昨日、約1か月間のクラウドファンディングが終了いたしました。
木のお茶を売った分だけ植林をするプロジェクトにご支援・ご協力いただいた皆様に心より感謝申し上げます。
私は高校生の時に台風災害で被災するまで、自分の地域のどこで土砂災害が起こるのか、浸水した時にどういう対応をとればよいのか、まったく知りませんでした。恥ずかしながら興味すらありませんでした。
防災というものは、日本という災害の多い国に住む私たちにとって、とても重要なものです。しかし、その重要性を伝えることは大変難しいと感じます。経験してみなければ分からない部分も多いです。
また、森林や林業を通して「災害リスクを減らす」ということも大変難しいことだと感じています。自然を相手にするものですから、人が簡単にどうこうできるものでもありません。
ただ、難しいからといって、その課題に目を向けないというのは違うのではないでしょうか。どんなに小さなことでも、解決のためにアクションを起こしていく。そうして小さな力が積み重なれば、少しずつ課題を解決する糸口が見えてくるものだと思うのです。これは防災も林業も、森林保全もすべてに言えることだと思います。
私たちは、森林・林業を通して、土砂災害リスクを減らし、一人でも多くの命を救いたいと思っています。簡単なことではありませんが、この一歩一歩の積み重ねで助かる命があると信じています。今回木のお茶を購入していただいた数だけ、和歌山の森林に植林をすることを通して、皆様と一緒に、よりよい未来をつくっていけることが大変嬉しく、また、皆様の防災・森林・林業に対する想いを、今回のクラウドファンディングを通じて知ることができたことはとても価値あることだと感じております。
改めて、この活動に共感し、ご協力いただいたすべての皆様に御礼申し上げます。皆様からの応援を糧に今後とも、ビジョン達成に向け走ってまいります。
最後になりますが、植林は令和3年度中、商品発送は4月中を予定しております。茶繋木は皆様の一日が、豊かでリラックスしたものになるよう、心を込めて作りました。ぜひゆったりとした贅沢な時間をお過ごしください。その中で少しだけ、木という素材や森、その先にある環境や防災にまで想いを馳せていただけると幸いです。