はじめに
映画『セナのまわり道』は、2020 年 1 月に全編広島ロケを敢行し、春の公開に向けて準備を進めておりましたが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言の発出により公開の延期を余儀なくされました。そこで、2020 年 11 月上映を新たな目標として設定し、応援してくださるお客様と共に公開への道を歩んで行きたいと思っております。目標は、東京とロケ地・広島の 2 都市での上映、そして国内外の映画祭への出品です。
ご支援のほど、宜しくお願い致します!
この映画について
『うちを女じゃとおもうてなめたらいけんよッ!』
元レディースのセナが、アル中で無職の父に代わってタクシー運転手になる ことを決意し、もがき苦しみながらも成長していく物語。映画初主演・木下愛 華と、4 男 1 女のリアルパパ・お宮の松が演じる、ある親子のリスタート。
幼い頃からタクシー運転手の父・銀次郎(お宮の松)に憧れ、いつか自分も運転手になるのが夢だったセナ(木下愛華)。しかし、交通事故で後遺症を患った銀次郎は職を失って酒に溺れ、セナの夢も過去の物となった。そんなある日、急病に倒れた友人を助けるために、セナは道に偶然止まっていたタクシーを運転して病院に向かう。高い運転技術を見込まれ、そこに居合わせた学(鈴木大輝)にタクシー運転手にスカウトされるセナ。自身の長年の夢であるとと共に、「大好きだったあの頃のお父ちゃん」を奪った職業でもあるタクシー運転手。それでもセナは「働くこと」に向かってゆく。親子、夢、働くということ。次第に前を向くセナの笑顔が鮮やかに描かれる、太陽のように明るい映画が完成!
脚本・監督を務めたのは映画『子猫の涙』(武田真治・広末涼子出演)、『女の子ものがたり』(深津絵里主演)など、強く生きる人物を鮮やかに映し出し、温かい人間模様を繊細に描いた作品を生み出してきた森岡利行。
原作は『虎の子がゆく!』(モーニングちばてつや賞一般部門大賞受賞)、『花の咲く庭』(ミスターマガジン新人漫画賞入選)で二誌同時の鮮烈デビューを果たし、『きらきらひかる』(フジテレビ系にて深津絵里主演でドラマ化)、『モリのアサガオ』(文化庁メディア芸術祭漫画部門大賞受賞、テレビ東京系にて伊藤淳史主演でドラマ化)等多数の作品が映像化されてきた郷田マモラの『セナのまわり道』。
主人公・霞セナを演じるのは 2016 年にそのキャリアをスタートし、数々の舞台に出演、EX『やすらぎの刻〜道』、Netflix『愛なき森で叫べ』にも出演を果たし、その存在感を見せつけた木下愛華。セナの父、霞銀次郎役にはビートたけし氏に師事し、EX『特命係長 只野仁ファイナル』、映画『座頭市』『キッズリターン』など数々の作品に出演、俳優業からリングアナウンサー、司会業などマルチに活躍するお宮の松。
そして、仕事を通して成長していくセナに寄り添う人物として、プロボクシング元 3 階級制覇王者の長谷川穂積が本人役として登場!
今作では舞台を大阪から広島に改め、美しい自然や活気のある街の中で成長していくセナを温かく見守るような目線で描かれています。
新型コロナウイルスの影響で公開延期を余儀なくされた『セナのまわり道』。そして、日本中、世界中の映画館や劇場が経営困難や閉館の危機という窮地に立たされ、社会全体が「再び立ち上がらなければいけない」今だからこそ、復興の街・広島で力強く蘇る親子の絆を、必ず劇場のスクリーンにてお届けしたいという思いから本プロジェクトを立ち上げました。
ぜひとも皆様の力をお貸しくださいますよう、心よりお願い申し上げます!
森岡利行が描く、復興の街・広島
全編広島ロケで撮影された「親子の再生の物語」。スクリーンから滲み出る人 の温もり。
今回の映画のロケ地として選ばれたのは広島県広島市。世界文化遺産に登録され、平和と復興の象徴として知られる原爆ドームや、地元で愛されるお好み焼き店「みつ」や居酒屋「ゆうめいな店」など、広島の魅力溢れる場所での撮影を行いました。また、地域の住民の方にロケ地としてご自宅をお借りするなど、人々の温かさがスクリーンから滲み出るような作品に仕上がっています。
資金の使い道
本作は既に撮影・編集作業を終え、公開準備へと進んでおりますが、現在の予算では十分な宣伝活動をするのが難しいのが現実です。そして、作品が完成してみて改めて感じた「この作品を東京のみならず広島でも上映したい」という思いから、今回クラウドファンディングを立ち上げるに至りました。
ご支援いただきました応援金は映画の宣伝活動(チラシ作成・メディアへの掲載等)、映画館のレンタル費、劇場公開の際のメインキャストの移動・宿泊費等に使用させていただきます。また、美しい広島の魅力溢れる本作を国内のみならず海外の映画祭にも出品したいと考えており、その応募にかかる費用として使用させていただきます。
【プロデューサー 栗本健太郎からのメッセージ】
映画『セナのまわり道』は、親子の絆や人間の強さや弱さを描いた物語で、主人公のセナは、ギャンブルで1000万の借金をしてアル中になった父親を助けながら力強く生きている女性です。
「為せば成る」という言葉がありますが、この映画を観て頂けましたら、きっと人間は前向きに行動したら良い方向に進み、人生は何歳からでもやり直すことが出来る‼ そんな胸がグッと熱くなるような作品になっておりますので、皆様ぜひ上映のご協力をお願い致します。
【原作者・郷田マモラさんからのメッセージ】
この作品を作ったのは20年以上も前のことです。どんな内容やったのかほとんど記憶になかったのですが、主人公のキャラをめちゃめちゃ立たせようとしたのと、3作品同時にやっていて体が変になり、点滴を打ちながら馬力だけで描いていたのを覚えています。とにかく〈死体〉のお話ばかり作っていた反動で、その真逆の元気いっぱいなものにしたかったのでした。
木下愛華さんは、予想をはるかに上回るセナを演じてくれました。「えっ、この人が出演してはるの!」とか、「こんなにたくさんの人が出ていて大丈夫ぅ?」という驚きも。
以前、ぼくのたった24ページの短編作を映画にしてもらった森岡利行さんは、今回もその〈モリオカマジック〉で、何かとせちがらい世の中を懸命に生きる人たちの姿を映し出してくれました。原作は大阪が舞台やけれど、広島弁ってこんなにも人情味が豊かなんや‼ という発見もありました。
絵のクセが強い原作はどうでもいいので、多くの人にこの元気の出る映画を観ていただきたいと思いました。どうぞ、よろしくお願いいたします。
【森岡利行監督からのメッセージ】
広島には学生時代に一度、2017年夏に“STRAYDOG”の舞台公演のシナリオハンティングで来ました。それから縁あって、2018年春頃から毎月広島へ足を運んでいます。そこで感じたのは、街の人が暖かく、ゆったりとした時間が流れているということでした。今回初めて広島で撮影させてもらって本当に楽しかった! 東京から来ている役者(長谷川穂積元チャンプ含め)も全員私の舞台経験者で、広島のキャスト、エキストラもみんなワークショップ受講者で気心が知れていて、最終日の打ち上げでは全員で乾杯し盛り上がりました。また、ロケ場所を貸していただいたお好み焼き店、居酒屋、タクシー会社、児童デイサービスの会社、一般の方のお家などなど、東京では考えられないような多大なる協力で無事、事故もなく撮影を終えることが出来ました。そんな方々に是非、広島でも映画を観て頂けるよう宣伝にも力を入れたいと思っております。
今回、このコロナ禍において、被害は甚大です。自粛続きで気分も滅入ってると思います。なんとか映画を公開し、みなさんにセナの元気を届けたいと今回クラウドファンディングを実施することになりました。是非、ご協力の程、よろしくお願い申し上げます!
【出演者からのメッセージ】
【木下愛華】
映画『セナのまわり道』は、街の人の役なども含めるとなんと100人を超える俳優達が出演していて、全員霞セナと何かしら関わった人達です。
限られた時間の中でたった一人の女の子にそれだけの血の通った人達が関わり、見守ってくれたのだ! ということはまるで他人ごとではありません。
支えてくれた方々にお返ししていけるように、ささやかだったとしても励ましの声になれればと思っています。よろしくお願いします!
【お宮の松】
うだつの上がらない元タクシー運転手でセナのお父ちゃん役のお宮の松です!セナの迫真の演技に水を差すほどダラしなく!長谷川穂積に本気で殴られそうになるくらいズボラな私をご覧下さい!素晴らしいほどに私と絡む人が素敵に見えてきます!これぞ!森岡マジック!にしても!この父ちゃん!嘘と真実が判らなくなってきてる程のダメンズ!僕もセリフを言っててセリフなのか現実なのか判らなくなるくらいリアルに凹んでおります!是非!その真意はスクリーンでお確かめ下さい!その為にも!何卒!皆様!よろしくお願い申し上げます!
【長谷川穂積】
今回『セナのまわり道』には本人役として出させていただきました。
この作品は自分の大好きな広島を舞台にした映画なので広島弁で話すセナが可愛いて愛おしかったです。是非たくさんの方にご覧頂きたいです。
【最後に】
最後までお読みいただきまして誠にありがとうございました!
『セナのまわり道』を1人でも多くの方にお届けできるよう、関係者一同最後まで力を尽くして参ります。ご支援の程、何卒宜しくお願い致します!
<All-in方式の場合>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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