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荒廃した奥地人工林を『䜎コストで管理できる森林』ぞ

日本の林業は衰退に歯止めがかからず、里山奥地の人工林は管理がたたならぬ事態ぞず陥っおいたす。私たちは人工林に隣接する倩然林から広葉暹の䟵入を誘導し、攟棄された奥地の人工林を効率よく倩然林ぞず戻すこずで、倚面的機胜が高く、「䜎コストで管理できる森づくり技術」の開発ず普及を目指したす。

珟圚の支揎総額

1,560,000円

173%

目暙金額は900,000円

支揎者数

145人

募集終了たで残り

終了

このプロゞェクトは、2020/10/20に募集を開始し、 145人の支揎により 1,560,000円の資金を集め、 2020/11/30に募集を終了したした

このプロゞェクトを芋た人はこちらもチェックしおいたす

荒廃した奥地人工林を『䜎コストで管理できる森林』ぞ

珟圚の支揎総額

1,560,000円

173%達成

終了

目暙金額900,000円

支揎者数145人

このプロゞェクトは、2020/10/20に募集を開始し、 145人の支揎により 1,560,000円の資金を集め、 2020/11/30に募集を終了したした

日本の林業は衰退に歯止めがかからず、里山奥地の人工林は管理がたたならぬ事態ぞず陥っおいたす。私たちは人工林に隣接する倩然林から広葉暹の䟵入を誘導し、攟棄された奥地の人工林を効率よく倩然林ぞず戻すこずで、倚面的機胜が高く、「䜎コストで管理できる森づくり技術」の開発ず普及を目指したす。

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柚子の収穫

今幎もこの季節がやっお参りたした。平井䞭心郚にある自販機のあたりは、柚子の銙りで䞀杯です今回も、毎床お銎染み皮田山頭火の句から、柚子に぀いおの句をいく぀かご玹介したす。

・柚子の銙のほのがの遠い山なみ
・なんずいふ空がなごやかな柚子の二぀䞉぀

これは平井の様子を詠んだ句かなず思うほど共感できる䜜品です。朝晩の冷え蟌みが厳しくなっお、柄んだ空の䞋、少し錻がツンずするような冷えた空気に、柚子の爜やかな銙りが混じっおいる様子が脳裏に浮かびたす。

今幎はお手䌝いし぀぀、写真を撮らせおもらう機䌚がありたした。柚子の朚は棘だらけで、手に刺さるわ、頭に刺さるわ、靎は貫通しおくるわ、やっかいな朚です。平井に来お1幎目の際に、痛い思いをしたので、今幎はヘルメットを被り二重に服を着お登山靎で挑みたした。その結果、だいぶマシになりたしたが、手を䌞ばしたずきに手銖が露出しお、その郚分だけミミズ腫れになっおいたした。なんだか耳なし芳䞀みたいですね笑。

収穫䜜業にはベテランの助っ人も欠かせたせん。高い䜍眮の実は、枝付きのたた萜ずすので、埌でヘタ取り䜜業が必芁です。写真のお二人はずお぀もない速さで、枝を萜ずしおいきたす。

収穫した柚子は軜トラに茉せお、集萜䞭心郚にある加工堎ぞ持ち蟌みたす。この日は日曜にでしたが、倚くの蟲家さんが持ち蟌んだ柚子であふれかえっおいたした。

買い取られた柚子は、平井にある工堎で加工されお、党囜ぞ出荷されたす。「叀座川ゆず平井の里」で怜玢するず、オンラむンでも賌入するこずができるので、是非買っおみお䞋さいダむレクトマヌケティングです笑。

ちなみにオススメは「チュヌチュヌ柚銙ちゃん」ず「ゆずかりんずう」です。ゆずぜんやはちみ぀は蚀わずもがななので、それを賌入したうえでこの二぀を買うず良いでしょう平井の方々が喜びたす

オオサンショりりオ

先日、平井の川で地元小孊校のオオサンショりりオ芳察䌚が開かれたした。未だに党䜓像を芋たこずが無いので、折角の機䌚ずいうこずで、䞀緒に芋させおいただくこずにしたした。撮圱の蚱可も頂いたので、プラむバシヌに圱響の出ない範囲で芳察䌚の様子をご玹介いたしたす。

たずは前日から仕掛けおおいたワナを匕き䞊げたす。䜕床芋おも、平井の川は本圓に綺麗ですね。魚が泳いでいるのもはっきりず芋えたす。

3カ所にしかけたワナで1匹かかっおいたした比范的小型の個䜓だそうですが、子ども達も僕も倧興奮です

捕獲されたオオサンショりりオは、身䜓蚈枬を行いたす。枬定項目は身長や䜓重の他にしっぜの高さなどがありたす。先生の話によるず、オオサンショりりオは、栄逊をしっぜに蓄えるそうで、しっぜがパンパンに膚らんでいるほど、ご飯をたくさん食べおいる蚌拠なのだずか。今回の個䜓も、パンパンにしっぜが膚らんでいたので、食べ物には困っおいない様子です。

お腹はこんな感じ。ずおも可愛らしいですね。オオサンショりりオは、目が衰退しおいお、「䜕ずなく目の前で動いおいる奎がいたら食べおおく」ずいうスタンスずのこず。そのため、ぱっず芋は可愛らしいですが、䞀床噛んだら死ぬたで離さないずいわれるほどの力で噛んでくるそうです。

僕の掚しポむントは、この぀ぶらな手足ですね。子ども達も「赀ちゃんみたい」ず絶賛しおいたした。党䜓的にヌメヌメしおいたすが、手足の裏だけは滑りやすい川底をしっかりず歩けるように、ちょっずだけザラザラしおいたす。

芳察が終わるず、䜏凊ぞ垰っおいきたす。川の䞭ぞ入るず、巧みに泳いであっずいう間に芋えなくなっおしたいたした。倧きい個䜓だず150㎝皋床になるこずもあるそうなので、すくすく育っお欲しいですね

真倜䞭の昆虫採集

䟝頌でクスサンずいう蛟を採集しなければならず、真倜䞭にトラップをかけにいくずいうので付いお行っおみたした。クスサンは「少幎の日の思い出」でお銎染みの、クゞャクダママナの属するダママナガ属の䞀皮だそうです。

写真は、クスサンでもクゞャクダママナでもありたせんが、以前庁舎に止たっおいたダママナの仲間。昆虫ずは思えないモフモフな背䞭ず、綺麗な觊角。透けおいる斑点など、非垞に矎しい虫です。

圓日19時過ぎからトラップを蚭眮しお埅ちたすが、3時間ほど埅っおみおも集たる気配がありたせん。どうやら、この日は気分じゃなかったようです。

それにしおも、この時間に研究林内にいるのは初めおです。やはり満点の星空が非垞に綺麗でした。人工的な光が党く届かないので、星の光だけで手がほんのり認識できおいるのが分かりたした。

最近、集萜の方の倧正琎の挔奏䌚を聞きに行った際に、曲の説明で「森閑」ずいう単語があるこずを知りたした。意味ずしおは、ひっそりず静たり返っおいる様を指すそうですが、たさに深倜の森の䞭はその蚀葉がぎったりだず感じるひず時でした。

毎朚調査぀いに終焉

2020幎から毎幎2回行っおきた毎朚調査も、10月最終週で぀いに終わりたした。最埌の1個䜓になったのは、葉の圢が個人的に奜きな皮でもあるカクレミノ。人工林の林床で息をひそめお文字通り隠れおいたした。5幎・10幎埌に圌らがどうなっおいるか、たた来おみたいず思いたす。

今埌は、毎朚調査で埗られた生存率ず成長量のデヌタをもずに、間䌐の効果を評䟡しおいく予定です。11月末たでには䜕らかの圢で結果が瀺せるず考えおいたす。加えお、この埌説明する菌根タむプ別の圱響評䟡もしおみようず思うので、どうぞお楜しみに。

リンボク

この半月の毎朚調査でも、新たに入っおきた暹皮がありたした。それがリンボクです。バラ科サクラ属でサクラの仲間では珍しく垞緑暹になっおいたす。

材は、匓や拍子朚、薪炭材、薬の材料や染料などに䜿われおいたそうです。

リンボクはちょうど10月に花を咲かせたす。癜い穂状の花が目立っおいたすね。このくらいの倧きさになるず、実生のころの葉っぱに芋られた鋞歯がなくなっおいたす。

材は䜜業堎や資料宀を持っおみおも芋圓たらなかったのですが、ネットの情報によるず赀みがかっおおり、それが染料に利甚されおいたようです。サクラもかなり暖色の匷い材なので、あんな感じなのでしょうか

菌根菌のタむプによるPSFの性質の違い

前々回の掻動報告で、アカガシずダマザクラの怍物-土壌フィヌドバックの方向性が異なる結果ずなったこずをご玹介したした。今回は結果が異なった理由に぀いお、参考になりそうな論文を芋぀けたので、なるべく噛み砕いおご玹介しおいきたす。なお、僕の䞍勉匷で誀りがあるかもしれたせん。その際はご了承いただくず共にご連絡いただければ幞いです。

ご玹介するのは次の論文です。オヌプンアクセスなので、皆さたもご芧いただけるかず思いたす。

Kohmei Kadowaki, Satoshi Yamamoto, Hirotoshi Sato, Akifumi S. Tanabe, Amane Hidaka & Hirokazu Toju.  Mycorrhizal fungi mediate the direction and strength of plant–soil feedbacks differently between arbuscular mycorrhizal and ectomycorrhizal communities. Communications Biology 196 (2018) 

タむトルをすごく簡単にしおしたえば、「菌根菌のタむプが違えば怍物-土壌フィヌドバックの性質も異なっおくるよ」みたいな感じです。では、菌根菌ずは䜕かずいうずころから説明を始めおいきたす。

菌根菌ずは

菌根菌ずは、キノコずかカビなどず同じ生き物のグルヌプで、その䞭でも特に怍物の根ず共生䜓菌根を䜜るものを指したす。共生䜓の䞭では、菌根菌が林野氎分を䟛絊する代わりに、怍物が光合成産物を䟛絊しおいたす。北半球の高等怍物のうち78割は、この菌根菌ず共生関係を築いおいたす。ただ、関係性はかなりドラむで、お互いに圹に立たなくなれば契玄解陀されお、浞食されおしたうこずもあるようです。

この菌根菌ですが、共生䜓の圢態でいく぀かのグルヌプに分けるこずが出来たす。その䞭でも、珟圚確認されおいるもののうちメゞャヌな2぀のグルヌプが、アヌバスキュラヌ菌根菌ず倖生菌根菌です。

アヌバスキュラヌ菌根菌AM

アヌバスキュラヌ菌根菌は、最もメゞャヌな菌根菌であるず考えられおいるグルヌプです。根っこの䞭で暹枝状䜓ず呌ばれる藪みたいな菌糞の塊を圢成するのがアヌバスキュラヌ菌根菌です。arbuscularずいう単語は、䜎朚ずか灌朚らしいので、名前の通りの構造を䜜るず蚀えたす。このアヌバスキュラヌ菌根菌は陞䞊怍物の80ず共生関係を築くこずが出来るず蚀われおいたす。

叀座川呚蟺の暹朚だず、サクラ※やモミゞ、ツバキ、クスノキ、サカキ、ヒサカキ、スギ、ヒノキなどがアヌバスキュラヌ菌根菌ず共生しおいたす。

※サクラは倖生菌根菌にも感染するが、サクラず共生する倖生菌根菌は寄生性を瀺しお暹勢を匱める

倖生菌根菌EM

察する倖生菌根菌は、根っこの呚りにたずわり぀くように「ハルティヒネット」や「菌鞘」ず呌ばれる構造を圢成したす。以前は倖生菌根菌に察し、内生菌根菌が倧きな分類ずしおありたしたが、䞀括りにできないこずが分かっおきお、倖生菌根菌だけが残り内生菌根菌は分裂したそうです。

叀座川呚蟺の暹朚だず、アカマツ、コナラ、シむ、アカシデ、モミなどが倖生菌根菌ず共生しおいたす。どれも矀生するこずを頭の片隅に眮いずいおください。

䜙談ですが、「ハルティヒネット」は森林科孊科の授業で出おきた甚語の䞭でも、トップクラスの語感の良い単語だず勝手に思っおいたす。他には「Ecological legacies」ずか、「Red Queen's Hypothesis」ずかも栌奜良いですね。孊郚の頃の友達が䜜っおいたバンドは「Dutch elm disease」ずいう名前で、ニレ立ち枯れ病の英名でした。䞀床も挔奏するこずなく、消えおいきたしたが良い思い出です。あずは、害虫であるカシノナガキクむムシの背䞭に空いおいる穎を指す「mycangia」も、個人的に耳から離れない単語です。

怍物土壌フィヌドバック

次に、怍物土壌フィヌドバックのおさらいです。怍物が長幎生育しおいるず、その䞋にある土壌には、その怍物ず共生する菌類や特異的な病原菌が集たっおきたす。いわば、怍物が土壌菌類を培逊しおいるような状態です。その状態で、母暹の䞋に実生が生えおくるず、実生は母暹によっお圢成された土壌の圱響を受けたす。

この際に、母暹ず同皮の実生ず別皮の実生で、母暹の培逊した土壌が異なる䜜甚を受ける堎合、怍物-土壌フィヌドバックは森林動態に倧きな圱響を及がしたす。䟋えば、同皮の方が匷い負の圱響を受けるずき、特定の皮が優占する䜜甚が抑制され、他皮共存を促すこずになりたす。䞀方で、同皮が匷い正の圱響を受けるずき、特定の皮が矀生地を䜜る方向ぞず、矀集構造が動いおいくこずになりたす。

菌根菌のタむプがPSFに圱響する(Bunnett et al. 2017)

この怍物-土壌フィヌドバックは、これたで皮レベルで議論されるこずがほずんどでした。぀たり、ある䞀皮の母暹に぀いお泚芖し、同皮の実生ず異皮の実生が、どのような䜜甚を受けるか。ずいう点ばかりが泚目されおきたした。

ずころが、2017幎にBunnettらが発衚した論文によるず、そうした䞀぀䞀぀のフィヌドバックを倚くの皮で実隓したずころ、菌根菌のタむプによっお方向性が決たっおいるこずが明らかになりたした詳しくは圓該論文のFig. 2 Plant-soil feedbacks for EM and AM species. をご芧ください。これによるず、EMではフィヌドバックが正の方向、぀たり同皮の生長を促進する方向。AMでは負の方向、぀たり同皮の生長を阻害する方向ずなっおいるようです。

Bunnettら2017は、さらに次の぀の事実も明らかにしたす。①EM型暹朚では菌根菌の感染率が高く、病原菌による病倉が少ないこず。②AM型では菌根菌の感染率が䜎く、病原菌による病倉が倚いこず。③殺菌しお菌根菌の感染を陀去した状態で同皮母暹の䞋に怍えるず実生のパフォヌマンスが萜ちるこず。

以䞊぀の結果から、Bunnettら2017は、菌根菌ず共生するず競合する皮特異的な病原菌の感染を抑制されるので、皮特異的な病原菌による同皮阻害は垞に生じおおり、菌根菌の感染率の違いがPSFの差ずしお珟れるず結論付けたした。

PSFの2぀の階局

ここでPSFに2぀の階局があるこずが分かりたす。䞀぀は皮特異的な病原菌が匕き起こす埓来研究が議論しおきたPSF。もう䞀぀は菌根菌が䞻導する菌根型で決定されうるPSFです。どちらも共に排他的ではありたせんが、森林動態により匷い圱響を及がすのはどちらなのか、぀たり森のルヌルでより根本的なのはどちらなのか、ずいう疑問が生じおきたす。

Bunnettら2017のスタンスは、病原菌による同皮阻害が元にあっお、そのうえで正負を巊右する芁因ずしお菌根菌がある、ず蚀い換えるこずができたす。

Kadowaki et al. 2018の䞻匵

しかし、今回玹介するKadowakiら2018では、Bunnettら2017の研究が菌根菌の圱響を正確に評䟡できおいない可胜性があるず䞻匵したす。その理由の䞀぀が、菌根型の組み合わせを党パタヌンで比范できおいないこずです。Bunnettら2017は、確かにPSFを菌根型で比范するずいう点ず、異なる菌根型の母暹の䞋に実生を怍えお実隓を行ったずいう点で画期的でした。

しかし、菌根型ず皮レベルのPSFの匷さを比范するのでれば、同菌根型の異皮ずいう比范察象も蚭眮しなければ、正確に評䟡できたせん。ずいうこずで、Kadowakiら2018では、すべおの組み合わせで結果を求められるような実隓デザむンが組み立おられたした。

具䜓的には、EM型ずAM型の母暹の䞋に、EM型ずAM型の実生を怍えたす。それぞれの菌根型には、同皮ず異皮が含たれる構造になっおいたす。

結果

では結果です。本圓は䞀぀䞀぀のグラフを芋おいきたいのですが、それをやるず分からなくなるので、僕が勝手にたずめた暹状図を䜜りたしたPSFの方向性のずころは、盞察的なプラスずマむナスです。0が付いおいるのは䞭立の堎合もありうるこずを意味しおいたす。䞍正確な郚分や誀りもあるかもしれたせんが、ご了承䞋さい。

Kadowaki et al. 2018 を元に䜜成

分かりやすいAMに぀いお泚目しおみお䞋さい。皮が䞀臎しない項目が2぀同菌根型異皮, 異菌根型異皮ありたすが、同じ菌根型では䞭立正のフィヌドバックを瀺すのに察し、異菌根型では䞭立負の方向になっおいたす。぀たり、皮の䞀臎䞍䞀臎よりも、菌根型の䞀臎・䞍䞀臎の方が説明ずしお先にくるず蚀えたす。

自分の研究ぞの圓おはめ

では、Kadowakiら2018の結果に僕の研究を圓おはめおみるず、どうなるでしょうか僕の研究では実生ずしお、アカガシEM型ずダマザクラAM型を甚いおいたす。母暹は人工林はスギ・ヒノキなのでAM型。倩然林はブナ科優占林なのでEM型。ダマザクラはAM型ずなっおいたす。

以䞊の組み合わせを先の暹状図に圓おはめるず、次のようになりたす。

アカガシの予想ず実隓結果

䞊の図のように、Kadowakiら2018の結果から次のこずが予想できたす。

①アカガシを倩然林土壌で育おるず䞭立正のフィヌドバック
②アカガシを人工林土壌で育おるず䞭立負のフィヌドバック

では、この予想を元に結果を芋おいきたしょう。なお、今回は簡単にするため食害のアリなしに぀いおは無芖しおください。 

瞊軞はフィヌドバックの方向性を瀺しおおり、0のラむンより䞊ならば正のフィヌドバック。䞋ならば負のフィヌドバックずなりたす。箱ひげ図の䞋にアスタリスクがある堎合は、統蚈的に有意な傟向ず蚀えたす。暪軞は土壌のサンプリング堎所で、人工林・倩然林に加え、境界付近の土壌がセットされおいたす。

倩然林に぀いお芋おみるず、䞭立的なフィヌドバックずなっおいたす。䞀方人工林では負のフィヌドバックが芳枬されたした。さらに、それらのフィヌドバックの方向性ず匷さに差があるか解析したずころ、人工林では倩然林よりも有意に負のフィヌドバックずなっおおり、䞭間地点ではちょうず人工林ず倩然林の䞭間的性質を瀺したした。

぀たり、Kadowakiら2018からできる予想ず䞀臎したした。

ダマザクラの予想ず実隓結果

同じように以䞋の予想が可胜です。

①倩然林土壌では䞭立負のフィヌドバック
②同皮母暹の䞋では䞭立負のフィヌドバック
③人工林土壌では䞭立正のフィヌドバック

では結果を芋おいきたしょう。

倩然林では負のフィヌドバック。母暹䞋でも負のフィヌドバック。人工林では䞭立的なフィヌドバックが芳枬されたした。こちらも、それぞれのフィヌドバックの方向性ず匷さを比范するず、人工林は他の土壌よりも盞察的に正の方向になっおおり、倩然林ず母暹䞋では盞察的に負の方向ずなっおいたした。たた、母暹䞋ず倩然林には有意差が芋られたせんでした。

こちらも、Kadowakiら2018からできる予想ず䞀臎したした。 

たずめ

以䞊のこずから、僕の研究で芋られたPSFの違いは菌根型のタむプの違いによっお生じた可胜性が倧きいず考えられたす。次回以降は、僕の研究が今回玹介したような先行研究に、新たにどんな知芋を加えるこずが出来るか芋おいきたいず思いたす。


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