はじめに・ご挨拶
東広島市在住の奇特な老医師が私財を投じ、20年の歳月をかけ企画・設計・施工してできた仙石庭園は、東広島市が世界に誇る日本庭園です。現在私たちが保守・管理しています。
コロナ発生までは、最低限の維持管理ができていましたが、シーズン初めの3月4月以降はパッタリと来園者が途絶え、私たちは手弁当で頑張っています。
近年まで日本文化の中心であった日本庭園が日々取り壊され、貴重な日本の景石、立派な樹木、泳ぐ宝石ともいわれる錦鯉が海外へどんどん出て行っています。このような背景下で残された貴重な日本固有の文化遺産を、維持管理して後の世に残していくためには、広く広島県、全国の人々と思いを共有していくことが必要です。仙石庭園は、100年先500年先も、広島県は言うに及ばず、全国民共有の遺産として残すに値する日本庭園です。
現在のコロナ禍で今後どうしたものかと思い悩み、息の永い保全活動の為には、日本文化に思いを同じくする同志と意を通じようとの思いに至りました。そのような時にクラウドファンディングの存在を知り、このプロジェクトに参加させていただきました。
どうぞ応援よろしくお願いいたします。
このプロジェクトで実現したいこと
日本庭園は、日本文化が昇華した総合芸術の場です。そこには、平成の創建者の血のにじむ努力がありました。その思いが伝わったのか、全国から素晴らしい銘石が集まってきました。加えて美しい原石・盆石も展示されています。
来園された方は皆さん“感動した”“この世に生きている内に、こんな素晴らしい庭園を観れて良かった”“春には、秋には、友人知人とゆっくりした時間を過ごしたい”など、思いのこもった言葉を残して帰られます。この思いを一人でも多くの人と共有することが、庭園を預かる私たちの思いでもあります。
私たちの地域のご紹介
仙石庭園のある東広島市は、広島県の中央に位置し、古くから酒都西条として広く知られ、駅前には古い酒蔵が立ち並んでいます。酒造りには大変熱心で、その為に国立醸造研究所も当地に置かれています。人口は19万人と、地方の中堅都市です。そこには、広島大学・近畿大学工学部・広島国際大学・エリザベト音楽大学もあり、更には研究施設・テクノポリスもあります。まさに学園都市です。また近くに広島空港、街の真ん中には山陽道が貫通し、山陽新幹線の停車駅もあります。街は若者や留学生が多く、非常に活気を感じる地方都市でもあります。
仙石庭園は東広島市高屋町高屋堀にあり、中心部より車で約10分の所にあります。広さは約1万坪、隣接した周辺の山を含めれば、数万坪の規模になります。周辺は小高い山で程よく挟まれ、南には田が開け、遠くに山を臨んでいます。北側には、高さ200メートルに近い山並みが風を遮り、豊かな水を供給してくれる景勝の地です。庭園はそれら自然を活かし、成り立っています。
プロジェクトを立ち上げた背景
庭園は、冬にはお客様は僅かしか来られません。3月の梅の季節、4月の桜の季節と時期を逸にして、コロナ禍のあおりを受けました。春のシーズン全開にも関わらず、お客様の足はパッタリと途絶え、梅も櫻も、牡丹・皐月も淋しく散っていきました。私たち一同知恵を出し尽くした時、クラウドファンディングの話を聞き、『これだ!!』と思いこのプロジェクトに応募しました。あとは運を天に任せ、私たちの努力以外に無いと、背水の陣の思いでいるところです。日本文化が集約された日本庭園を愛する人々のご支援を通して、仙石庭園の存在が広く全国に知られることも期待しているところです。
これまでの活動
①庭園づくり・・・東広島市在住の医師が私財を投じ、20年の歳月をかけ企画・設計・施工してできた庭園で現代を代表する日本庭園
以下に景石を設置する際の基本的な操作を動画で示しています。ご覧ください。
②講演会活動・・・仙石庭園園長の沖村雄二は、NHK文化センター広島で地球学の講師を長年続けており、最近は各所で庭園学の話もしています。また、世界的に有名なアメリカ在住の小林紘一先生を招いて、地元で講演会を行いました。園内においては、ボランティアガイドを通じて、庭園の見方、岩石の話も幅広く行っています。
③日本邦楽演奏会・・・筑前琵琶の人間国宝・奥村旭翠氏を招き、園内で2度に渡って観月演奏会を行いました。中秋の名月の下、数百人の聴衆が集まり、秋の夜の一夜を堪能いたしました。
④写真展・・・庭園の春を主題に写真展を催し、60名以上の方から作品が寄せられました。一般社団法人の理事の方々の厳正な審査の下、等級を付け、賞金を出しました。
⑤ボランティア活動・・・仙石庭園には、その趣旨に賛同してボランティア活動に励んでくださる方々が多くいます。会社を定年退職し、老後をこのような美しい庭園の中で悠々と過ごしたいと考える方々です。お客様のご案内、資料の整理等に積極的に参画していただいています。
⑥小学生招待・・・当園は、小学生・中学生に対しては無料で開放しています。時々学校の先生が学童を引率して来園し、将来の日本文化の担い手になることも期待されています。加えて、市内の2~3校の小・中学生から、50年後の自分に宛てた手紙を書いてもらい、タイムカプセルに保管するという活動も行っています。
⑦映画のロケ地として利用・・・西条は酒処で、優れた名酒が生み出されています。「吟ずる者たち」と題する映画のロケが西条で行われ、仙石庭園もそのロケ地となり、女優の比嘉愛未さんをはじめ、多くのスタッフが庭園を舞台に活躍されました。
⑧花嫁の前撮り・・・庭園内には和服の似合う箇所が無数にあり、和服を着た美しい花嫁さんの前撮りの人気スポットとなっています。
資金の使い道・実施スケジュール
●資料の整理・記録
これらを後世に整理して伝え、残していかねばなりません。現在、有志一同、手弁当でその作業にあたっています。
●勉強会への講師招聘
庭園を語るには、景石の誕生が分からねばなりません。それには、地球の誕生から日本列島の成立まで幅広い勉強をしなければなりません。私どもは、内部でその資料を作るとともに、外部より講師を招いて勉強会も予定しております。そのような席に日本文化を愛し、仙石庭園を応援してくれる人々が参列してくれば嬉しいとの思いがあります。
●海外への情報発信
日本固有の文化を今後、海外へ発信したいとの思いもあります。何しろ、仙石庭園で使われている景石は世界のオンリーワンであるからです。
●会員制度の創設(企業・個人)
仙石庭園のような文化遺産は、今後歴史を重ねて磨き上げらねばなりません。その先に世界も注目する、日本文化の姿が見えてくるからです。そのためには、思いを同じくする人々の支えが必要です。情報を共有し、石についての学び、樹木、草花、日本庭園の在り様、いくらでもあります。このような方々に庭園を自分の庭のごとく利用していただくため、会員制度の創設も考えています。
リターンのご紹介
◎2,500円
年間通園券(通常価格2,000円)+仙石庭園の景石を説明した小冊子(通常価格500円)+はがき3冊(通常価格900円)+一筆箋3冊(通常価格600円)+送料
※年間通園券は、1回目の入園から1年間有効
◎5,000円
2,500円のセット(年間通園券+仙石庭園の景石を説明した小冊子+はがき3冊+一筆箋3冊)+原石3,000円相当(原石なので、写真と幾分異なることがありますが、良いものをお送りします)+送料
◎7,000円
2,500円のセット(年間通園券+仙石庭園の景石を説明した小冊子+はがき3冊+一筆箋3冊)+原石5,000円相当(原石なので、写真と幾分異なることがありますが、良いものをお送りします)+送料
◎10,000円
2,500円のセット(年間通園券+仙石庭園の景石を説明した小冊子+はがき3冊+一筆箋3冊)+原石8,000円相当(原石なので、写真と幾分異なることがありますが、良いものをお送りします)+送料
◎各種原石をリターン品に追加
サムネイル以外に下記のyoutubeアドレスにてスライドショーを公開しております。
https://youtu.be/32H-t0Ek1rk
最後に
ここまでお読み下さり心より感謝申し上げます。日本固有の文化の粋“仙石庭園”は、いかなる努力をしても世界に冠たる庭園としての完成度を高め、後世に遺します。問題は、その後の維持管理です。クラウドファンディングに、私どもの思いの至らなかった方策があるように感じました。世の中に隠れておられるであろう賛同者の方々のご支援が、保存の一助になるのではないかと考えるようになりました。皆様方のご支援をお待ちしています。
庭園は永遠の命脈を保ちます。目標金額に満たない場合も、クラウドファンディング計画は続け、新たなお得なリターン品を開発して皆様のお手元にお届けいたします。
<All-in方式の場合>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見る苔玉作り体験会の開催(2020/11/22(日))
2020/11/20 12:372020/11/22(日)の下記の時間帯に苔玉作り体験会を開催します。ご興味のある方は電話にてお申し込みください。午前の部10時30分~11時15分定員10名程度(電話による予約順)午後の部13時~13時45分定員10名程度(電話による予約順)入園料とは別に、参加費500円いただきます。(材料費+自作品お持ち帰り付き) もっと見る
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