はじめに・ご挨拶
いまや日本だけ世界中がコロナの脅威にさらされています。
皆様もご存知の通り、日本の伝統や文化、飲食店、演劇などの娯楽などが苦境に立たされています。
新型コロナウイルスの影響で1935年(昭和10年)から続いていた熊野町「筆まつり」の第86回が中止となりました。
熊野筆といえば今年の一文字などでも使われる筆として有名で、最近では化粧筆としても有名で、若い女性からも人気を集めています。
伝統あるお祭りが中止になってしまったことは精神的なショックだけではありません。
職人さんや筆を作る会社も苦境に立たされています。
でも、、、
不安な気持ちを乗り越えて、新しい未来に進んでいく!
そんな気持ちでこのプロジェクトを立ち上げることにしました。
筆というとなんだかとっつきにくいイメージを持っているかも知れませんが、そんなことないんです!
子供でも使える可愛い筆。おしゃれで贈り物として喜ばれる筆。
気軽に手にとって、みんなで楽しめる筆…
今までにない筆の魅力を一緒に発見していきたいと思っています。
熊野筆とは?
熊野筆の歴史は江戸末期に遡ります。
今から約190年前の江戸時代末期、熊野の筆づくりが始まりました。
当時、農地の少なかった熊野では、農民たちは農閑期になると紀州・熊野地方や大和・吉野地方に出稼ぎに出て、帰りに筆や墨を仕入れて行商をしていました。
このことがきっかけで、筆づくりを学んで帰った人々が村人に筆づくりを広めていきました。
当時これといった産業のなかった熊野で筆づくりは新しい産業として取り入れられ、村人たちの努力と情熱によって、その優れた技術は約190年を経た今もなお、連綿と受け継がれています。
「筆供養」の意味
穂首の材料は、主に動物の毛ですが、これには馬、鹿、山羊、たぬき、いたち、猫などがあります。
しかし、熊野町にはこの材料がありません。
日本でとれる動物の毛は、馬や狸などほんの少しはありますが、そのほとんどが中国をはじめ、北米(カナダ)などから、輸入されています。
毛皮のコートやその他の用途で使われた動物の毛で、他に使う用途がなくなったものを熊野筆の材料として使っています。
毎年筆まつりで行われる「筆供養」では、筆づくりのため毛を提供してくれた動物たちへの感謝と供養と、使い古されて役目を終えた筆にたいする感謝の気持ちをこめて、毎年何千本もの筆を神聖な火の中に投じる「筆供養」を行っています。
熊野筆 筆まつりの歴史
筆まつりは、日本三筆の一人である嵯峨天皇を偲び、合わせて安土桃山時代より冬の農閑期に筆の行商を始めて天保2年(1831年)には、筆作りが始まり、日本一の生産地に育てた先人達の労苦に感謝し、ますますの発展を願って、例年、秋分の日に筆まつりの祭典を行うようになりました。
熊野筆は江戸時代からの伝統技法で一本一本手作りされています。書道家用、学童用、化粧筆、特殊筆など、質・量ともに全国一の生産を誇っています。
プロジェクトで守られるもの 得られる未来
いただいたご支援は熊野町の筆職人の方や、熊野町の伝統、筆を楽しむ文化をもっと多くの方に知ってもらうための活動に使います。
大きく分けると以下の2つです。
・筆つくりの伝統と文化を守る
・筆を知ってもらい、筆って楽しんだ!を知ってもらうための各種活動や発信活動
筆を楽しむ活動の第一弾として、コロナの影響で中止になった「筆まつり」をオンラインで開催する、バーチャル筆まつりを開催します!
オンラインで場所を選ばず、この機会でしか購入できない価格の商品の販売。
この活動を通して伝統を守り、筆の文化を今まで知らなかった方々にも知ってもらい、筆の楽しさと魅力に気が付いてもらえればと思っています!
リターンについて
リターンは熊野町「熊野筆」をただ応援していただける方向け、バーチャル筆まつりにて筆供養をしたい方、地元広島の方や、広島を愛する方が喜ぶリターン、日展作家・書道家によるマンツーマンのオンラインで行うプレミアムレッスンなどを用意しています!
今後の熊野筆の文化や楽しみを多くの人に知ってもらいたい…この活動を応援したい方は、是非とも支援いただける幸いです!
最後に
最後までページを読んでいただきありがとうございます。
新型コロナウイルスの影響で、日本や世界がとても不安な毎日を過ごしています。
しかし、私たちは今だからこそ、多くの人たちに伝統と文化を知ってもらい、その先の未来を一緒に作っていきたい…!そんな気持ちでこのプロジェクトを立ち上げました。
歴史や伝統を継承することで人の生活は豊かになります。
だからこそ歴史や伝統を知ることで、私たちは自分たちのあり方に誇りを持ち、苦難に負けない強い心を手に入れることができるのではないでしょうか?その第一歩として、バーチャル筆まつりをきっかけにもっと多くの人たちに熊野筆の歴史と文化を知ってもらいたいと考えています。
これまで筆を知らなかった人たちにも、「筆って楽しいんだ!」ということを知ってもらい、筆に携わる方に笑顔を届けられたら良いと思っています!是非、あなたなりの筆の楽しさを見つけて、私たちにも教えてくださいね!
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