はじめまして、当ページをご覧いただきありがとうございます。
ばばおうちかえる と申します。
自己紹介
・社保に憧れを抱く、フリーター勤務の歯科医師。千葉県在住
・妻と子供2人の4人家族、家事と仕事に追われる日々
・新型コロナウイルスに怯えながら暮らす
・万が一を考え、GOTOキャンペーンは不参加。でも本当は動物園に行きたい
・埼玉にいるクウォッカワラビーに会えるのはいつの日か…
概要
2020年10月に「はをみがいてはいけないよ?」という絵本を出版します。
児童養護施設にこの絵本を寄贈したく、プロジェクトを立ち上げました。
本プロジェクトを立ち上げた理由
(以下 ~ 「ココマデ」は、長文になります。下に箇条書きでまとめてあります)
数年前、日々の診療の合間に、後輩から頼まれたイラストを描いていました。
内容は「母親が子供の歯をみがいている」というものです。
元々「歯医者が診療しているイラストを」という事だったのですが、どうにもイメージが膨らまず、「とりあえず」と描いてみたものの、苦し紛れというか、安直に進めたそのイラストは、満足いくものではありませんでした。
そんな折、勤め先の歯科診療所に、ある児童が養護施設の先生に連れられて来院しました。
ご両親が海外の方だったその子は日本語が片言で、ここがどういった場所なのか、なぜ自分がここに連れてこられたのかもよく分かっていない様子です。
さらに、先生からその子の話をきいて、愕然としました。
歯ブラシをみたことがない、そうです。
見せてみても、磨いてみせても不思議そうな顔をしています。歯の周囲には年齢に似つかわしくない歯垢、歯石がベッタリとこびりついて、うかつに除去できないような状況です。
普段、「成長するまでは、子供の口は親が管理する」と、ハブラシ指導していた私の常識はあっさりと瓦解し、その子に対して私は何も言ってあげられませんでした。
思うところはあれど、どんな感情も表に出す訳にはいきません。ニコニコと、粛々と、歯を削って詰め物をします。神経をとります。その空洞を薬で埋めます。痛い痛い歯科治療をします。
もちろん、これはかなり極端なケースではありますが、この事をきっかけに私の意識は変わりました。
保護者の関心が子供の口の中まで届かない場合、診療所に来た時点で間に合っていないのが現実です。
もっと前の段階で、どうにかできないものか。
歯医者でゴリゴリ削られる前に、子供自身が虫歯を理解できるようにはできないものか。
歯磨きの意味を理解し、自発的に歯を磨くようにはできないか。
悩み、考え、絵本を作りました。
「ココマデ」
以上、まとめますと、
・必ずしも親(保護者)が子供の歯磨きをする訳ではない。教える訳ではない。
という現状を踏まえ、
・歯磨きとは何なのか、子供自身に理解してもらわなければならない
・そのために、読みながら歯を磨く絵本をつくろう
・その絵本からは、親(保護者)の存在を除こう
・その絵本からは、人種や肌の色を除こう
・歯医者にゴリゴリ削られる前に、どうにかそれを伝えよう
という想いから、
出版元:文芸社
出版予定月:2020年10月(予定)
を描きました。
この「キミ」と「ムシバイキン」しか登場しない絵本「はをみがいてはいけないよ?」を、児童養護施設の子供達に読んでもらいたい。
というか、
なんでもいいから、とにかく歯を磨いて欲しい。
というのが本プロジェクトを立ち上げた理由です。
企画にあたり、「はをみがいてはいけないよ?」の冒頭を載せます。
正直なところ、作者自身もこの内容は少し難しいように思います。
しかし、単純に「はをみがく」絵本ならば、先達の描いた素晴らしいハミガキ絵本がいくらもあるので、少し進めた内容にしました。
現在、全国に児童養護施設は590箇所あります。
このうち、この絵本を描くきっかけとなった施設、および私の住む千葉県の施設(20箇所)に関しては、私の責任で本を寄贈します。
よって、皆様にご支援をお願いするのは、その他46都道府県の施設分となります。
・内訳:絵本の寄贈一冊につき
絵本代金:1100円
送料+クラウドファンディング手数料:約1000円
を除いた分は活動資金(1冊につき900円程度)とさせて頂きます。
ご了承頂いた上でのご支援をよろしくお願い致します。
・目標金額について
本一冊の寄贈に3000円の経費がかかりますので、目標達成すれば100箇所に寄贈出来る計算となります。
なお、寄贈を断られる場合と、その際の対応については以下に後述致します。
・ご支援を頂きました全ての方に、感謝のメールを送らせて頂きます(不要の際には備考欄に「メール不要」と記載して下さい)。
・大変恐縮ではございますが、ご支援を頂く前に、本項の末尾に記載しました(注)をお読み下さいますようお願い申し上げます。
(注)本の寄贈について:
集中豪雨、また新型コロナウイルスの影響により、先様よりお断りされる場合があります。
その際は、同県内の他の施設 → 他県の施設 → 他の施設(幼稚園、保育園等)への寄贈を以って代えさせて頂きます。寄贈先が変更となった際には、メールにてご連絡をさせて頂きます。
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
実施スケジュール
2020年8月:プロジェクト開始~終了
2020年9月:リターン、寄贈準備
2020年10月:リターン、寄贈開始
・先様より「今はダメ、もう少し待って」等、寄贈するタイミングの指定があった際には、それに合わせますので寄贈の終了期限は暫定的なものとしてお読み下さい。期限が延びた際には、本プロジェクトページおよびメールにてご報告致します。
私は特定のNPOなどに参加している訳ではなく、本プロジェクトにおいては、過分に私のエゴが含まれております。ご理解を頂いた上での、ご支援をお願い致します。
最後の最後に…
この本がきっかけになればそれが一番の幸せですが、本音を言えば、
自分の歯は自分で守る
という意識が拡がるならば、別にこの絵本でなくても良いと思っています。
とにかく、「むしばイヤ、ハミガキする」事を目指しています。
皆様の温かいご支援を、何卒よろしくお願い申し上げます。
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