プロのアーティストが、あなたの肖像画を描いてくれるだけでなく
壮大な壁画の中にあなたが永遠に残ります。
命の記憶を残す!
永遠のはじめの一歩がスタートしています。
はじめに・ご挨拶
「船の樹プロジェクト」のプロジェクトリーダー、日本画家の笹本正明です。
1966年東京都生まれです。
ご縁があって19年前、山梨県牧丘町(現山梨市)に移住し、現在は山梨県中央市在住。甲斐の国に根をおろし、創作活動を続けています。
ここをご覧になっている 方は、私がどんな画家なのか、ご存じない方が多いかもしれません。私はこんな作品を制作しています。
私のその他の作品をご覧になりたい方は、下のウェブサイトをご覧いただければと思います。
笹本正明公式ウェブサイト
船の樹プロジェクトとは?
人の想い・文化・歴史が交差する前例の無いアートプロジェクト。
「船の樹プロジェクト」は、武田信玄公生誕500年、450回忌記念事業です。
船の樹プロジェクト公式ホームページ
https://www.funenokiproject.com/
【お断り】
動画の中では鉛筆で描画していますが、これは原寸大の「大下図」です。詳細な大下図まず作成して、それを和紙に転写して、本画は墨で描画します。「和紙に墨」が、作品を長期保存できるので、『船の樹』はこの技法で完成させます。
概説
乗船希望される方の肖像画を、日本画家、笹本正明はじめ山梨県内外のアーティストが、2.1×5.4mの壁画『船の樹』に描き込み、完成した壁画は信玄公の菩提寺、山梨県甲州市塩山の恵林寺に奉納され、永く後世に残されます。
一口一万円の乗船券を求めいただければ、どなたでも「乗船」することが出来ます。ご家族同様の動物の肖像も描き込みます。動物は一口三千円です。
乗船される方は御存命の方だけでなく、御他界された方でも、ご家族のお申し込みがあれば肖像画を描き込みいたします。
アートの力で時空を超えてゆく、このプロジェクトを、是非ご支援ください。
このプロジェクトはどのようにして始まったのか
2019年8月からスタートした、この前例を見ない当プロジェクトがどのようにして生まれたのか、少々長くなりますが、私の個人的な体験から、まずお話しいたします。
東京に生まれ、東京芸大日本画科を卒業し、東京で日本画の制作活動をしていた私は、より広いアトリエを求めて19年前に山梨県牧丘町(現山梨市)に移住しました。のどかなぶどう畑の中にぽつんと建っていた空家を借り、そこを住居兼アトリエとして、新たな制作活動をはじめました。
当時独身だった私は一日中絵を描くことに没頭し、それまで描けなかったモチーフや、大作を手掛けることが出来るようになりました。
しかし、誰とも会わずに、終日制作に打ち込んだことが原因で、3年目から、次第に心の変調がおとずれました。人里離れた一軒家で暮らしていたことが、逆に仇となり、精神的な袋小路に追い込まれてゆきました。孤独の中で自分を追い込み創作活動に打ち込むことは、時として精神的な危機を招く———「ゴッホの精神が病んだのはこういうことだったのか」と我が身で体感しました。
私がそこから精神を立て直すことができたのは、アトリエのすぐ近くの武田信玄公の菩提寺、恵林寺に通いだしてからです。
恵林寺に勤めていた古くからの知人に「寺に来たらどうか」と誘われました。駸々と冷え込む早朝、まだ暗い本堂の中に座り、読経をはじめた瞬間、何故か、たちまち心が晴れ晴れとしてゆくのを感じました。
それはとても不思議な体験でした。
それから3年ほど恵林寺に通い、当時の住職、南條大亨老師(2017年に遷化)と懇意にさせていただき、言葉にできない精神の糧を、数年の間に、数多く頂きました。それは私の現在の創作活動のみならず、人生にも深い影響を与えています。
現在も恵林寺との御縁は続いており、現住職の古川周賢老師と「現代における寺の役割、寺にあるべき絵画の在り方」についてお話する機会がありました。古川老師とのお話が呼び水となり、南條老師のもとで形にできなかったものが、次第に私の中で、こんな構想に結実してゆきました。
私の個人的な体験から生まれた想いを「船の樹」という作品にすれば、それは宗派や思想、国籍をも乗り越えて、多くの人に通ずる普遍的な「救い」の象徴となるのではないか。
———と考えました。
現代の”救いの神話”———『船の樹』
「船の樹」は成長するにつれ、樹冠が船の形になってゆく不思議な樹。地上に大きな災いがおとずれるとき、船は幹から切り離され天空に舞い上がり、船に乗った人々はことごとく救われるという。———
「大乗仏教」という言葉があり、仏教は大きな乗り物にたとえられています。この乗り物に乗った人々は、あらゆる災い、苦しみからことごとく救われるというのです。私はこれを「船の樹」という物語にして三部構成とし、しかもこの作品の中に、実際に生活している人たちを描き込んでみよう、そしてこれを恵林寺という由緒あるお寺に奉納し、後世まで残そう、と思いたちました。描き込まれた人々の姿は、作品とともに後世まで残されます。
この構想を恵林寺住職、古川周賢老師にお話したところ、「現代人や、仏教と縁のない人にも、仏教の根幹をわかりやすく語り伝える作品になる。お寺に縁遠くなった人がお寺を訪れるきっかけにもなるだろう。2021年は武田信玄公の生誕500年、2022年は450回忌。これにあわせて、ぜひやろう!」という快諾を得て、このプロジェクトは2019年8月から始動しました。
現在、『船の樹』三部作は、原寸大(縦2m10㎝×横5m40㎝)の大下図の制作が進行中です。
船の樹プロジェクトの意義
———この作品の本当の価値が出てくるのは完成から百年経ってから、と私たち『船の樹』プロジェクトチームは考えています。その頃には絵の中のほとんどの方が他界されていることでしょう。けれど、子孫の方々がお寺を訪れ、この絵を前にしたとき、そこに生き続けている先祖の姿に出逢うことでしょう。「過去の人」も「現在の人」も、同じ空間の中で生き続けるのです。
武田信玄公の菩提寺である恵林寺に奉納する壁画ですので、信玄公と家臣二十四将の御姿も描き入れます。歴史に名高い武田信玄公と現代の人々が絵の中で一緒になり、その絵姿は未来へと残されてゆきます。
このプロジェクトは、広く一般から制作資金を集め、人々の想いを乗せ、後世に残るモニュメントを作ることを目的としています。これは、奈良の大仏建立に比肩する歴史に残るプロジェクトだと、私たち『船の樹』プロジェクトチームは確信しています。
これまでの活動
2019年9月からスタートした当プロジェクトは、2020年初めまでは、おおむね順調に制作が進行していました。
『船の樹』は三部構成によって成り立ち、一点が横5m40㎝×縦2m10㎝の巨大な壁画です。山梨県内外の画家があつまり、最高のチーム編成で制作を行っています。
乗船(壁画に肖像画が描き込まれる)希望者から制作資金として、おひとり一万円をご支援していただき、同時に、顔写真を提出していただきます。それをもとに画家がハガキ大の「肖像画原画」を作成します。その肖像画のコピーを『船の樹』大下図に配置してゆき、仕上がった大下図は同じ大きさの越前和紙に転写し、墨彩で本画を完成させます。
コロナ禍によって、大切な人との距離感・価値観が変化したのではないか。
私たち『船の樹』プロジェクトチームは、より人を大切に想い合うきっかけになればと思っています。
コロナ禍により中断してしまったプロジェクト活動
このプロジェクトは、制作資金を集めながら制作を進めてゆくという活動方針のため、県内各地の人の多く集まるイベント会場で、「船の樹」大下図を公開制作して、当プロジェクトを多くの人に知ってもらう宣伝活動をする計画でした。しかし今年に入ってからのコロナ禍により、公開を予定していた、10万人来場が見込まれる四月の「信玄公祭り武田二十四将騎馬行列」中止をはじめ、各地イベントがすべて中止となり、また今後もそれらの開催が期待できなくなったため、イベント会場でプロジェクトを宣伝し、支援金を集めながら制作を進めてゆくという活動方針を根本的に見直さざるを得なくなりました。
制作資金と、乗船者が集まらなければ、このプロジェクトは続けることが出来なくなります。
そこで、ネットを活用した宣伝、乗船者(=制作資金支援者)を募集するためのクラウドファンディングを立ち上げることにいたしました。
資金の使い道
「船の樹」三部作完成までに、非常に多くの労力と時間がかかります。
三部作すべてを完成するために約900万円の資金が必要です。私たちはこれまでに約300万円の資金を集め、制作を続けてきました。あと必要な約600万円をクラウドファンディングで支援していただき、三部作の制作資金として活用いたします。
リターンについて
リターン品の詳しい内容につきましては、リターンページをご覧ください。
ひとつだけ付言しますと、当プロジェクトのリターン品が、他のプロジェクトのリターンと大きくことなる点は、メインのリターン品である肖像画原画が、ひとつひとつプロの画家の手による、あなたのために描かれたたった一つのアート作品であるということです。
ただ単に写真のお顔をそっくりに描くのでなく、写真と共に事務局に送られてきた「乗船申込書」に記載されている、その人の歩んできた人生や想いを、画家が読み込み、その人柄や人格を想像しながら、魂をこめて描いています。
このようなリターン品を手に入れる機会はまたとないと思います。ぜひともこの機会に世界でただひとつのリターンを手に入れていただきたいと思っております。
★リターン制作アーティスト紹介★
笹本 正明 Masaaki Sasamoto
1966年 東京都生まれ
1986年 東京芸術大学美術学部日本画科卒業
1991年 東京芸術大学大学院日本画専攻修了
芸大院生時代と卒業後の院展出品時代に、故平山郁夫画伯に師事し、日本画の伝統技法と日本文化の精神の源泉を学ぶ。2002年から山梨県に移住し、2005年ごろからアトリエ近くの恵林寺に数年間通い、南條大亨老師のもとで禅を学ぶ。伝統技法を駆使した表現で唯一無二の精神世界を描き、現代画壇の鬼才と呼ばれている。
笹本正明 公式Website
http://masaaki-sasamoto.com/
中堀慎治 Shinji Nakabori
1956年 東京都生まれ
1975年 渡米 N.Y アート・スチューデント・リーグ在籍
1978年 多摩美術大学絵画科 日本画専攻卒業
圧倒的な描写力は、人間の気高い精神性を表現するために自在に駆使され、人物を取り囲む箔の空間は神羅万象の東洋的宇宙を感じさせる。2009年より、京都、鎌倉の寺院・歴史建造物を会場として現代アート作品を展示する「観○光展」を、実行委員長として開催し、現代におけるアートの役割と、日本人として、どう在るべきかを、自他に厳しく問いかけている。
榎 俊幸 Toshiyuki Enoki
1961年 東京都生まれ
1986年 東京芸術大学デザイン科卒業 デザイン賞受賞
1988年 同大学院美術研究科修了
「目に見える世界をリアルに再現する高い写実力」を駆使し、「目に見えない精神世界」を描き、西洋的デザインと日本の伝統デザインを融合させた作品により、幅広く高い人気をほこる。その精神性、デザイン性に優れた作品は、哲学性と親しみやすい大衆性を兼ね備え、国内外にファンが多く、同業の画家から畏敬されている。
榎俊幸 公式Website
https://www.toshiyukienoki.com/
横井まい子 Maiko Yokoi
1983年 山梨県生まれ
2007年 多摩美術大学 油画科卒業
繊細を極めた表現で、童夢世界を描き、その秘められた小部屋のような作品は同世代の心に響き、近年着実にファンを増やしている。まだ開かれていない部屋があるかのように予感させ、今後の開花が大いに期待されている新進気鋭のアーティストである。
横井まい子 公式Website
https://tapirmouton.com/
実施スケジュール
お申し込みいただいた時点で受付とし、「乗船」の手続きが完了したあと、お写真をもとに肖像画の制作と「船の樹」三部作の本画制作に入らせて頂きます。尚、本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最後に
コロナ禍という障害を乗り越え、多くの人の想いを乗せた「船の樹」を完成させたい!
昨年8月からの活動開始以来、すでに多くの人たちがこの「船の樹」に乗船されています。多くの人の想いを乗せたこのプロジェクトは、決して頓挫させてはならず、必ず完成させなくてはなりません。
コロナ禍によりリアルなイベント会場での活動が出来なくたった今、ネットを活用し、乗船者募集(支援金募集)を目的とした、クラウドファンディングを立ち上げることにいたしました。
後世に残すに相応しい作品を完成させる力と情熱が、私たちにはあります。足りないのは制作資金と、三部作すべてに乗っていただく乗船者です。
数多くの方々のご協力があれば、必ず、歴史に残る精神的モニュメントを完成させることができます。
ぜひ、多くの皆様のご支援を頂ければ幸いです。
最新の活動報告
もっと見る10/10キックオフイベントin甲府駅北口 成功!
2020/10/12 15:5510/10~10/11、甲府駅北口ぺレストリアンデッキにて開催したクラウドファンディング開始記念のLIVEドローイングイベントが無事終了しました!地元紙、テレビ局にも取材に来ていただきました。武田二十四将も壁画に描き込まれるこの壮大なプロジェクト。道行く人の反応を見るに、改めて事務局チームとしてもこの企画のスケールを実感しました。プロジェクトリーダーの笹本や参画アーティストも集合し、ライブドローイングやトークセッションも行いましたが、日本画家中堀慎治さんにも起こしいただき、プロジェクトに興味を持っていただいた方に直接トークで説明もいただきました。中堀さんには、プロジェクトの意義を深く情熱的に語っていただき、プロジェクトチームの胸も熱くなりました。スタートが経過し2日目にして、早くもファンディングが10%達成しようとしています!みなさま、本当にありがとうございます!船の樹に乗船出来るのは三部作合わせて1000名ほど...。クラウドファンディングスタート前には300名程すでに御応募頂いていますので、残りは600数名となります。リターンをお読みいただき、この機会に是非乗船してください。あなたの大切な人と、このプロジェクトについて話し合ってみても良いかも知れませんね。 もっと見る
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