2020/10/24 13:41

ここまで無観客試合で短い2020シーズン序盤を終えた関西学生アメリカンフットボールリーグ。

観客は入れることができないのですか?
応援団は入れないのですか?

そんな質問を良く頂きます。

主会場となる王子スタジアム、そしてエキスポフラッシュフィールドは会場の間口も狭く、また複数のチームが試合を行う環境下では人の密度を下げる為には人数の多いこの競技、両会場の控室は狭く、安全を確保する為にはどうしてもスタンドでの着替えを余儀なくされます。また現在はベンチエリアを選手60人と制限をしていることもあり控え選手はスタンドでのスタンバイをする事になっていて、お客様と関係者の安全なるプロトコールが確保出来ません。

またお客さんを入れるとなると連盟員を始めとしたスタッフの数も増やさなければならなくなり、さらに安全の確保が難しくなります。リーグとしてはあくまで最後まで試合会場で感染者を出さずに全てのシーズンゲームを全うする事がとても大事である事をご理解頂ければ幸いです。

そんな特別な2020シーズン。

お客様、選手や関係者そしてメディアの皆様にもご協力頂き、報道の数も制限をして、試合会場の密度を減らして開催をしている中、たった1試合ですが有観客での開催を目指しているDiv1の決勝が行われる万博陸上競技場に下見に行ってまいりました。

お客さん導線をしっかりと確保して、両チームの選手の着替えのスペースも余裕を持って確保出来る、今年唯一の試合会場です。

お客さんをどのように迎え入れるのか、どのようにチケットを配券するのか、プロモーター様や会場とも相談して段取りを始めています。

ただそれまでの試合において感染者が出れば試合の開催は非常に難しくなる可能性もあります。
各大学、チームを始めとした皆さんでシーズン最後まで感染を出さぬように完璧なオペレーションを施し、例え1試合でも有観客で試合を開催出来るように。そして1月9日まで続く異例のシーズン、最後まで全てのチームが試合を全う出来るように。

何卒皆様のご協力を引き続きよろしくお願いします。