ご支援、応援してくださった皆さま、ありがとうございます。
本日、12月2日(火)で投薬78日目になります。みーこは体重が3.1kgになりました。腹水が抜けて2kgまで減りましたが、その後順調に増え、触診で背骨のゴツゴツした感じも無くなりふっくらしています。避妊手術前にFIPを発症したため、現在、絶賛発情期中です。元気なのはとても嬉しいです。
クラファン終了から、間がずいぶんあいてしまいましてすみませんでした。
かかりつけ医での血液検査の結果をご報告させていただきます。11/5と11/26、2回分ございます。
いわゆるA/G値ですが、「0.6以下だとFIPの可能性が高く、FIPでなかったとしても再発の可能性が高い」と言われている値ですが、0.275→0.324→0.526→0.558と徐々に良くなっていますが、まだ目標値まで未達です。
グロブリン(Glb)の基準値も通常は4.5以下ですが、6.9→7.1→5.7→5.2とまだ高いです。
11/5に肝臓の数値が良くないのでウルソというお薬が2週間分処方されました。11/26の検査で改善が見られなかったので今回は処方されていません。
血液検査では劇的な回復、改善はみられません。自己判断ですが、このまま12/8に投薬が終われないかもしれません。でも、みーこはとっても元気にしています。熱は無し、毎日良い排便、ごはんもしっかり食べてよく遊んでいます。ウイルスが悪さをしないように、ストレスをかけないようにして、自己治癒力を高めるような生活が送れるように環境を整えてあげたいと思います。考えたくありませんが、再発の可能性があるとしても諦めずにみーこの生きる力を信じたいと思います。皆さまからあたたかいご支援、応援をたくさんして頂きました。最後の分まで薬を買うことができました。本当にありがとうございました。
クラウドファンディングを終えてから、いろんなことが分かってきました。私はFIPの猫達を救うためには、「未承認の海外薬の協力病院が増えることが最良である。」と考えておりました。でも、それはとても良いことではあるけれども最良ではないのかもしれないと思い始めています。
ムティアンの値段が一向に下がらないからです。「未承認薬だから高い。」と一概にいうのも違うのかなと思います。問題は日本国内において、FIPの治療薬がムティアン一択という現状(というか雰囲気)です。実際にムティアンは良いお薬です。みーこにとてもよく効いています。FIPの治療をするにあたってムティアンという選択をした方の多くは同じように感じていらっしゃることでしょう。
故に高額であることは致し方無い、それで諦める方も、私のようにクラウドファンディングで支援を募る方も、様々です。
でも、世界中を見渡して本当にムティアン一択なのでしょうか?中国は裕福になり、ペットブームで犬猫を飼う家庭もとても増えたと聞いています。FIPの猫もとても増えていると聞きました。そういう事情もあって、FIPに効くとされるGS441524というギリアド・サイエンス社が開発した抗ウイルス薬の成分と同じではないかと言われているムティアンが生まれたのではないかと思います。中国でとても需要があったということです。実際にはノーブランドのGS441524の薬が存在し、その価格はムティアンに比べると安価です。でも、安いものは紛い物だから使わないで、SNSを信用しないで、買わないでと警告をならす方もいます。私は全部が全部紛い物とは思えません。実際にムティアン以外のお薬で改善している猫ちゃんもいます。中国ではムティアンは高過ぎてノーブランド品の薬で治療している人が大勢いるのです。
私は世間を惑わそうとしているのではありません。
ムティアンは良いお薬なので、FIP罹患猫ちゃんを治したいなら是非選択肢の1つとして考えて頂きたい。あっという間に衰弱するので行動は1秒でも速い方が良いです。個人輸入を待っていたら手遅れになってしまうこともあります。
私は個人輸入より先に協力病院へ向かいましたが1番最初に発症した子は間に合いませんでした。それぐらい一刻を争う事態なのです。
そういう背景がムティアン一択という現状になっているわけですが、猫を飼っている方、これから猫を飼うご予定のある方にはFIPについていろいろな知識があったほうが緊急事態にすぐに行動にうつせると思います。協力病院ではなくても理解ある病院もあります。飼い主様に寄り添ってくれる獣医師はたくさんいます。
私も現在は地元の動物病院で経過観察をお願いしています。協力病院の先生も地元の動物病院の先生もとても親身になってくださって、とても信頼しています。
ムティアン以外の治療方法で闘病されている皆さま方とコンタクトを取りたいです。公にすると批判されたりという心配もありますので秘密に取らせてください。FIPに対して、最新の、いろんなアプローチの仕方があるということを知っているのと知らないのとでは全然違うと思います。
1年前とは事情が違ってきています。そして、1年後も大きく変化していくことでしょう。すべてのFIPの猫達が回復し、この世で幸せな時間を多くの飼い主さまと過ごせますように、願ってやみません。
またご報告させていただきます。よろしくお願いいたします。