はじめに
知る・学ぶ・つながる!
「働くことをめぐるトラブルの解消と、安心して働くことのできる社会づくり」
「働く人の生活の安定と充実、仕事と生活の調和及び質的向上の実現」
を目指して
新型コロナウイルス感染症に罹患された皆様に、心よりお見舞い申し上げますとともに、医療従事者をはじめ、最前線で社会のためにご尽力いただいている皆様に対し、心から感謝申し上げます。
公益社団法人京都勤労者学園「(愛称)ラボール学園」は60年以上に亘り働く人々のキャリア形成と生活の安定・充実を目指し、スキルアップ講座をはじめ地域で働き暮らし続けるうえで求められる様々な「学び」の機会を誰もが受講しやすい形で提供してきました。「働く」を応援する、社会人の「学び」と「情報収集」の拠点です。
新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、2020年春期の事業の大半を中止せざるを得ませんでした。また、秋期も新型コロナウイルス感染症収束の兆しが見られないため、昨年度並みへの事業収入の回復は見込めず、かつて経験したことのない財政危機に直面しております。
いかなる状況下にあっても、全ての人々が働く上で必要な知識と技能の学びの機会を持ち続けることができる、誰一人取り残されることのない社会の実現を目指し、人々の学び継続の支援をより一層推進し続けるために、どうか皆様のお力添えをよろしくお願いいたします。
公益社団法人京都勤労者学園長 杉山 雅人
解決したい社会課題
新型コロナ感染症の影響で2020年 3 月から受講生の募集活動を停止し、4月からは2か月間休校しました。6 月以降は、定員抑制を図るなど、3 密を回避しながら様子を見つつ、徐々に対面での講座を再開しましたが、 結果的に学園全体の2020年度事業収入は、前年同期と比較して年間事業収入の50%、約4,000万円を超える大幅な減収が予測されます。
2020年9月から11月にかけて第1回のクラウドファンディングを実施し、多くの皆様からご支援を頂きしましたが、未だ新型コロナウイルス感染症拡大の収束の光が見えないため、業績回復が厳しい状況です。
一方でこのコロナ禍と相まって、企業の業績悪化による解雇・失業も増加しており、再就職に向けたスキルアップの機会が今まで以上に必要とされています。
仕事の上では、働き方改革の一環としてオンラインによるリモート(在宅)ワークが急激に増えつつあり、今までリモート(在宅)ワークを経験していない人には、それに対応する新たな知識と技能が求められます。
以上のような状況の中で私たちは、全ての人々が働く上で必要な学びの機会の継続的な提供を目指すのみならず、人々の学び継続の支援をより一層推進するため、このプロジェクトの実施を決めました。
このプロジェクトで実現したいこと
●対面・オンラインの併用による講座の提供の継続
●全ての人々に質の高い教育を!ー
-社会人の仕事と生活に必要な学び継続の支援、国連が掲げる「SDGs(持続可能な開発目標)」の実現-
働く人の生活や、就活等を支える質の高い学びの機会を「誰もが」得ていただけるよう、受講しやすい料金で提供を行います。
また、オンライン化の進行に伴い、学びの機会や仕事の機会を失う人がでないよう「新しい生活様式移行対応支援」プロジェクトを開始し、社会人の学び継続の支援の場、地域コミュニティ形成の場を、今後も維持・提供し、人々が笑顔になれる場を提供し続けたいと思います。
具体的には、次の3点の実現を目指します。
1 無料や受講しやすい料金での「新しい生活様式」移行対応支援講座の開設
・リモート(在宅)ワークに対応するうえで求められる知識と技能を身に付ける講座
・オンライン会議ソフトの使い方サポート講座・セミナー・相談会
「新しい生活様式」への対応に戸惑っている方を対象に、オンライン会議ソフトの基本操作を体験する機会を提供し、「新しい生活様式」への移行を促します。
2 オンライン講座の開設
例え感染症が拡大状況にあっても、人々が学びの機会を持ち続けられるよう、また地域コミュニティの形成を促す場として、講座のオンライン化に向けた環境の充実を行います。
3 対面講座の継続開設、対面・オンライン併用講座の開設
新型コロナウイルス感染症予防のため外出を控えておられる方や、すぐには「新しい生活様式」に対応できない方も学びの機会を得られるよう、対面とオンライン併用講座を開設するとともに、受講者と講師、受講者間等の交流の場、地域コミュニティ形成を促す場として、安心して受講頂けるよう飛沫拡散防止パネルの設置や換気、除菌等、感染症対策を徹底しての対面講座を開設します。
応援メッセージ
「働いている市民、働いてきた市民、そして、これから働こうとする市民の学びのセンターであるラボール学園は、今、コロナ禍を乗り越え、21世紀のオンライン化に対応する課題に取り組んでいます。私も、この取り組みを応援します。」
元立命館総長、 元京都勤労者学園長
吉田 美喜夫
「新型コロナウィルス感染症により、私達の生活に多大な影響が出ています。様々な格差が拡大していく中で、平等に学びを得る場は貴重で重要です。コロナ過でのラボール学園の新たな取組みを、全面的に支援してまいります。」
京都労働者福祉協議会会長
廣岡 和晃
「ラボール学園は、ほんとうにこころあたたまる場所です。わたしも韓国語講座に何学期か出講しましたし、わたしの自慢の弟子たちがずっとラボール学園で韓国語を教えています。学びたいという意欲あふれる受講生のみなさんが教室でアットホームな雰囲気をつくっており、大げさにいえばひとつの楽園といえます。学ぶひとたちが主役ですし、そうでなくてはなりません。ラボール学園のすばらしい教室を、ぜひともまたにぎやかに復活させていただきたいと思います。」
京都大学教授・ラボール学園韓国のことばと文化を学ぼう講座監修
小倉 紀蔵
いただいた資金の使い道
ご支援いただきました資金は、下記の用途で大切に活用させていただきます。
●講座・セミナー開催費用(講師謝礼・宣伝費等)
●オンライン講座・セミナーへの移行に必要な設備・備品等購入費
●感染症対策に必要な備品等購入費
●人員体制の確保に必要な諸経費
実施スケジュール
ープロジェクト自体の実施スケジュール
●1月~2月
・春期開講前のオンライン対応設備整備の充実。感染症対策環境の充実。
3月~5月
・新しい生活様式対応準備講座・オンライン講座・対面講座(自粛要請が出た場合、オンラインに切り替える)開催
●3月末~4月
・お礼状と「寄付金受領証」の郵送
・本学園HP上での寄付者名の掲載(3万円以上:ご希望される場合のみ)
*寄付型クラウドファンディング、「公益社団法人への寄付金控除」について
本クラウドファンディングはAll-in方式の寄附型です。
いただいたご支援は、公益社団法人京都勤労者学園(愛称:ラボール学園)へのご寄附となり、「公益社団法人への寄付金控除(所得控除のみ)」に該当します。
※「寄附金控除(所得控除:2021年度分として)」をお受けいただくためには、確定申告(2022年2月から3月)の際に、当団体が発行した「寄付金受領証」の提出が必要となります。
寄付金受領証は本プロジェクト終了後、3月~4月にお送りする予定です。すぐに寄付金受領証が必要な方はご連絡ください。
※受領証はGoodMorning又はCAMPFIREではなく当団体が発行・郵送いたします。
寄付金控除を受けるための手続き等については、以下の国税庁のホームページをご参照ください。
(https://www.koeki-info.go.jp/pictis_portal/other/zei_kojin.html )
<本件に関するお問合せ先>
公益社団法人京都勤労者学園(愛称:ラボール学園)
Tel: 075-801-5925(月曜から金曜 9時〜20時、 土曜 9時〜17時)
E-mail: gakuen アットlabor.or.jp (「アット」を「@」に換えてご送信ください。)
リターンのご紹介
●1,000円
・学園長からのお礼状をお届けいたします。
●3,000円
・学園長からのお礼状と、公益社団法人として、寄附控除にお使いいただける寄付金受領証明証を発行させていただきます。
●5,000円
・学園長からのお礼状と、公益社団法人として、寄附控除にお使いいただける寄付金受領証明証を発行させていただきます。
●10,000円
・学園長からのお礼状と、公益社団法人として、寄附控除にお使いいただける寄付金受領証明証を発行させていただきます。
・ニュースレター(年2回1月・8月発行)をお届けします。
●30,000円
・学園長からのお礼状と、公益社団法人として、寄附控除にお使いいただける寄付金受領証明証を発行させていただきます。
・ニュースレター(年2回1月・8月発行)をお届けします。
・サイトに社名または個人名を掲載させていただきます。(希望者のみ)
※掲載をご希望の方は、支援時に備考欄へご希望のお名前をご記入ください。
●50,000円
・学園長からのお礼状と、公益社団法人として、寄附控除にお使いいただける寄付金受領証明書を発行させていただきます。
・ニュースレター(年2回1月・8月発行)をお届けします。
・サイトに社名または個人名と、寄付いただいた方のホームページもしくはSNS等のリンクをはらせていただきます。(希望者のみ)
※掲載をご希望の方は、支援時に備考欄へご希望のお名前とリンク先アドレス・サイトの名称をご記入ください。
最後に
新型コロナウイルス感染症の脅威が拭えない状況の中で、失業者が増加するとともに、「新しい生活様式」としてオンライン化が進んでいます。コロナ禍の影響で所得格差が更に広がる中、人によってはオンライン化への対応は容易なことではありません。再就職や働き続ける上で、新しい知識や技能の習得が求められています。
コロナ禍の嵐を乗り越え、「学びの機会」から一人も取り残されることなく、勤労人生で必要な知識と技能を得る機会を、全ての人に提供し続けることができるよう、どうか皆さまのお力をお貸しください。
チーム/団体/自己紹介・活動実績など
●私たちの学園の歴史は第 2 次世界大戦直後までさかのぼります。
第二次大戦後、高等教育を十分に受けることができなかった労働者に対し、大学と同レベルの知識と教養を、働きながら身に付けられる夜間の学校(前身の京都人文学園)をいちはやく開設。
それは労働組合、地方自治体、大学教員等が連携した労働教育プラットフォームであり、全国的に見ても他に類のないユニークな「京都ならでは」の学校として現在の京都勤労者学園(愛称:ラボール学園)に至っています。
●今までに約 10 万人以上の方がここで学び、社会でその学びを活かしてきました。
60 年以上に亘る本学園の実践において、学びの内容や形態を、常にその時代に即応した内容へブラッシュアップを図っています。
現在では「労働学校」としての役割を担いながら、就業・就労のためのスキルアップ、起業のための知識・能力やメンタルケア、多様な文化への深い理解と洞察力の育成、社会の様々な分野で活躍できる人材を育てるための、歴史・思想・文学・芸術に関する講座や、語学をはじめとしたコミュニケーション力を高める講座等も充実しており、幅広い視点から今も働く人たちの学びを支えています。
●「働くうえでトラブルに巻き込まれたときの支えとなる知識」を得るための講座や情報の提供・普及・啓発に力を入れています。
高校への「働く前に知っておきたい知識」出前授業(コロナ禍以前)
これから社会に出ようとする学生、現在働いている方、再就職を目指しておられる方等、様々な状況に置かれている全ての社会人の「セーフティネット」としての、「働く」に関わる知識・技能・教養の習得を支援するため、無料もしくは受講しやすい料金で各種講座・セミナーを開催するとともに、情報の提供を行っています。
●新しい地域コミュニティ形成の場としての役割
「学ぶ」という目的のために集まる各講座の受講生は、年齢も立場も経歴も様々です。また、学校や仕
事、結婚等により転居して来た方と、従来から地元で暮らしておられる方等が講座の受講をきっかけに、共に時間を過し言葉を交わすことによって仲間となり、人的ネットワークを得、様々な自主的なグループが派生するなど、ワーク・ライフ・バランスの実現に向けた新しい地域コミュニティ形成の「場」としての役割も担っています。
コメント
もっと見る