はじめに・ご挨拶
多数あるページの中から本プロジェクトをご覧いただきありがとうございます。松林と申します。
ランは7歳の男の子で、生後間もない頃、保護猫の里親になりました。
他の家族は6歳のアメリカンショートヘアの夫婦、しおん、しょこた。その子供たち、めちゃ、ろめお、みーしゃんの計6匹です。
2020年7月27日、猫伝染性腹膜炎(FIP)と診断されました。
このプロジェクトで実現したいこと
◆猫伝染性腹膜炎(FIP)とは
発症の原因は、「猫コロナウイルス」ですが、このウイルスは感染しても殆ど病原性がなく、あっても軽い下痢程度です。多くの猫に感染経験があると考えられています。しかし体内に入ったウイルスが、何らかの理由で突然変異し、強い病原性を持つ、猫伝染性腹膜炎ウイルスになってしまうと重篤な症状を起こします。猫からヒト、ヒトから猫への感染はありませんが、「不治の病」として、ワクチンや治療薬はありませんでした。
しかし、寛解の可能性がゼロではない。日本においては未承認薬で、海外の直接個人輸入、もしくは全国で僅か7病院の協力病院での受診となります。副作用、薬害、禁忌等の治験も充分ではなく、リスクは飼い主の自己責任と判断に委ねられます。
薬価も非常に高額で、ランの現体重で、1日当たり400㎎、14,000円。これを84日間投与します。定期的な経過を診る診察料、エコー検査、血液検査等を全額負担することは非常に厳しい状況です。
ランの伝染性腹膜炎(FIP)を完治させたい。その一心でクラウドファンディングを開始致しました。
どうか皆様の、ご支援、ご協力をお願い致します。
(※必ずしもMUTIANに最善の有効性があり、協力病院に受診を推奨するものではありません。また、全てのFIPの猫に有効であるという趣旨ではありません。)
プロジェクトをやろうと思った理由
今まで病気らしい病気もした事が無かったランが、2020年7月20日頃から食欲が無くなり、全く食べなくなり、7月22日に受診しました。
血液検査、エックス線検査、超音波断層検査から見て、腹水が溜まっている事を確認されました。原因として尿腹、胆汁漏、細菌が考えられましたが、可能性が高いのは腫瘍かFIPであると聞かされました。
この時、初めてFIPという病気を知りました。
腹水の検体検査を依頼し、この日は皮下点滴、皮下注射、抗生剤の処方のみでした。
7月25日、再度血液検査、皮下点滴、皮下注射、抗生剤が変更されました。
7月27日、依頼していた検体検査の報告書が届き、猫伝染性腹膜炎(FIP)ウエットタイプと診断されました。ステロイド剤、インターフェロンによる治療では、余命数日~数か月。所謂、延命治療に過ぎません。MUTIANの説明も受けましたが非常に高額で即答は出来ませんでした。
一刻の猶予も許さない状況は理解しつつも、インターネットで個人輸入の方法を調べたり、MUTIAN協力病院に直接電話をかけて相談しながら、7月29日、31日と、ステロイド剤の皮下注射をしてもらいましたが、こうしているうちにもランの命が…と思うと、気持ちは焦るばかりです。
そして、8月4日、県外で一番近い、MUTIAN協力病院を受診し、治療を開始しました。
先ずは14日分処方してもらいました。
8月13日、引き続き14日分処方してもらいました。
今後のスケジュールについて(予定)
2020年8月4日 治療プログラム開始
8月18日 投薬継続(14日目)
9月1日 投薬継続(28日目)投薬約一か月目の血液検査(A/G比)
9月15日 投薬継続(42日目)
9月29日 投薬継続(56日目)投薬約二か月目の血液検査(A/G比)
10月6日 投薬継続(70日目)
10月20日 84日の治療プログラム終了
血液検査(A/G比、SAA、蛋白分画)
その後、六か月、一年の経過検査
随時、最新の活動報告として、お知らせいたします。
資金の使い道
皆様からのご支援は、全てランの治療費に充てさせていただきます。
実際に掛かった費用は、その都度、活動報告として、お知らせいたします。
・MUTIAN費用
現在体重 3.6㎏(今後は増加する可能性もあります)
1日当たり400㎎ x 84日 約1,200,000円
・診察料、検査費用、手数料等
目標金額 1,500,000円
リターンについて
気持ちばかりですが、ご支援を賜りました皆様全員の方に、お礼の手書きメッセージと、ランのポストカードをお送りさせていただきます。
ご支援金に応じ、各種ランのオリジナルグッズ作成を予定しております。
発送は余裕を持って、11月下旬頃を予定しております事をご了承ください。
・ポストカードはランダムの発送とさせていただきます。
・巾着はAタイプ、Bタイプいずれか、ご希望のタイプをお選びください。
・トートバッグは、Aタイプ、Bタイプ、Cタイプいずれか、ご希望のタイプをお選びください。
・TシャツはA~Cタイプのいずれかをお選びいただき、メンズS~XXXL、レディースS,M,L キッズ100~160 ベビー90のサイズを明記してください。
最後に
ここまでお読みいただきありがとうございました。
ランは今うちに居る猫たちの中で一番先輩猫です。しょこたの二回の出産時も、少し離れた場所から心配そうに見守り、子猫たちとも仲良く遊んだり、くっついて寝たり、リーダーというより良き伯父さんといったキャラクターです。
毎日、決まった時間にご飯をねだりに来るのが、ランの役割でした。今は感染予防のために、他の猫たちとは隔離しています。ランもみんなも寂しそうです。この病気を完治させ、またみんなで遊んだり、じゃれ合う日が来る事を信じています。
多頭飼いのリスクも考慮せず、またこの様な身勝手なお願いをしている事は重々承知しております。しかしランを救ってあげたいです。皆様からのお力をお借りできれば幸いです。
最後に一日も早く有効な治療法、治療薬が日本で、世界で承認され、FIPで苦しむ猫たち、命を落とす猫たち、悲しむ飼い主が一匹でも、一人でも無くなることを心から願います。
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見るMUTIAN終了2ヶ月検査、外注依頼分結果報告書
2021/01/07 10:052020年12月25日の経過検査の結果報告がありました。猫α1酸性糖タンパク(AGP)250μg/ml猫コロナウイルス(FCoV)遺伝子(全血)陰性でした。順調に回復し、今のところFIP再発も無さそうです。 もっと見る
MUTIAN終了2ヶ月検査 診療費明細書
2020/12/25 11:3512月25日、MUTIAN終了2ヶ月検査 診療費は画像の通りとなります。 もっと見る
MUTIAN終了2ヶ月検査
2020/12/25 11:26本日、MUTIAN終了2ヶ月検査を受けました。体重は前回4.6kg→5.1kgに増加。TPは8.4→7.9で基準値に近くなりました。エコーは前回同様で腎臓のダメージは残っていますが、悪化はしていないとの事でした。GPTが10月37→11月43→今回88と上がっています。FIPに関しては外注検査の結果は未だですが問題無く、腎臓の経過検査だけ3ヶ月に一度のペースで継続して診ていきましょうとの見解でした。 もっと見る
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