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幻の羊、信州の「サフォーク」の羊毛を使ってセーターを作りたい!

信州長野で峯村さんが育てる羊「峯村サフォーク」。中央アルプスの綺麗な水と、豊かな自然の中で暮らす健康な羊の毛で、純国産のウールセーターを作りたい! 羊の産地"信州"と、世界的ウールの産地 "尾州"が約100 年振りに協力してもの作りを行い、産地を盛り上げるプロジェクトです。

現在の支援総額

1,302,000

260%

目標金額は500,000円

支援者数

42

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2020/10/16に募集を開始し、 42人の支援により 1,302,000円の資金を集め、 2020/10/31に募集を終了しました

このプロジェクトを見た人はこちらもチェックしています

幻の羊、信州の「サフォーク」の羊毛を使ってセーターを作りたい!

現在の支援総額

1,302,000

260%達成

終了

目標金額500,000

支援者数42

このプロジェクトは、2020/10/16に募集を開始し、 42人の支援により 1,302,000円の資金を集め、 2020/10/31に募集を終了しました

信州長野で峯村さんが育てる羊「峯村サフォーク」。中央アルプスの綺麗な水と、豊かな自然の中で暮らす健康な羊の毛で、純国産のウールセーターを作りたい! 羊の産地"信州"と、世界的ウールの産地 "尾州"が約100 年振りに協力してもの作りを行い、産地を盛り上げるプロジェクトです。

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【10/23(金) 追記】

この度は本当に多くのご支援を頂き、誠にありがとうございます。
ご支援頂いた方々に改めて感謝申し上げます。


興味を持って頂いたたくさんの方から、峯村サフォークの着用画像を見たいという
要望を頂きましたので、こちらでご紹介させて下さい。



着用サイズ:
男性:Mサイズ(身長173cm)
女性:Sサイズ(身長153cm)


はじめに・ご挨拶

キャンプファイヤーをご覧の皆様はじめまして。
ウールの産地尾州の機屋、木玉毛織株式会社の木全と申します。

弊社は創業125年の機屋であり、社名に「毛織」とある通り、
愛知県は一宮市、ウールの産地 尾州にて長年、繊維製品の製造をしています。




しかし、今回の新型コロナウイルス の影響で受注額が激減し、当社も売上が50%以上落ち込みました。

長年ものづくりをしていますが、この様な事は初めてです。


また、15年前にテキスタイルの製造販売を止めて以来、

社名の毛織は残しましたがウールを扱ってきませんでした。

 ただ、仕事を続ける以上、再びウールを取り扱いたいと願っておりました。


そんな折、同じ羊を愛する産地としてご縁があり

信州・長野で羊を育てている方から、羊の毛を活用出来ないかという相談が舞い込みました。

そこで出会った"峯村サフォーク"の素晴らしさ、その魅力をより多くの方に知って頂きたい。

そして信州と尾州が、羊を通して互いの産地を盛り上げたい。

コロナで落ち込む産地を元気にしたい。

という思いからクラウドファンディングを立ち上げる決心をしました。



このプロジェクトで実現したいこと

幻の羊、信州「サフォーク」の羊毛を使って、支援して頂いた方はもちろん、


生産者の峯村さんにも喜んでもらえるセーターを作りたい!!

コロナ禍で産地として今何ができるかと考え、
より良い物を欲しいと思う人々に届けたい!


プロジェクトをやろうと思った理由

お話をいただいたのは、長野県長野市信州新町にて牧羊を営む峯村元造さん。

信州の豊かな自然の中で育てているのは、

サフォークと呼ばれる肉用種として最高の羊です。



尾州産地は昔からウールの産地として有名ではありますが、実はその羊毛のほぼ100%が
オーストラリアやニュージーランド等の海外で毛刈りしたものを使用しています。


このプロジェクトは、原毛から編み立てまで全て日本でものづくりをした純国産のセーターであり、
尾州産地としても初の試みです。


国産ウールの良さをより多くの方に知って頂きたい、そして信州と尾州が羊を通して
互いに産地を盛り上げたいという思いからクラウドファンディングを立ち上げる決心をしました。


まずは、この「峯村サフォーク」の事を知って頂きたいと思います。


長野県長野市信州新町にある峯村牧場。

最高級の国産羊肉である「サフォーク羊」を東京や大阪の高級レストラン向けに育て続けています。


3代目牧場主である峯村元造さんは、年間400頭もの羊をたった1人で片時も離れず羊達の世話をしています。

そんな峯村さんにサフォーク羊のことを教えていただきました。




サフォーク羊農家 峯村元造(56歳)


・羊はどのように育つんですか?

毎年1月~2月に生まれて、およそ1年で成獣(60kgほど)になります。
羊は牛や豚と違い、日本では飼育方法や病気への対処法が確立されてないので、
飼育がとても難しい動物です。

毎日、一頭一頭の体調に目を配っています。



・羊の1日を教えてください。

羊は毎日朝6時~8時ゆっくりエサを食べます。
そこから昼すぎまでは少し歩いたり、のんびりゴロゴロしています。
15時頃からまたゆっくりエサを食べて、それから夜になれば寝ます。
風通しの良い清潔な牧舎で、箱入り娘としてストレス無く過ごしています。



・峯村さんの1日を教えてください。

毎朝5時に家を出て牧舎へ向かいます。
羊のエサを準備して、牧舎の清掃など作業をします。
作業が終わったら一旦家へ戻り、昼食を取り
その後また牧舎で羊のエサやりや、繁殖用の羊は短時間放牧をします。
注文が入っている時は羊を連れて松本市のと畜場まで車で運びます。


毛刈りの時期(4月から6月)は、1日6頭から8頭の毛を刈ります。
400頭を1人で刈るのは大変ですが、暑くなる前に刈ってやりたいので毎年大仕事です。




・いつから羊農家をされていますか?

羊農家は祖父の代からで私で3代目、サフォークを飼い始めたのは今から約40年ほど前です。

この信州新町では1930年頃より羊の飼育が始まり、特に第二次世界大戦の頃に最も多く
4000頭もの羊が、軍服を作るために飼育されていました。
その後、羊毛が輸入されるようになり、町から羊はほとんどいなくなりました。
その後町おこしの一環で再び羊を飼いはじめ、現在町に羊を飼育している方は5軒ほど。

ただ、羊農家として専業でやっているのは私のところぐらいでしょうか。

うちの牧場では、繁殖用の羊が250頭、肥育用の羊が150頭
合わせて約400頭を飼育しています。


・なぜ峯村サフォークのお肉は美味しいんですか?

うちの牧場は、ホゲットという12ヶ月~24ヶ月の羊を主に出荷しています。
ラムよりも長い期間育てることで旨みの強い肉になります。
また、放牧をしないことで羊特有の臭いがとても少ないことも特徴です。

餌は干し草を中心に、麦のふすま、ビール粕、信州の名産「西山大豆」のおから、
冬には地元のリンゴ
などをバランス良く与えています。


・なぜ峯村サフォークの毛は良いのですか?

峯村:

おからや麦のふすまなど高タンパクなエサを与えることで、
健康でハリのある毛になります。

中央アルプスの綺麗な水と澄んだ空気に恵まれ、毛並みも良いです。


木玉毛織 木全:

非常にハリのある毛なので、弾力性があり
かさ高で空気をたくさん含んだふっくらとした糸になります。



・どんな牧場にしていきたいですか?

人を雇えて、その人がちゃんと食べていける環境を作りたい。
その為に、サフォークの魅力をたくさんの方に知ってもらいたいです。

コロナで外食産業が打撃を受ける中、うちの羊も出荷できない状態が続いています。
今まで活用できなかった毛が販売できる様になればとてもありがたいです。





峯村サフォークの毛から、純国産の"糸" を作る。

刈り取った毛(原毛)には、
羊の脂、汚れ、植物の種子やワラなどの夾雑物(きょうざつぶつ)がついています。



このままでは糸にすることができない為、初めに洗毛という工程で
脂や汚れを落としていきます。


通常輸入されるウールは、この時に化炭処理と呼ばれる酸とアルカリの溶液に浸して
夾雑物を全て炭化させ除去するのですが、この化炭処理による排水が環境に悪影響ということで、
現在の日本では化炭処理を行うことは出来ません。


その為、原毛のゴミを取り除くことが出来ず、国産ウールの商品化は非常に困難

峯村農場でも毛を活用することが出来ませんでした。



尾州ならではの技術で。

その中で、ご相談を頂いたのが弊社でした。


原毛に触り、そのふくらみと弾力に驚き感激した私たちは

毛の不純物をどうにか取り除いて、その魅力を糸に、製品にして伝えたいと思い、

長年ウール製品の製造に取り組んできた繋がりを頼りに日本中の会社を探しました。





何度も何度も断られ続けた末、なんと同じ尾州の中で化炭処理をせずに原毛のゴミを取り除く特殊技術を持つ紡績会社が見つかり


さらに愛知県の染色工場に、原毛の汚れを落とす洗毛をやって頂けることになりました。




写真は、原毛の汚れや余分な油を落とす洗毛の工程です。








特別に配合したオレンジエキス入りの洗浄剤でゆっくり時間をかけて汚れを落としていきます。

洗い終わった毛は、羊毛本来の優しい匂いになります。


左:洗う前、右:洗った後




洗いで残ったワラなどの夾雑物は、カード機と呼ばれる特殊な機械で取り除きます。

何度も何度も針のついたローラーを通すことで、ゴミを落とすと同時に繊維の流れが整った

糸を紡ぐ前段階のワタ(スライバーといいます)となります。




こうして、多くの企業に協力をいただき、原毛を糸にすることが出来ました。




峯村サフォークの糸で作る、純国産セーター。


どんなものを作れば、多くの人にこの糸の魅力が伝わるだろうか。

また同時に、峯村さんにも喜んでもらえるものを作りたい。

冬場にこのセーターを着て、働いて欲しい。

そう考えました。




峯村サフォークの健康でふっくらした糸だったら、丈夫で長く着ることができ、心も体も暖かい。

昔ながらのざっくりとしたセーターでありながらも、今までにはないセーター

そんなものが作れるかもしれない、と考えサンプル開発を進めることにしました。



熟練の職人が作る、心地良いセーター。


訪れたのは愛知県蟹江町にある「横井ニット」工場。





今では熟練の職人しか出来ない「リンキング」と呼ばれる

高度な技術で縫製する事が出来る数少ない工場です。



職人が糸の番手や撚り回数を熟知し、横編み機と呼ばれる専用機で編んだパーツを

リンキングで綺麗につなぎ合わせていきます。




結果は想像通り。
峯村サフォーク特有の膨らみのある繊維によって、
とてもふっくらとコシのあるセーターが出来あがりました。






また、化炭処理をしていないため原毛本来の油分が残り、
身体に優しい健康的なセーターに仕上がっています。


植物の種やカケラなどが程よく残り、これが峯村サフォークならではの味わいになっています。




リターンのご紹介
① 21,000円 峯村サフォーク ニットベスト(生成り・ブラックの2色・各3サイズ)

ユニセックスでどなたでも着て頂ける、峯村サフォークのふっくらとした温かみを感じられます。

より長い季節で着用頂けるニットベスト





取りきれなかった植物の種やカケラなどが程よく残り風合いの一部となっています。



② 24,000円 峯村サフォーク セーター(生成り・ブラックの2色・各3サイズ)


ユニセックスでどなたでも着て頂ける、峯村サフォークのふっくらとした温かみを感じられます。


セーターのエルボーパッチ(肘当て)には、同じく峯村サフォークの糸から織り上げた
峯村サフォークメルトンを使用しています。




取りきれなかった植物の種やカケラなどが程よく残り風合いの一部となっています。






③ 44,000円 峯村サフォーク ニットベストとセーターのセット

  

ニットベストとセーターの少しお得なセットです。

お色は、サフォーク生成りとサフォークブラック

サイズは、S・M・Lから自由に組み合わせて頂けます。




④ 47,000円 峯村サフォーク ニットベストとセーターのセットと、
        幻の羊 峯村サフォークのお肉500g(ジンギスカン)付き


  ニットベスト・セーターのセットに加えて、さらに!

  峯村さんが大切に育てたサフォークのお肉付きセットです。

  お肉は峯村サフォークを取り扱う長野県信州新町のさぎり荘様より、クール便にて配送致します。





資金の使い道

峯村サフォーク" ニットベスト・セーターの開発・制作費用・リターン品の発送



本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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