2020/11/03 22:22

2020年9月13日、ありがたいことに協力病院で診察を受けることができました。

血液検査の結果、HCT11.6と正常範囲の1/3にも満たない極度の貧血。本来であれば輸血が必要なレベルだと言われました。

WBCもかなり上昇していました。

総ビリルビン2.3と高値で、やはり眼球や耳の中、口内に黄疸が出ていました。尿の色が濃いのもこのせいでした。

前日の検査結果よりも悪化していました。

アルブミン2.8、グロブリン8.2。A/G比0.3でほぼFIPで間違いないだろうと診断されました。

腹部エコーでは、この日の朝はみられなかった腹水が溜まり始めていました。

腹水が溜まっているにも関わらず、体重は3.1キロと前日から0.3キロも減。

体温は39.8℃と高熱でした。

腹水を認め、貧血がかなり重度であることからウェット型後期と告げられました。

のちに結果が出た遺伝子検査で、FIPと確定しました。

いつ亡くなってもおかしくない状況と言われ、現実を突きつけられました。

以下のように日本未認可薬MUTIANの説明を受けました。

・MUTIANは国内未認可であるため保険が適用されず、非常に高額である

 (猫の体重にもよるが、薬代のみで100万円以上)

・ウェット型後期では最大50%程度の再発が報告されており、予後が悪いといわれている

・昨年開発された薬であるため、まだ2年以上のデータがない

・猫、飼い主の双方にとてもストレスがかかる


私たちは84日間のMUTIAN投薬を決断しました。