2020/12/09 12:07

みなさまこんにちは。

「壊れても直して使える ”サステナブルな器”のブランドを立ち上げたい!」
プロジェクトオーナーの渡辺敦子です。

長らくの友人でもある、写真家の中川正子さんから、クラウドファンディングへの応援コメントをいただきました!

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かぐれ時代から知るあっちゃん。美しいものをこよなく愛し、それがひとであれモノであれ、ご縁をひとつずつ丁寧に大切にしてきた彼女が始めたこの取り組み、とても素敵だなと思います。焼き物が土に還らないこと、今回初めて知りました。陶芸家さんの仕事場に積まれていた多くの欠片はそういうことだったのか。

サステナブルって言葉が広く知られるようになった今、さて、どうしたらよいのだろう。そんなふうに考えることも増えました。ものを大切に使い続けるこころ、は必須だと思います。できるところから始めていけたらと。


わたし自身も趣味で金継ぎをしています。粉々に砕けちった時のかなしみが、ひとつひとつ継ぐことにより新しい魅力として蘇る様子がたまらなく好きです。傷や欠損がほかにはない唯一の美に変わるというのは、長く生きていく上でメタファーとして勇気ももらっちゃいます。天然素材を使うために、乾燥などの経過に時間が正しくかかるところも、ついどこまでも急ぎすぎてしまう現代の時の流れとは違い、好ましく思います。

Zenであたらしく命を吹き込まれた器たち、そしてそれらがずっと循環していく仕組み、とっても楽しみにしています。

中川正子


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正子さんは、岡山を拠点にしながら各地を飛びまわって活躍されている写真家さん。忙しい合間にも家事や子育てを楽しみ、どこにいても正子ちゃんらしく暮らしを満喫している姿が眩しい彼女。金継ぎを趣味でしているなんて、初めて知りました。忙しい時間の流れに、逆行するような金継ぎの時間はメディテーションのよう、とも話してくれました。

正子さん、メッセージありがとうございました!


中川正子 
横浜生まれ。津田塾大学在学中、カリフォルニアに留学。写真と出合う。自然な表情をとらえたポートレート、光る日々のスライス、美しいランドスケープを得意とする。写真展を定期的に行い、雑誌、広告 、アーティスト写真、書籍など多ジャンルで活動中。2011年3月に岡山に拠点を移す。全国及び海外を旅する日々。2017年に『ダレオド』(BOOK MARUTE/Pilgrim)を上梓。台湾を皮切りに、全国で展覧会とフェアを展開する。2019年にはWONDER FULL LIFE より『Rippling』を発表。fua accessoryとのコラボレーションで短編「モキク」をリリース。エッセイも多数。

写真集はほかに「新世界」(PLANCTON刊)『IMMIGRANTS』(Octavus刊)などがある。

https://masakonakagawa.com/