▶ カンボジア発の自然派コスメブランド、クルクメールを日本に進出させたい!
はじめまして、クルクメールボタニカル社代表の篠田ちひろと申します。
私たち、クルクメールボタニカル社は2009年夏、カンボジアの世界遺産「アンコールワット」があるシェムリアップという街の近くの田舎に、小さな工房を構えるところから始まりました。
カンボジアに古来より伝わる調合法と、地場のオーガニックハーブを使った自然派コスメをつくり、『世界に誇れる素晴らしい文化と素材をおとどけする』『一方的な支援ではなく、自立のための機会をつくる』『お客さま・スタッフ・地域の三方良し』をミッションとして掲げ、活動して参りました。
当時25歳だった代表の篠田と、10代のカンボジア人女性3名と共に始めたこのプロジェクトは、カンボジアに観光に来られたお客様に、製品とサービスを満足頂けるようになり、2019年には、年間16,000名以上のお客さまが直営店にお越しになり、従業員数が姉妹店スパクメールと合わせて40名を越えるまでになりました。また、様々なメディアにも取り上げて頂けるまでに成長することができました。スタッフ一同、心より御礼申し上げます。
しかしながら、新型コロナの影響によって創業以来の経営危機に直面し、会社の存続を模索する中で、日本マーケットへの挑戦を決意致しました。「カンボジア」と聞くと、内戦や貧困など、未だ負のイメージを持たれる方もいらっしゃるかも知れませんが、実は世界に誇れる素晴らしい文化と素材があります。日本にはまだ存在しない、「カンボジア発の自然派コスメ」を日本に展開させたいと思います!
ぜひ皆様に、ご協力とご支援をお願いできましたら幸いです。
▶ クルクメールってどんなブランド?
クメール王朝時代(9〜15世紀)発祥と伝えられている、カンボジアの伝統医療に基いた秘伝のレシピと、契約農家のオーガニックハーブでつくられる、カンボジア発の自然派コスメブランドです。
「香りがいい!」と大人気の天然ハーブの虫除けスプレーや、「骨盤の内側からあたたまる!」と評判のハーブ入浴剤など、「ナチュラルな仕様でパッケージも可愛い!」とカンボジアのお土産として、大人気になっている商品が沢山ございます。
製品のさらに詳しい説明は公式サイトをご覧ください。
厳選した契約農家がつくるオーガニックのハーブ素材と、徹底した品質管理で、一つ一つがカンボジア人スタッフによって、ハンドメイドで丁寧に作られます。お肌に優しく、赤ちゃんからお年寄りまでが安心して使うことができます。
ココナッツオイルやパーム油などの自然の素材で作るハンドメイド石けん、「アンコールスクエアソープ」は年間30,000個以上売れるほどの大人気商品です。
石けんや虫除けスプレーは大手旅行会社のアメニティーとして採用され、商品や事業の取り組みをNHK、民放(フジテレビ『にじいろジーン』、BSフジ『瀬戸康史が行く、気ままな“ガチ”旅~カンボジア~』など)JAL上級会員誌『AGORA』、ANAオフィシャルサイトなど、数多くのメディアでを紹介して頂きました。
クルクメール公式サイトより情報発信中!
▶ 新型コロナでカンボジアの観光業も大打撃!
順調に事業を拡大させていた今年3月、新型コロナウイルス感染症拡大の防止策として、カンボジアへの外国人の入国が制限され、シェムリアップから観光客が一斉に姿を消しました。
2020年2月まで、シェムリアップ国際空港に離発着する便は1日110便前後、年間400万人の利用者数を誇る空港でしたが、3月に入国制限が始まった後、現在に至るまで全便運行は停止、国際線ターミナルは閉鎖されています。
私たちクルクメールボタニカル社も、それに伴い大きな影響を受け、2020年3月末からお店を休業し、4月からは空港免税店も閉店してしまいました。
現在に至るまで約半年間、売上がなく、国の助成金もない為、数ヶ月前からスタッフに給料が支払えず、一時解雇としている状態です。
コロナ禍が収束した後に事業を再開できるよう、維持しているお店や工場等の毎月の家賃や経費などの支出は続いており、会社の財務状況はますます厳しくなっています。
上:年末年始やGWはお店から人が溢れるほどの人気店でした
下:久しぶりにシャッターを開けた店内は砂ぼこりをかぶっていました
日本と違い、カンボジアには失業者への支援等のセーフティーネットがなく、先日はスタッフから連絡があり「子どものミルクが買えない、仕事がほしい」と言われました。
雇用を創出するためにカンボジアへ来て事業を立ち上げたにも拘らず、現状に対して何もできない自分に憤りを感じ、眠れない日々が続きました。
▶ 待っている人たちのため、三方良しの再構築を
コロナ禍の収束が見通せない中、一刻も早く仕事を創り、スタッフを再雇用し、地域の方々から材料を仕入れて、以前のような“三方良し”の仕組みを再構築しなければなりません。
弊社では福利厚生の一部として、社員には無料の昼食を提供しています。小学校を卒業していない為に母国語の読み書きができないスタッフも多く、クメール語教室や、お金の使い方・計画の立て方を指導する目的で社内貯蓄制度なども行ってきました。
休業後のアンケート調査では、スタッフの65%が生活困窮状態で、78%が早期の復職を希望しているという、厳しい現実が浮き彫りとなりました。「早く仕事を再開したい、お客さんに会いたい」と訴えるスタッフが多く、新規事業をスタートさせて、更に多くのお客さまにつながることで、彼らの雇用創出と成長機会を創りたいと思います。
▼ サティアニー 創業メンバーの妹で、彼女がまだ高校生だったときからクルクメールで働いています。日本語を勉強した後、今はスパクメールでお客さま案内係として働いています。サティアニーからのメッセージをどうぞご覧ください。
私たちは素材や原料の一部を、地域の方々から仕入れています。取引先の一部をご紹介します。
カンボジア全土から仕入れているハーブ。カンボジアで農業支援活動を行っている日系NGO、日本国際ボランティアセンター(JVC)さんと協力し、貧困農家の所得向上を目的に、ハーブの生産・加工を指導し、仕入れています。
工房から車で15分ほどの郊外で、家庭が貧困状態でかつ育児中の女性の仕事創出を目的に、自宅で椰子の葉の籠を作るプロジェクトを、村と共同で続けています。8世帯、計10名のママに私たち、クルクメールボタニカル社からの発注を受けて頂いています。発注が停止している現在、彼女たちの生活も苦しいことが想像され、事業再開が急がれます。
▶ 次の一歩へ
創業以来、事業の目的としてきた”三方良し”を再構築するため、日本に進出します!
実は日本進出というのは、創業直後の2011年に一度挑戦して、失敗した苦い経験があります。当時は、経験も人脈もスタッフも商品力も、何もかも足りない中で無謀とも思える挑戦をし、カンボジア事業との両立ができずに一度撤退することとなってしまいました。しかしながら、手の届く範囲のカンボジア事業に専念した結果、直営店の開業と多店舗展開、空港免税店への進出、スパ店の開業など順調に成長を続けることができました。
苦い経験となった日本進出でしたが、あれから9年が経ち、多くの失敗を乗り越えて、私自身も会社も成長して参りました。今なら再挑戦して成功できるという自信があります。
『クメール王朝の時代より伝わる、秘伝のレシピとハーブの力』をコンセプトに、カンボジアで産後ケアに使われる薬草サウナ「チュポンの入浴剤」、ココナッツオイルをたっぷり使用した身体にも環境にも優しい石けん等ボディーケア製品を輸入し、ECサイトとWebマーケティングを中心に展開します。
2021年の春には、大手旅行会社のアメニティーでも採用され、年間1万本以上販売している、カンボジアでも大人気の天然ハーブの虫除けスプレー「ハーバルガード」の日本版を制作し、夏に向けて販売する計画も立てています。
オンラインショップでの販売が軌道に乗りましたら、更なる挑戦として「フラッグシップ店」の開業を目指します!クルクメールの世界観が細部まで表現されている、スパクメール店の雰囲気をそのまま日本へ持って来て、お客さまにご来店頂けたらどれだけ素敵だろうかと胸が高鳴ります。
スパクメール店:スパクメール公式サイトはコチラ
▶ 最後に
カンボジアで事業を始めて11年、大小様々な問題が日々発生するなかで、お客様に喜んで頂き、その笑顔を見る度に「負けずに頑張ろう、事業を続けていこう」と上を向くことができました。観光産業に携わる私たちにとって、コロナ禍は今まで経験したことのない大きな危機で、正直に言えば心が折れかけました。
しかし、大変なのは皆一緒、こんなときだからこそ上を向いて、やりたかったけれどできなかったことをやってみよう!と思うようになりました。
【カンボジア発の自然派コスメ、クルクメールを日本に<再>進出させる!】
「日本でも買えたらいいのに!」とご帰国後にメールでご連絡下さったお客様の為にも、「早く仕事をしたい!」と待っているスタッフの為にも、注文を心待ちにしている地域の方々の為にも、その想いは日増しに強くなっています。
皆さまのお力をお借りしながら、この未曾有の危機を乗り越える為に、新たな挑戦をしたく、どうか、どうか、どうかご支援を賜りたくお願い申し上げます。
▶ 資金の使い道
・スタッフへの支援金およびリターン生産費用 100万
・行政手続きにかかる費用(会社設立、薬機法など各種登録や届出の費用)50万
・日本用新作プロダクト開発費(サンプル試作、登録、デザイン、製品代など)100万
・オンラインショップ制作費 20万
・マーケティングおよびプロダクト在庫費用 130万
▶ スケジュールについて
2020年10月中旬 クラウドファンディング終了
2020年11月上旬 各種届出開始
2020年11月中旬 リターン発送開始
2021年1月 オンラインショッピングサイト開業
2021年4月 新製品発売開始
▶ リターンについて
クルクメールのアロマ製品を多種ご用意しています。詳しくはリターンの欄をご覧ください。
リターンは11月中旬から順次発送を予定していますが、コロナ禍の影響で発送状況が変わった場合スケジュールが後ろ倒しになる可能性がございます。その際にはご連絡差し上げますが、予めご了承頂けますと幸いです。
最新の活動報告
もっと見るクルクメール再開にむけて動き出しました!
2022/11/29 15:53こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
問題と新たな展開
2021/03/03 13:16クルクメール代表の篠田です。暖かい日が増え、冬のコートから少し薄手の春秋用のコートを使う日も増えてきました。すっかり春になりましたね!【カンボジアで市中感染が再・発生中】 カンボジアは2月20日に再度、市中感染が起きました。日本と違い、感染者ゼロを目指す戦略を取っているカンボジアでは、必死な抑え込み作戦が続いています。 2月20日カンボジアへ入国後、ホテルで強制隔離中だった中国人が逃走、行き先のクラブでクラスターが発生し、あっという間に広がりました。しかし驚くべきはその後のカンボジア政府の対応。1人でも陽性者が出ると、住居のアパートをまるごと閉鎖、子どもの通う学校を閉鎖、職場も閉鎖する徹底ぶり。今回の市中感染は在住外国人(今のところほとんど中国人)の間で広がったため、外国人が多く住むアパートが閉鎖される(外に出してもらえなくなる)自体が多発し、ある日本人の方は、出勤しよう下に降りると自分のアパートが閉鎖対象とされて通勤できない、なんて事も起きているそうです。 国によって戦略が違うコロナ対策ですが、独裁政権国家はこういう非常事態下では、有無を言わさない非常に強いトップダウンで物事が動いていきます。色々と考えさせられますね。。 そんなカンボジアでは先月、中国からワクチンが60万回分届き、59歳以下に優先接種が始まりました。中国政府のワクチン外交、どんどん進んでいます。欧米発のワクチンは今のところ何もニュースが流れてきませんが、今後ワクチン接種をスムーズに行うため、カンボジア全土で体制が整えられているそうです。いつになるかわかりませんが、60歳以上も摂取できるワクチンが普及した際には、国境も再開されるのではないかと期待しています。参考:https://www.nna.jp/news/show/2152513【問題発生と新たな展開】 クルクメール製品の日本販売のため、色々と動いてきた半年でしたが、問題が発生しました。 日本に化粧品を入れる際、輸入認可が課題だと思っていたのですが、液体の空輸や化粧品を大量に空輸するには、カンボジア側の輸出認可も必要なことがわかりました。カンボジアの担当省である保健省に認可申請を続けていたのですが、市中感染が何度か起きたこともあり時間がかかりました。そして先月「認可は出せない」と連絡が来たのです。 困った。カンボジアで生産して、輸出しようと動いてきたのに。 色々検討をしたところ、オンラインショップを開設し、カンボジアからEMSを使って発送、お客様の個人輸入という形での販売だとできそうだと分かりました。EMSだと液体は輸送できないため、販売できる製品数が限られますが、先ずは越境ECと呼ばれるこの仕組での販売を今準備しています。 今週末の開業を目標に、現在オンラインショップの準備を進めています。カンボジアからの発送となるため、少額の購入だと配送費が高くなるのが問題ですが、一定額以上購入頂くと配送費は無料になる予定です。 あと数日でお披露目できると思いますので、楽しみにお待ち下さい! もっと見る
新規事業を立ち上げました!
2021/01/27 10:16久しぶりの活動報告となりました。代表の篠田です。新年明けましておめでとうございます。昨年はコロナで世界がひっくり返った年でした。本年は、感染者数が減少し、世の中が落ち着きを取り戻し、経済がゆるやかに回復していくことを心から願っています。さて、11月に無事開業届を出した新会社ですが、先月より新しい事業を開始しました。「カンボジア発のエシカルシューズブランド「KINGDOM OF WOW!」の日本総代理店」KOW オンラインショップ:https://www.kingdomofwow.jp/どうしてルームシューズの販売を?と疑問に思われる方もいらっしゃると思います。いくつか理由はありますが、一番大きな理由は「素早くECを始めたかった」からです。コスメや食品の輸出入は規制だらけで時間がかかる。一方で、実店舗運営は経験あるけれど、ECの経験はなし。ウィズコロナだけではなく、アフターコロナにも非常に重要となるであろうECの運営経験を早く身につけておきたい。その考えから、真っ先に「これを日本に紹介したい!」と思ったのが、このKINGDOM OF WOW!のルームシューズだったのです。KINGDOM OF WOW!は、私の友人であるオランダ出身のゴーディが立ち上げた、カンボジア・シェムリアップに拠点を持つエシカルブランドで、ヨーロッパやアメリカなどで人気を博しています。” カンボジア発のエシカルシューズブランド「KINGDOM OF WOW!」が日本初上陸!「KINGDOM OF WOW!」は、エコでサステイナブルなスローファッションを提案し、優れた機能性と、スタイリッシュでかわいいデザインなどあらゆる要素を兼ね備え、欧米を中心に、世界各地で人気急上昇中の新進気鋭のエシカルブランド。日本展開の第一弾として販売するルームシューズは、ブーツ部には上質なウールを、靴底には天然のカウレザーを使用。足をしっかり温めてくれるだけでなく、靴下と同じような感覚のフィット感を実現し、ヨガやストレットなどの軽い運動も可能にしている。また、ウール用の洗濯モードを搭載した洗濯機であれば丸洗いも可能。一つひとつ丁寧に手作りされているため耐久性も高く、履けば履くほど足に馴染みながら、何年にもわたって使用できるので“おへや時間のかわいい相棒”になってくれるはず。なお、生産者の生活を守るフェアトレード認証を受けているので、足先だけでなく心まで暖めてくれそう。靴下の重ね履きをしなくても冬を快適にしてくれる話題のルームシューズの詳細はコチラから。 ”TABI LABO サイトより引用https://tabi-labo.com/298565/wt-kingdom-of-wow-japan創業者ゴーディとの出会いは4年前。彼女がこのKINGDOM OF WOW!を立ち上げる前に、廃材を利用した生活雑貨を作っていたときの事でした。手作り感があるけれど完成度が高く、そして彼女のセンスに惹かれて、クッションカバーや小物入れを購入し愛用していました。その後、彼女の工房を再訪問した際に、販売開始したばかりのKINGODM OF WOW!を偶然見つけ、その場で「帰国時のギフトにしたい!」といくつか購入。寒さ厳しい2017年12月の日本一時帰国のお土産にし、友人や家族にプレゼントしました。「毎日履いてるよ!家の床が冷たいけどこれ履いてると本当に温かい。数年使ってるけどぜんぜん問題ないよ!」昨年11月、友人から品質のお墨付きを得た私は、このプロジェクトの開始を決断。1ヶ月後、販売を開始しました。このKOW立ち上げには、クルクメールで以前一緒に働いてくれていた元部下が参画してくれ、彼女の持ち前のスキルで一気にオンラインショップを作ることができました。こうやってまた一緒に働くことができて嬉しいですね。そして、コロナ禍においてステイホーム需要が世界中で増える中、売上を伸ばしているKINGDOM OF WOW!のカンボジア工房はスタッフを増員。他社とはいえ、雇用情勢厳しい観光地シェムリアップで、こうやって雇用に結びついているのを実感できるのも嬉しいものです。日本での会社経営、オンラインショップ運営、そしてカンボジアではスタッフがいたものの今は物理的に1人なので全部自分でやらないといけない、初めてで要領がつかめず何をするにも時間がかかる、という(言い訳)状況でスロースタートとなりましたが、1ヶ月運営して日常業務にだんだん慣れてきた感があります。これら立ち上げの詳しいお話は、オンラインにてご報告したいと思います。今週の日曜日です! 1月31日(日)日本時間14時〜 https://www.facebook.com/events/446048853085952それでは、次回はクルクメールの方の進捗をお伝えします!KOWのルームシューズは心からお勧めできる品物ですので、足の冷えに悩まされている方、ステイホームの相棒をお求めの方はぜひ!(笑) もっと見る
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