この猫は、隣の空き家に置いてけぼりにされていた猫のうちの一匹です。
昨日はこの子の定期健診に行ってきました。
再診料 800円
内服薬 8,600円
消費税 940円
合計 10,340円
Twitterでこの子の家族の別の一匹の動画をあげております。
保護当時、合計で6匹いましたが、うち3匹が猫パルボウィルスに感染。
全員が感染していなかった事は不幸中の幸いでしたが、猫パルボウィルスは非常に感染力が高く、また特効薬もありません。
下痢や嘔吐に対してひどくならないように、体調管理の徹底をする、そして治るまで輸血をするしかありません。
闘病生活もすでに5年たちました。今ではそこまでひどくはありませんが、まだ隔離生活中です。
保護時には、一度に3匹を隔離できる環境を整えることができず、2人の友人に協力を依頼し、病気について十分に説明した上でそれぞれ1匹ずつ猫パルボウィルスの子を引き取ることにしました。
そのため、私のところには感染していない残りの3匹と猫パルボウィルスに感染している1匹が残り、お世話を続けています。それぞれの友人に引き取られたうちの1匹は闘病生活2年ほどで残念なことになってしまいました。
ただ、もう一人のところに引き取られた子と、私が引き取った子はまだ元気に頑張ってくれています。
一日中一緒にいることができない日もあるため、寂しい思いをさせているかもしれません。
猫パルボウィルスはワクチン接種が一番効果的な対策方法となります。
ワクチンを打っていても100%防げるわけではありませんが、産まれて2か月ほどでワクチン接種をするのがよいと思います。
この猫のお世話をした後は、次亜塩素酸の消毒をし、服も着替えて自宅へ帰らないと感染してしまうほど本当に感染力は絶大です。
猫から人に感染することはありませんが、潜伏期間もあるため、闘病生活には根気が必要です。
泣きながら、毎日何度も嘔吐や下痢の掃除をして、本当にあきらめてしまうかと思ったこともあります。はじめは入院や退院を繰り返していました。
突然、置いてけぼりにされて、一緒にいた猫とも離れ離れになっても、隔離されている小屋に行くと一生懸命近づいてきて、お膝の上に乗ってきます。
いつか、みんなと元気に走り回って遊べる日が来ることを祈っています。
みなさん必ずワクチン接種をしましょう。
ご支援、応援よろしくお願いいたします。