今回お聞きするのは、
The Path Aheadのシーンですね。
ドラマチックなメロディに、
いつもうるっときます。
この曲は、1幕のフィナーレの曲です。
wordplayの物語をふたつに分けて、
そのひと区切りを歌う曲。
1幕は
この世界で冒険の旅に出て、
たくさんのアルファベットたちに出会います。
そして、お互いに力を合わせること尊さを知る。
また次の2幕からは
1幕を踏まえ、新たなストーリーが始まります。
音楽の綺麗なこの曲は、
1幕のラストにぴったりだと思います。
ありがとうございます。
実際に上演をする際には
ここで休憩をはさむので、
お客さまが心に余韻を残しながらも
2幕に向けてリフレッシュできるように、
ということも意識しました。
感情なインパクトが強いもの、かつ
柔らかく綺麗な曲に。
そこから後半につなげられれば、
と思っていました。
そうですね。
はじめの方の「♪Dark Outside」は暗、
この「♪The Path Ahead」は明、ですね。
そうそう。
劇中でキャストが歌っているときの
バックグラウンドのイラストでも、
光が差し込んでいますよね。
「♪Dark Outside」では
お互いを知らず、避けていたから
世界は暗かった。
しかし、今では
お互いに理解し
それぞれの良いところを見つけ合っている。
暗かった世界が
気づけば明るく 輝いたものになっている。
それが表現できれば、と思って制作しました。
歌詞もとても素敵だと思うのですが
特にこだわった部分などありますか?
そうですね。
例えば、
“The turn of a page”という言葉。
これは そのまま訳すと“ページを開く”ですよね。
しかし英語のことわざで
“新しい何かを始める”
という意味でも使います。
やったことないことを始めるときに
「I'm going to turn of a page.」みたいな。
wordplayは文字たちが生きる世界。
ページを開くことで出会えるのが、文字です。
だから、
“ページを開く”
“新しい未来を拓く”
このふたつの意味を歌詞に取り入れました。
へえ~!
それを知って聞くと、さらに楽しいですね。
あとは“We are writing the future”という部分も、
“making”ではなく“writing(=書く)”を使いました。
未来を作る、ではなく 未来を描く。
文字の世界にちなんで
僕なりの言葉遊びも取り入れています。
次回もお楽しみに★