、糧となる。子どもが笑顔になればご両親、おじいちゃん、おばあちゃんも元気になる。』そんな思いから気球の搭乗体験をメインに『第一回希望の気球プロジェクト』を開催し、当日は延べ300人ほどのご家族連れがイベントに参加してくださいました。

そして震災から約一年半…。
被災地も懸命に立ち直ろうとしています。
そんな中、被災地の子ども達には遊ぶ場所もなく、皮肉にも必死で頑張っている現地の状況に左右され、その心は置き去りにされがちになっています。
私達は、そんな子ども達を応援することを目的に今年も気球の搭乗体験を軸に様々なイベントを企画し、今後も継続的に応援していきたいと思っています。

今回募る費用は、気球を飛ばすためだけに必要な費用約50万円です。目標額を超えた場合は「子どもたちの夢につながる」をテーマにした子ども向けのワークショップも開催予定です。

■復興支援ではなく被災地応援

復興支援に懸命に励む方たちは、県外より移住し地域に根を張って活動している方、そこまでではなくとも月の半分以上を災地で過ごして活動している方がほとんどです。
そこまでしなければ、本当に被災地のニーズを吸い上げ、復興支援活動を進めていくことは難しいことなのだと思います。
しかしながら、「移住まではできないし…。」「頻繁に被災地へ赴くこともできないし…。」でも何か力になりたい。遠くからでも応援したい。
そう思っている人達も沢山いるのではないでしょうか。資金や物資援助のフェーズは過ぎ去りつつあり、そんな人たちが資金や物資援助以外に被災地にかかわることはできないのか？
そう考え、出てきた答えが復興支援ではなく被災地応援です。
年に一回かもしれない。遠くからかもしれない。でも応援したい。そんな気持ちから生まれたプロジェクトです。

■子どもは未来であり、未来を創るのは今の子どもたち

5年後、10年後、新しいまちづくりの主役は今の子どもたちです。
復興へと向かっていく人間の力強さ、新たな息吹を見せてくれる自然の力強さ。
そんな景色を気球の上から、空から見せてあげたい。気球の上から見る景色はきっと子どもたちの思い出となり将来への糧になる。そう信じてこのプロジェクトに取り組んでいます。

■風化させない

現在の被災地ボランティア数はピーク時の10分の1とも言われています。復興に向けて懸命に立ち上がろうとしている現地を横目に、少しずつ風化していってしまっている感も否めません。
私たちの活動そのものが一人でも多くの人の目に止まることができれば、それだけでも今回の震災を風化させない一助になると思っています。
私たちの飛ばす希望の気球をシンボルとして、一緒に被災地を応援してくれる方をお待ちしています。

■気球フライト日程と場所

日時：2012年9月8日（9日予備日）午前7:00～搭乗開始予定
場所：岩手県陸前高田市内　（詳細な場所は現地と調整中）

※報告会イベントに関して
日時：未定（開催後1か月以内を予定）
場所：未定（東京都内）
ご支援いただいた対象者となる方に個別にご招待メールをお送りします。

※気球を飛ばすだけで約50万円が必要です。（気球会社クレオ２１に依頼）
※目標額を超えた場合、「子どもたちの夢につながる」をテーマとしたワークショップも開催します。