今日はスポンサーをテーマにお話しさせていただきます。その中でも1番大きな所属スポンサーのお話です。私は女子マラソンの可能性を広げるために、選手自身が価値を持つことで資金援助を断たれた状況でも女子ランナーが今の時代らしくありのままの自分で挑戦できる環境を整えたいと思い今活動しています。要は「自分でも活動費を稼げるようきなるぞー!おッー!」ということです。自分で稼いで、そんな私に価値を感じてもらいスポンサーさんを獲得する。自分とスポンサーさんのハイブリッド。最終的には私をロールモデルにして同じように女子ランナーが活躍できる環境を作りたいというのが目標です。ここからが今日のメインです。実は昨年秋から所属スポンサー候補として水面下で話を進めていた企業さんより先週お断りの連絡をもらいました。話がスタートしてから数ヶ月間という時間もかかり、直接やりとりをしてくれたエージェントさんの話から不安と同じぐらい期待もしていました。しかし新年早々超ド級のバッドニュースが飛び込み、心底落ち込み涙も止まりませんでした。ただ、時間の経過と共に私の目的は所属先やスポンサーを獲得することではなく、感動を呼ぶ走りを届けるというゴールであって、所属やスポンサーはそのための手段。現状コロナ禍で所属先など見つけるのは難しくハードルは高くなりますが、改めてこのゴールへの思いが私の立ち返る場所だなと実感しました。恐らくこの道を選んだランナー、そしてこれから選ぶランナーは皆この壁にぶつかってしまうと想います。夢や目標を達成するための手段であるスポンサー獲得がいつの間にか最優先事項となってしまってゴールが霞んでしまわないようにまずは私が挑戦していきます。このクラウドファウンディングもその活動の一つです。そして自分で稼げるようになるために会社を立ち上げるなど少しずつですが準備を始めています。引き続き千葉陸協=無所属として大会に出場しますが応援よろしくお願いします!
9月にフリーとなってからの私の活動や思いを取材していただき、朝日新聞デジタルに記事が掲載されました。取材していただいた堀川さんとは、初マラソンとなった2014年の横浜国際女子マラソンで出会い(当時は選手と大会事務局の方という関係)、それ以降ベルリンマラソンなど国内外問わず取材をしていただいています。スポーツの世界なので活躍すれば集まるメディアの方の数も増え、そうでなければ一気に減ってしまうという華やかでありシビアな状況をどちらも経験してきました。大会直前の選手村などでは取材中に他の選手が通りかかれば何人かはそちらに移動するといったドラマでよく見るシーンもどちらの立場でも経験しました。ただやっぱり苦しいときでも気にかけてくださるメディアの方々には本当にいつも勇気づけれますし今後も結果にかかわらず岩出の考えていることを聞きたいと思ってもらえる存在になりたいと毎回思います。そのためには結果を求めることは当然として、私自身が描くストーリーに信頼と価値を感じてもらえるよう今やっている活動を大きなものにしていきたいと思います。記事はこちら⇒トップランナー岩出が支援募集 プロ活動の開拓者を目指す