2020/11/18 19:30

先週の11月11日11時のプロジェクトスタートから今日で1週間を迎えることができました。順調なスタートはノムさんを、南海ホークスを、野球を愛する支援者の皆様方のお力のおかげだと心より感謝しております。来年1月11日のクラウドファンディング終了まで、実行委員会メンバーも精一杯頑張ってまいる所存ですので、ご支援、ご協力いただきますよう宜しくお願い致します。

さて今回の報告では、返礼品の一つ「オリジナルバット」に関するノムさんならではのエピソードがサンケイスポーツWebページ「SANSPO.COM」に掲載されましたので、抜粋して紹介したいと思います。


 寄付への多彩な返礼品の中で、早くも「予定数終了」となったのが、野村さんが愛した名言の一つ、「希望に起き 努力に生き 感謝に眠る」が刻まれたバットと知り、なるほどと思った。 2009年11月7日。野村さんは日本ハムー巨人を評論するため、札幌にいた。球場に向かう前、ホテルの喫茶室で野村さんと打ち合わせをしていると、小学生が「サインをお願いします!」と、頭を下げてきた。

 公共の場でサインや握手をなかなかしなかった野村さんだが、野球帽をかぶった少年は別。愛用の筆ペンで添えたのが「希望に起き、努力に生き、感謝に眠る」。優しい目で「言葉の意味をよく考えて、頑張るんだよ」と語りかけた。

 野村さんは、相手の年齢や職業に応じて、揮毫の言葉を選ぶ。日蓮宗の教えともいう「希望に起き、努力に生き、感謝に眠る」は主に子供向け。テスト生として南海に拾われ、「いつかスター選手に」と希望に目を輝かせ、遊ぶ暇もなくバットを振りこみ、明日も野球ができることに感謝した日々。功成り名を遂げた後に知ったこの言葉こそ、野村克也の原点を表していたから、揮毫に選んだのだろう。そして、彼が人生を学んだ言葉は、私たちを今も励まし続けてくれている。


普段からノムさんに接していた記者だからこその記事だと思います。今後もノムさんのエピソードを皆様にお伝えしたいと思いますので、楽しみにお待ちください。