こんにちは。平野工房です。 前回 【鍛金のはなし】鎚目について の活動報告では、以下3種類の鎚目を紹介しました。今回は、鎚目を仕上げるための「道具」についてご紹介したいと思います。 ❶ 「重ね円」文様の道具『ふくふく』の鎚目でもある「重ね円文様」を施す際には、平らな金槌を使います。一打一打丁寧に打刻し、円が重なるように仕上げていきます。 ❷「あらし」文様の道具光沢が押さえられたマットな「あらし文様」は、細かな凹凸のある金鎚を使用します。均一ながら自然体な文様を打刻するため、職人技の見せ所です。 ❸「さざなみ」文様の道具 流れるようなラインが美しい「さざなみ文様」の仕上げには、縦線が入った金鎚を使います。角度に気を使いながら、美しい流線に仕上げていきます。 平野工房では、職人の手に馴染んだこれらの「道具」を使い、一打一打丹精込めて作品の仕上げを行っています。銀のベビースプーン『ふくふく』も、熟練の鍛金職人が一本ずつ、真心込めて手づくりしています。機械には真似できない、職人だからこそ成せる〈温かみのある自然な風合い〉をぜひお楽しみください^^ クラウドファンディングは残り9日 となりました!引き続きみなさまのご支援をお待ちしております!!平野工房
鍛金 の付いた活動報告
こんにちは、平野工房です。今日は平野工房の仕事について詳しくお話をしたいと思います。銀のベビースプーン『ふくふく』を生み出す伝統的技法、「鍛金」。鍛金とは、金属を金床や烏口などにあてて、金槌で打つことで形を変えていく技法 のことをいいます。平野工房の作品は、熟練した鍛金職人によって、一つ一つ丹精込めて手づくりされています。 『ふくふく』の製作工程は大別して以下6つですが、今回は「5. 鍛金」の工程で施される 「鎚目」について紹介します。鎚目とは、金鎚で叩くことで鎚の跡をつける表面加工のことをいいます。(別名ハンマートーン)金鎚の選定と熟練した匠の技により、様々な表情の鎚目が施せるところも鍛金の魅力の一つです。平野工房の作品は、金鎚の種類や叩き方を使い分けることで、いろいろな鎚目模様を表現しています。職人の腕の見せ所です!例えば、平野工房がつくる箸置きでは、以下3種類の鎚目を施しています。1 丸い打痕がいくつも重なり合う「重ね円」2 光沢が抑えられたマットな「あらし」3 流れるような曲線が美しい「さざなみ」銀のベビースプーン『ふくふく』は、優しくあたたかみのある凸凹が特徴的な「重ね円」の鎚目を施しています。一打一打、職人が丹精込めて施した模様は味わい深く、飽きのこないデザインです。毎日の食生活を少しだけ豊かにしてくれる、こだわりのカトラリー。大切なご家族や親戚への贈り物や出産祝いの贈り物にもぴったりです。次回も【鍛金のはなし】をアップしたいと思います。引き続き、銀のベビースプーン『ふくふく』プロジェクトをよろしくお願いいたします!平野工房 ◼『ふくふく』製作風景をご覧いただけます ◼平野工房についてhttp://hiranokobo.mystrikingly.com/