2020/10/05 07:22

遼有堂さんにお会いしたのはもう3年も前のことなんじゃないかって思いマス。wild tokyoの集まりに参加した時にいつの間にか隣になっていて、いつの間にかお話していました。二人ともいい感じでべろべろになりつつ。

数寄屋建築ってぼくは全く知らない世界だったんですけれど、茶室とか作っちゃう建築分野。宮大工とはまた違いつつも、伝統を受け継ぐ木工家さんで、器も家具も木で作るものを形にしている方。世界的に活動されていて、そして生み出す作品たちはなんかすっごい。茶室を作るなんていうような方から依頼を受けるんだから推して知るべし。

でも、なんか気さくな人で。会うたびにいつもお互い酔っぱらっていて、よもやま話になるんだけど、ぼくはうつ病を患っているじゃない?遼有堂さんも今でこそこの世界をリードするような存在になっているんだろうけれど、苦労されたこその現在(いま)で。だから一緒に呑んでくれるんだろうなぁ。。。

話の端々に出てくる遼有堂さんのお客さんは、世事に疎いぼくでも知っているような世界的な著名人だったりするんだけれど、それよりもなによりも。ぼくはこの方の語る木と、その作品の話に惹かれてしまいます。

木は水に弱くって、だからこそ乾燥が大事。そうしないと縮み、そしてねじれてしまうから材として成立しない。木は水に弱くって、だからこそ塗装が大事。そうしないと雨に打たれ腐食していってしまう。それが木を扱う人の常識。

遼有堂さんは誰よりもその木と向き合い続けてきたからだと思う。その常識を超えていく。黒茶屋さんにある水車は、とある木を生木のまま使って完成した水車。常に水に濡れているその水車を生木で、そして塗装もせずに仕上げたその背景を語る遼有堂さんの話にぼくはすっげぇ引き込まれてしまう。そんな、そういう方なのデス。

11月1日に開催される金剛寺さんでの最初の「CINEMA made in Ome」の空間を、この遼有堂さんがプロデュースしてくれることになりました。

いつかだったかのwild tokyoの集まりの時に例によってワインを呑みながらお誘いしてみたんデス。「こんなことやるんですけど~」って。そしたら「一緒にやりたい!」っておっしゃってくれて。それから数か月。そんな話が実現に向かうとは思わなかった!けれど、実現されることになりました!

当日は、青梅の古刹の風景がこの国の伝統建築を伝える方の手によってさらに作られていく。そして、この街の食べ物と飲み物がそこに並び。4本のショート映画でお迎えすることになります。一見の価値があるんじゃないかしら。。。と、とてもとても思っちゃう。この1日のためだけに作られる、ただその時だけの刹那の空間。来ていただけるみなさまと共有できたらって思っています。

チケットはこちらから。もしくはパセアールさんかチキチキ5からご予約下さい。

感染症対策上、当日券はありませんので~。

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https://camp-fire.jp/projects/view/321188