はじめに・ご挨拶
はじめまして、ななと申します。
現在は東京で夫(ゆうや)とベンガル猫のみとちゃんと暮らしています。みとちゃんは7月4日に我が家に迎えて、12月10日生まれの女の子です。
FIP発症の経緯と経過
みとちゃんがお家に来た当初から食欲があまりないのが心配でしたが、ペットショップの店長さん曰く大人食いなのだと伝えられ、そんなに心配しなくていいのかな…と思っていました。
また、足が少しふらついてる感じがあり、8月2日に地域の病院で脱臼と診断され手術が必要になるかもしれないと伝えられました。
FIPという病気も当初は知らず、ペットショップの保険についての項目で説明が書かれていたくらいでまさかみとちゃんがもうこの時点で発症していたとは全く考えていませんでした。。病気が分かったのは、手術を考えていた2日前の朝の容態が急変したからです。
8月6日
朝からぐったりしていていつもベットで一緒に寝て起きているのですが、その日は起き上がろうともしませんでした。
数日前からジャンプした際に登れずに落ちてしまうことが何度もあったり、歩いてる途中にバランスを崩したのか倒れてしまうこともありました。足の具合が悪くなっているのだと思い、朝すぐに2日後に手術を受ける予定だった二次診療動物病院へ連れて行きました。
先生はみとちゃんを見てすぐに「これは脱臼の症状ではありませんね…、脳に異常があるか、FIPの可能性もありますね。脱臼していたくらいでは普通に歩き回ったり、子猫ならなおさらもっと元気に動き回れるはずです」と言われ頭が真っ白になりました。その後すぐに血液検査をしてもらうことに。
結果が出るまではFIPのことで頭がいっぱいになり、検索してみると致死率99.9%と書いてあり…みとちゃんとはもう一緒に過ごせないの…?という思いと、もっと早く見てもらっていたら…あれ?おかしいなと感じた際にすぐに大きな病院に連れてあげていたら…と自分たちを責めていました。
診断の結果はすぐに分かるもので判断した限り、FIPの可能性が高いとのことでした。
なにか助かる方法がないのか、他にも罹っている猫ちゃんがいるのか伺った所、「MUTIANという未認可の薬がつい最近使われるようになり、とても効果の高い薬の様です」と。
みとちゃんの容態は持ってあと数日のところまで来ており、その日のうちにMUTIANを処方してもらえる病院を夫と探し、みとちゃんには負担がまたかかってしまうけど生きて欲しい…!という思いで急いで連れて行きました。
その病院でも診てもらった結果は、「腹水は溜まっておらず、脳に異常があるのかもしれないです。FIPかもしれませんが、そうでは無い可能性もあります。」とのことでした。
それでも私達はFIPであった場合、もう数日しか時間が残されていない中後悔したくなかったのでMUTIANを処方してもらう選択をしました。もう夜の19時頃で、帰る頃には遅くなってしまうのでその日は注射でMUTIANを投薬してもらいました。
獣医さんは、「FIPなら2〜3日で症状が改善してくるはずです。帰る頃には元気になった子もいますよ。」と仰り、その日は1週間分のMUTIANを頂きました。
8月7日
次の日の朝もみとちゃんはぐったりしていました。食欲もなく、やっぱりFIPではなくて脳の疾患なのか…?それともまだ効いていないだけなのか…どちらにしろこのままでは心配だったので、最初に診てもらった二次診療病院にその日も朝からいくことに。
体温が35度台で(先日も同じく)目も虚なまま、もう時間がないことをひしひしと感じる中でそれでも今できることを…と皮下点滴をしてもらい、ロイヤルカナンのクリティカルリキッドを購入しました。
帰宅後も食欲が全く無かったので、クリティカルリキッドをシリンジで給餌しました。どうか元気になって欲しい、みとちゃんが元気になった姿を見たい一心で…
夜は夫と一緒にMUTIANのカプセルを投薬しました。
その時の体重は1.6kgで、MUTIANを頂いた病院での診断ではみとちゃんはドライタイプの後期で2倍量のお薬とのことで350mg分投薬しました。
また、先日の血液抗体検査の結果を頂き、猫コロナウイルスの抗体値は非常に高かったものの、その変異形でるFIPの猫コロナウイルスは検出されませんでした。ドライタイプは腹水が溜まらず、それを直接検査することができないため検出されないこともありますが、MUTIANが効けばFIPでまず間違いないだろうとのことでした。
8月8日
あれ…?ちょっと元気になってる…??
まだ目は虚なものの、自分から歩こうと頑張っています。。!この時のみとちゃんは足がふらついて、よろけてしまったり転がってしまったりしていました。写真はよろけないよう後ろ足で踏ん張りながら、私の方へ来てくれようとしています。
先日MUTIANを1週間分頂いたのですが、投薬失敗により(今までは手からあげて二人でなんとか投薬することができていたのですが、投薬4日目でがっつり指を噛まれてしまい、薬もカプセルが破れてダメになってしまったこともあったので今回から投薬器を購入し、投薬を続けていくことにしました。 )週末には足りなくなってしまうので今日も病院へ…。MUTIANを処方して頂ける病院が他にもあったので、これからは通いやすいそちらで診てもらうことに。
みとちゃんが1日半うんちをしていなかった為(食事量が少なかったからではと。。)
下剤もいただいて、2日しなかったらあげてみようと思い、結果としてはお家に帰ったらうんちをしてくれたので使わずに済みました。
ご飯はまたクリティカルリキッドと、ウェットフードを細かくしたものを与えました。昨日よりも自分から食べようとしてくれたので、お皿に出してあげてみました。
次の診察の予定は8月15日で、FIPと判断できる項目の血液検査とエコーもしてもらうことになりました。
8月15日
この頃のみとちゃんは具合が良くないからか、粗相をしてしまうことが増えてきました。
当初は犬用のオムツを使用していましたが(近所のお店では猫用のオムツを取り扱っていなかった為)すぐ脱げてしまうので猫用のオムツ(みとちゃんはssサイズです…!)を購入して履かせてみました。
未だにうんちはトイレではしてくれずに、床にずるようにしてしまいます(みとちゃん自身でもお尻が痒いのか??びっくりしているような様子でしています)。これもFIPの影響なのか分からず…ですが、日々の経過を随時ご報告していきたいと思います。
食欲の方はかなり回復しており、お迎えした当初よりも倍くらいの量を自分から食べてくれています!歩行の方もよたよたはしていますが先週よりも随分長く倒れずに歩くことが出来るようになりました。
ジャンプはまだ出来ませんが、お布団に自分から近寄り、一緒に寝たいよ〜と言ってくれているようで毎日みとちゃんと寝ています!
MUTIANを投薬した日は夜も中々寝付けずにみとちゃんの手を握りながら明日もこのままみとちゃんの手が暖かいままでいるよう願っていました。それがここまで回復するとは…本当に効果があるお薬なのだと思いました。
この日の検査で、二次診療病院での血液検査の結果と比べて良くなっている項目があり、MUTIANの効果が確実に効いていることを確認することができました。
また、エコーでも腹水は確認できなかった為、お薬の量は今までのまま2倍量のMUTIANを投薬していくことになりました。
MUTIANの副作用で肝臓の数値が正常値より下がってしまうことがあるそうで、みとちゃんにも副作用が出てしまい、肝臓のお薬(ウルソデオキシコール)はMUTIANを飲ませる時とは違う時間帯に投薬することになり22日分を、MUTIANは1週間分を処方していただきました。体重は先週の時点で1.8kgちょっとになっていたので350mgから400mgに週の半ばで切り替え、このままいくと次回でお薬の量が増えそうです…!
次回はMUTIANを処方していただくため、また一週間後に病院の予約をとりました。
8月22日
経過としてはジャンプはまだできないものの、すっかり歩けるようになりました!
体重は予想していた通り2.1kgを超えていたので、MUTIANの量は400mgから450mgになりました。
MUTIANは2週間分の量を処方していただきました。
(9月以降の経過につきましてはさらに長くなってしまいますので活動報告にてお知らせいたします。)
(※「MUTIAN」は日本において動物医薬品として承認されていません。
みとちゃんの飼い主として、個人的な自己責任と判断のうえでみとちゃんにとって投与が必要と考えていますが、全てのFIPの猫に「MUTIAN」が有効であるという趣旨ではありません。)
ペット保険について
私たちはペット保険に加入しており、84日間与え続けなくてはいけない高額なMUTIANの費用を保険である程度賄えると思っておりました。MUTIANには保険は下りないと思うと獣医さんからは伝えられていましたが、保険会社には電話で確認を取っていたので下りるだろうと思っていたのです。電話に出た方の確認不足で保険適用外だったと保険会社から伝えられたのはつい最近の9月に入ってからのことでした。とても残念ですが、保険がおりるのは年間10日、1日最大2万5千円までのプランでMUTIAN以外の費用にはおりるので、それだけでも高額になる検査の費用などはこれで賄っていく予定です。
ペットショップからの返金について
ペットショップからみとちゃんをお迎えした時に、補償についてもお話し頂きました。
まず1番最初の診断としては膝蓋骨脱臼(後ろ足のお皿です)の症状で(3)を先に頂いていました。(生体代金の2割の見舞金)
その後、FIPと診断されたので(2)に該当し、生体代金の全額が戻ってくることになりました。これらの保険金(計30万円余り)は全額今までのみとちゃんの治療費に充てています。
9月に入り、今まではみとちゃんが良くなるよう、飼い主の責務として自分たちだけでがんばっていましたが、MUTIANの度重なる高額な支払いでついにクレジットカードも止まり始めてしまい、これから体重も増え続けるとするとさらに治療費が高額になり、これ以上治療を継続するのが難しい状況です。
このプロジェクトで実現したいこと
みとちゃんの治療を今後も続けFIPを頑張って治して、これから先もみとちゃんが元気で生きていけるよう、どうか少しでもご支援いただけら幸いです。
目標金額はみとちゃんの医療費から検査費用や診察料、補助的な医薬品、通院費等を除いた、MUTIAN費用(今後の予測含む)からペットショップの補償額を引いた額を元に設定致しました。
(9月25日までのMUTIAN費用) 835,360円 + (今後の予想MUTIAN費用) 261,360円 ー (ペットショップからの補償額) 303,336円 = 793,384円
みとちゃんのMUTIAN費用はドライタイプの後期ですので通常の2倍量になります。そして投薬量は体重に準じて増えていきます(食欲の回復による体重の増加はFIP完治の判断材料になりますので、良いことなのですが)。当初1.6kgだったみとちゃんの現在(9月25日時点)でなんと2.4kgに増えました…!
食事の量が圧倒的に増えてベンガルの柄もはっきりしてさらに可愛さを増していく一方…お薬の方は徐々に増えて、2.4kgを超えてからは500mgになりました。この後は2.6kgを超えると550mgになります。
現時点で10月10日までのお薬はもらっていますが、次の診察で投薬終了予定の10月28日まで残り18日分のお薬を一日あたり550mgでもらう予定です。この見込み費用は上記の通りMUTIANだけで236,880円になります。
10月24日の血液検査の結果でMUTIANの投薬を終了しても良いか相談することになります。ここまでは良い経過ですので無事投薬終了できるよう祈るような気持ちです。
みとちゃんの元気な姿を皆さんと一緒に見守って行けたら嬉しいです…!
資金の使い道
皆さまから頂いたご支援は全てみとちゃんのFIP治療費に充てさせて頂きます。
リターンについて
みとちゃんの写真入りグッズと、私が趣味で描いている絵を元に、リターンを考えています。
みとちゃんの使用写真は画質により変更になる場合がありますが、可愛い写真を厳選してお届け致します…!
【イラストボード・フェイスタオル・Tシャツ等】
最後に…
今回のことで、FIPのこと、体調の変化のこと、薬の飲ませ方、食事のこと、みとちゃんが通院時に意外と車が好きで車内で甘えてくれること…他にもたくさんの学びがありました。
今後もみとちゃんと長く一緒に過ごせるよう、日々のスキンシップや体調の変化にもっと気を遣っていかないとなぁと実感しました。
元気になってきたみとちゃんはあまえんぼさんでお部屋に1人にされるとにゃあにゃぁ鳴いて寂しがる一方で構うと手足にがぶがぶ、おもちゃでもたくさん遊んでくれる天真爛漫な姿も見せてくれます。
はじめは99.9%の致死率と言われ、先が見えない不安がありましたが今ではとても生き生きとみとちゃんが行動してくれて幸せです。
長文になりましたがここまで読んで頂き、ありがとうございます。
皆さまからのお気持ちを少しでも頂けたら幸いです。どうかよろしくお願い致します…!
なな&ゆうや
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、引き続きみとちゃんの治療計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見る大事な大事なご報告
2021/02/05 20:55こんばんは!先日の検査の結果のご報告です!!!!みとちゃん、血液検査の数値に問題が無いとのことで、寛解致しました!!、!今日はお祝いにラム肉を少しだけあげました(((o((*>ω<*)o)))!かわいいかわいい大事な家族としてずっと元気に一緒に過ごして行きたいです!皆さまには本当に本当にお世話になり、みとちゃんの元気になった姿と良いご報告をすることが出来ました…!関わって下さった全ての方に感謝しています。始めたばかりの頃、優しく接して下さった方が多く、心が救われたのを忘れません。私も少しずつですが、支援する側に回って繋いで行けたら良いなと思っています。本当にありがとうございました!Twitterや活動報告は今後も更新していきますので、よろしければご覧ください。 もっと見る
12月26日の2回目の経過検査について
2020/12/26 20:03こんばんは、ななです!今日は経過観察中の2回目の定期検査でした。前回より腎臓の数値が下がっていたので、腎臓は問題ないそうです!GLOBの数値とA/G比が前回と比べると微妙なところなのですが、先日の足を診て頂いた時のお薬も関係してるのかもしれないし、食欲と元気があれば大丈夫でしょうとのことでした。今日は尿検査もしてもらい、そちらも問題はありませんでした。今回もおしっこが溜まってはいるけど出ているなら大丈夫とのことで、おしっこを出しやすくするお薬は貰わずに様子を見ることになりました。次回1月末の検査で問題がなければ寛解になりますと言われておぉ~!と思わず二人で声が出ました...!みとちゃんが健康に過ごせるようにサポートしていきたいと思います! もっと見る
12月16日の診察結果とリターンの発送について
2020/12/21 22:37こんばんは、ななです。診察の結果のご報告が大変遅くなりすみません。。!足の具合が病院へ行く前の日曜日に少し変だな...と思ってもやもやしていたので、大変なことになっていたら怖いので病院へ行って診察をしてもらうことにしました。今通っている病院ではレントゲンを撮って診てもらったことがなかったのでレントゲンを撮ってもらい、写真を確認しましたが以前のように外れてはいなかった為安心することができました。(うんちがうっすら見えてて可愛い)また、食欲と元気もあるのでFIPの再発で神経症状が出ているわけでもなく、診断名としては外傷性跛行と診断され、痛み止めのお薬を貰いました。診断してもらい、一安心することができました(*´˘`*)!ご支援のリターンとしてマグカップとポストカードをお選び頂いた皆様へ本日梱包をして、明日発送しますので今週中にお届けできるかと思います。印刷も綺麗に仕上がっていたので楽しみにお待ち頂ければと思います! Tシャツ、フェイスタオルをリターンとしてお選び頂いた方への発送は1月を予定していますので、もう暫くお待ちください。お待たせしてしまい、すみません( ; ; )今後もみとちゃんのおてんばな姿を見守ってくださると嬉しいです!寒くなってきましたので風邪を引かないように暖かくしてお過ごし下さいね。ここまで読んで頂き、ありがとうございます(* ˘ ˘) もっと見る
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