純綿大吟醸と名付けたワケ
純綿大吟醸タオルのパイルに使用したコットンはアメリカカリフォルニア州サンホーキンバレー産のスーピマコットンです。スーピマコットンはアメリカのカリフォルニア州、テキサス州、ニューメキシコ州、アリゾナ州の4州のみで栽培されている超長綿(繊維が長くて細い)で、スーピマ協会の商標です。スーピマコットンの中でも最高の品質を誇るのがこのサンホーキンバレー産。現状選択できる最良のコットンです。
コットンの品質をはかる2つの指標が繊維長とマイクロネイヤです。繊維長とはズバリそのコットンを構成する繊維の長さで、長いほど品質が高くなります。マイクロネイヤは繊維の太さ(細さ)の指標で、数字が小さいほど繊維が細くしなやかであると評価されます。下図はスーピマコットンと一般的なコットンの比較図です。
細くて長くその上光沢もあるスーピマコットンを使うことで、柔らかくてすべすべして摩擦が少なく毛羽落ちも少ないタオルが出来上がります。
・しなやかで柔らか
・滑らかで豊かな光沢
・深い味わいのある色に染まる
さらに、このスーピマコットン繊維の短い部分を取り除くコーマ工程を通すことで、短い繊維を20%強も櫛削って除去しています。通常のコーマ工程では13%前後の繊維を落としますが、こころばせのスーピマコットンは短い繊維を梳ってくしけずって、実に7ポイントも多く繊維を梳りました。パーセンテージでは通常より5割強多く短い繊維を梳っています!。まさに極限まで米粒を削る大吟醸酒さながら。大吟醸酒で米を削るようにコットン繊維の上質な長い繊維だけを残して糸にしているのです。