長雨で病気になり泣く泣く落としたぶどうです
私は長野県塩尻市の桔梗ヶ原で果樹園を営んでおります。
当地方は水がなく稲作に向かず果樹栽培が導入され、ぶどうにおきましては導入から100年以上が経ち、山梨に次ぐ知る人ぞ知る名産地となり、当果樹園も農協出荷をメインにやっておりましたが小さい小屋にも関わらず、多くのお客様に支えて頂き直接販売にて生計を立てさせて頂いております。
私共の地方は全国有数の日照時間が長い地域であり、また全国的に見ても少雨傾向でもあり、標高700m以上の寒冷地でもあるため昼夜の寒暖差により果樹栽培に非常に適した土地柄でもあります。それに合わせ適切な有機肥料をメインに抜かず過ぎず、過剰な施肥はせずを心掛けております。
樹は生き物ですので果実をならせ過ぎれば味は乗らず、樹力は弱ってしまい最悪のケースでは枯れてしまいます。かといって少くならせれば、樹は大きくなる方向に栄養分を持っていかれてしまい、いいものは出来ません。その微妙な線を探りつつ、体にも心にも本当に美味しいものを提供させて頂いております。
当園のこだわり
返礼品につきましては当園自慢のナイヤガラとシャインマスカットをご用意しております。
シャインマスカット・ナイヤガラ共にスーパーマーケットや観光農園で普通に購入できるものではありますが、スーパー・観光農園では大量のお客様に対応する為、棚持ち日持ちを優先せざるを得ずそれを考慮すると青いまま収穫せざるを得ません。しかし、当園のシャインマスカット・ナイヤガラは多少の日持ちを犠牲にするものの、黄色みがかり芳香と甘味のバランスが一番良い時に送らせて頂いております。一時期スーパーと契約して、おろしていた際に、市場から降ろされるナイヤガラよりも当園のナイヤガラを指名で買われた方が多く、大きな自信とさせて頂きました。
また、シャインマスカットは本当の味を乗せるため着果制限をかけ糖度19度以上の黄色味がかったものを提供させて頂きます。
豪雨被害について
当地域の天気の記録になります
今年は春先の降霜・乾燥に遭い、それだけでは止まらず先般の令和2年豪雨に遭いました。ニュースにこそならなかったものの、この豪雨は当地方の家屋も農作物の甚大な被害を発生させました。
当園では梨・桃は裂果し、ぶどうは雨が天敵であり、病気が大発生し、また過度に肥大し適期に障害となる粒を抜ければ被害は出ないものの、大雨で作業は進まずぶどうの粒の根本から裂けてしまい大幅な減収となりました。
どこの農家も例外ではありませんが、この地で果樹園を続けさせて頂きたくお願いいたします。
収量の大幅な低下・減収もさることながら、樹体へのダメージも大きく、農園の修理・果樹の更新に使わせて頂きます。
楽して生き残る道はありませんが、なんとか生き延びなければなりません。
資金の使い道について
使い道の概要は以下になります。
クラウドファンディング掲載手数料 18万円
クラウドファンディング決済手数料 7.55万円
クラウドファンディングに関わる税 2.55万円
棚・圃場のインフラ整備費用 50万円
人件費 60万円
広報費 10.9万円
千歳屋(せんざいや)果樹園
〒399-6461
長野県塩尻市宗賀 71−18
塩原 一佳
☎︎ 0263(53)1247
📳090-7417-9911
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