はじめに
皆様こんにちは!ティーズ合同会社代表の宮城輝慶と申します。
幼少期から茨城県ひたちなか市(旧勝田市)で暮らし、勝田リトルリーグ、シニアリーグ、茨城県立日立商業高校で野球に明け暮れました。
陸上自衛隊、ヤマト運輸などに勤務したのち、2016年7月に地域密着型デイサービス『ひめの』を開設いたしました。
「ひめの」は私の三女の名前ですが、『誰にでも優しく、いつも笑顔で。』の意味を込めて、デイサービスにも同じ名前を付けました。
現在、妻と三姉妹(高1・中1・年少)の子を持ち、趣味はスポーツ観戦全般ですが特にサッカーJ2リーグ水戸ホーリーホックのサポーターとしてホームゲームにはほぼ足を運んでいます。ケーズデンキスタジアム水戸で
◆介護への思い
2015年、父が突然 脳出血で倒れました。
要介護5。
いつも優しかった父。何不自由なく育ててくれました。
「自分が介護する!」
私は、ヤマト運輸を退職し、1年間サービス付き高齢者向け住宅とデイサービスに勤務しました。
父と一緒に出勤し、一緒に帰る。そんな思いからでした。
いざ勤務が始まると、利用者から「今から散歩に行きたい」、「今、買い物に行きたい」などの要望があるたびに「上に聞いてみるね…」の繰り返し。
結局行けず「申し訳ない」と小さな希望も叶えてあげられない無力感を感じる日々でした。
スタッフには限りがある。だから全ての要望には応えられない。当然の理屈なのか⁉
どうしたら利用者の要望や期待に最大限応えられるだろう!?
◆デイサービスの運営
父にも同じ思いをさせたくない。
「自分で小さなデイサービスをやろう!」
「利益は後、実行が先!」
利用者、家族の希望を最大限叶えられる場所をつくる!と、デイサービス「ひめの」を立ち上げ、この4年間突っ走ってきました。
◆デイサービスひめの【理念】
「ひめの」では、利用者の意思を最大限に尊重し、オーダーメイドでのサービスを提供させて頂くために、次のような前例に捉われないサービスを提供しています。
外出、リクリエーション活動は利用者の声を取り入れて実行します。
★今までの常識はひめのの非常識!
サービスの利用が分からないように、送迎車にデイサービス看板はつけません
バラエティー豊かな昼食。嫌いな食べ物は出しません
いつでも買い物に行けます
行きたい場所へ外出します
いつでもデイサービスを中止し、病院に受診に行けます
当日の宿泊もできます
★スタッフにも、型にはまらずに自分らしく働いて頂くために、次のようなルールを作っています。
子連れ出勤によって、利用者にとっても、日常的に子供たちと触れ合える、子供たちにとっても高齢者と触れ合える、という相互のメリットもあるかと思います。
頑張るお母さんを応援します
子供たちとの誕生日パーティー
また、急遽のお休みに対応できる、スタッフ間の連絡体制を整えています。
スタッフ満足度を高めなければ、利用者により良いサービスは提供できないと考え、希望休や福利厚生など、できる限り充実させています。
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ⅬINEを利用し職員間の情報共有
スタッフの制服はありません
『ひめの』のスタッフは、「できない…」ではなく、『どうしたらできるか』を常に考え、日々利用者と向き合っています。
◆ひめのの活動
デイサービス「ひめの」では、少しでも地域のお役に立つように、次のような独自のサービスも提供してきました。
★「10分170円で何でもお手伝いします!(ゴミ出し・電球交換・草取り・買物・各種付き添いなど…。」と当社独自の介護保険外事業 。
★「福祉有償運送事業」を知り、早速2018年に「一般社団法人ひめの」を設立し、営業を開始しました。
「ひめの」のある那珂湊地区で初の福祉有償運送事業者という事で、地域資源として当社の事業が地元自治会や地域会議などで紹介されました。
この事業を開始したことにより、地域の高齢者はもとより、デイサービス「ひめの」利用者は、急な体調不良時などでも病院での受診、付き添い、買い物、宿泊を合わせて利用できる環境ができました。
★その他宿泊サービスでは 、諸事情により介護保険施設が利用できない、生活保護受給者、介護保険認待ちの方など、関係機関から依頼があれば受け入れを行いました。お泊り利用の女性3人。早朝から玄関で何やらひそひそ・・・
新型コロナウイルス対策足踏式消毒器の設置
◆『ひめの』の現状
この4年間、沢山の利用者及び介護関係者の方々とかかわる中で、介護保険制度だけでは対応できないケースが多々ありました。
自分のできる限り対応してきましたが、現在の設備、人員では今後の対応が苦慮される状況となりました。
「小さなデイサービスには夢がある!可能性は無限大!」
「自分のできることは何でも支援していきたい!」
この一心ですが、このコロナ禍、特に宿泊設備の整備が「安心、安全」のために急務となります。
しかしながら自分の小さな会社では資金面で大きな不安があります。
◆このプロジェクトで実現したいこと
1.介護保険制度の限界と矛盾
一人暮らしで家族も遠方の利用者が、デイサービス来所中に風邪や体調不良になられたときに、通常であればご家族または外部の担当ケアマネジャーにその後の対応をお願いすることになりますが
「熱があるのに、体調悪いのに…結局は一人で過ごすことに!?」
介護保険制度の限界と矛盾を感じる出来事が多々ありました。
当初は体調の悪くなった利用者様が居ればケアマネジャーとご家族に私が連絡をして了解をいただき「好意」として受診に行きました。
しかし、「中にはお金も払わずに…」「好意に甘えられない。」とおっしゃられ我慢して帰宅される方がいました。
訪問介護事業所を開設して、介護保険事業として通院を遠慮なくしていただく選択肢もありましたが、急務だった事もあり、スピード感を持って介護保険事業の枠を超えたサービスができないかと考えました。
2.利用者の死
また、今年8月に94歳の利用者様が自宅で亡くなられました。「熱中症」でした。
デイサービスを利用しない日、ご家族が居ない時間帯にこの事は起こりました。
以前より毎日デイサービスを利用した方が良いのではないかと提案し、検討している矢先の事でした。ご家族とは直接のほか、メールなどでも連絡を取り合うなど、コミュニケーションは取れていました。いつ何が起こるかは誰もわかりません。
しかし自分にできることは無かったのか!?
宿泊環境やスタッフの体制がとれていれば…
デイサービスがお休みの日にスタッフが様子を見に行く体制があれば…
悔やんでも悔やみきれません。
3.地域医療の実情
様々なケースで入院した高齢者が治療が終わると早急な退院を求められるケースが多々あり、根本的な治療は終了したが、退院後すぐに自宅で生活できるケースは多くありません。
特に一人暮らしの高齢者にとっては、大変不安な状況です。
また、介護認定を未申請、認定結果待ちなどのケースでは退院後すぐに介護サービスを受けることが現状困難です。
もし、受け入れ施設があっても利用者情報提供、契約などで数日を要するのが通例です。
以上のようなケースにも介護保険制度には無い、スピーディーに対応できる体制が必要不可欠です。
この3つは、数ある事例のほんの一部ですが、地域の利用者にとってできる限りベストな支援がしたい!その一心で今回プロジェクトをさせていただくことになりました。
デイサービス「ひめの」を現在利用していただいている利用者、新たに来ていただける利用者がずっと安心して過ごしていただきたい。地域で必要とされる存在でありたい。
地域密着型デイサービス(デイサービスひめの)を、このコロナ禍 、より安心・安全な空間に整備するため、宿泊設備を早急に整備します。
そして、当社グループの一般社団法人ひめの福祉有償運送事業と連携して、介護保険制度では困難と思われるあらゆる一時的なケースに対して、スピード感を持った「即対応」が可能な高齢者支援体制を構築していきたいと思います。
◆資金の使い道
集まった資金は、次の用途に使わせて頂きます。
・既存施設個室整備費。(約800,000円)
・宿泊居室の新設費。(約3,000,000円)
・療養者対応の為、隔離室新設費。(上記金額に含む)
・スプリンクラー設備費。(約1,200,000円)
・消防設備費。(約300,000円)
・生活支援事業の為に必要な備品の購入費用。(約500,000円)
・リターン商品の購入、発送経費。(約200,000円)
※上記、費用の一部をご支援いただきたく、お願い申し上げます。
◆リターンについて
支援していただくにあたり、地元老舗銘菓、特産品などのバラエティー豊かな商品をご用意しております。
また、企業様向けに、当社グループ福祉車両、送迎車両、施設内、ホームページに御社名を掲示させていただくリターンもご用意しております。※企業広告については、後ほど調整させていただきます。
◆実施スケジュール
2021年:1月上旬:クラウドファンディング開始。
2021年:3月下旬:クラウドファンディング終了。
2021年:4月上旬:宿泊居室、隔離室設計打ち合わせ。着工。
2021年:4月下旬:求人開始。
2021年:5月下旬:工事完了。新規従業員決定。
2021年:6月上旬:ひたちなか市に届出。内覧会実施。
2021年:7月上旬:リニューアルオープン予定。
◆最後に
地元の高齢者の方々が、住み慣れた地域で安心して暮らしていけるよう、当社が中心となり、地域になくてはならない地域コミュニティー創造企業として、今までにない高齢者支援システムを確立していきたいと思います。
ぜひ皆様のご協力をお願いいたします。
ティーズ合同会社/一般社団法人ひめの 代表 宮城 輝慶
〒311-1225
茨城県ひたちなか市釈迦町17-19
Tel:029-212-5239/Fax:029-212-5266
E-mail:himeno2016@hb.tp1.jp
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